神奈川県でアルファード10系の中古車を探しているあなた。
万が一故障があったり、事故を起こしたり、何かあった時すぐ相談できるように、できれば地元神奈川の販売店で購入したい!
だけど、ネットで「神奈川 ●●(店舗名) クレーム」などで検索すると酷評だらけ。
「買ったらトラブルに巻き込まれたりしない?」
「もしも、買ったアルファードが実は粗悪車とわかったらどうしたら良い?」
「そもそも買う前に見分ける手段はないの?」
「優良店はどのお店?」
不安や疑問がたくさんあると思います。
そこで今回は神奈川県内のアルファードを取り扱っているお店の傾向と購入の際の注意点を分かり易く解説します。
また、今回は、アルファードは「初代」「2代目」「3代目現行型」とありますが、価格が安い分、より粗悪車率が高い初代アルファード(10系)にスポットを当ててお話を進めたいと思います。
アルファード(初代・10系)
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神奈川県全体でアルファード10系は79台!(県別台数全国8位)
(2017年7月12日現在グーネット掲載分)(アルファードV・アルファードG合わせて)
取り扱っている店舗所在地は下地図の通り。
●は取扱店舗。
●の中にある「8」「3」「2」などの数字は、その店舗で取り扱っているアルファードの台数を表す。
数字無しはその店舗にアルファードは1台しかない事を表す。
厚木市 | 19台 |
横浜市 | 16台 |
相模原市 | 15台 |
川崎市 | 8台 |
秦野市 | 4台 |
横須賀市 | 3台 |
海老名市 | 3台 |
藤沢市 | 3台 |
寒川町 | 2台 |
小田原市 | 1台 |
葉山町 | 1台 |
座間市 | 1台 |
大和市 | 1台 |
南足柄市 | 1台 |
伊勢原市 | 1台 |
神奈川県合計 | 79台 |
1位 | 北海道 | 233台 |
2位 | 埼玉県 | 204台 |
3位 | 千葉県 | 127台 |
8位 | 神奈川県 | 79台 |
全国合計 | 1889台 |
分布図を観ると神奈川県内で取り扱っている販売店は相模原・厚木付近に集中している事がわかる。
2017年7月12日のデータとなりますが、神奈川県内で中古車を扱う約941店舗全体の動向であるため、数ヶ月で突然大きく変わる事は少ないと言えます。
さらにアルファード10系と言っても状態が粗悪な激安車もあれば、状態の良い適正価格のモノから仕入れミスなどで高額設定になってしまったモノまで、価格帯はバラバラとなりますので50万円単位で区切って分布表にしました。
0円~50万円 | 33台 |
50万円~100万円 | 37台 |
100万円~150万円 | 8台 |
150万円~200万円 | 1台 |
200万円以上 | 0台 |
人口の多い都市部では必ず「悪徳中古車屋」が存在する!
県別犯罪発生率ランキングをネット検索すると、人口密度が高い大都市とその周辺県が上位を独占する。
神奈川だけが犯罪多発地域ではないが、人口密度の高さとそれに伴う犯罪率の高さは日本有数である。
そして、残念ながら中古車業界はただでさえ悪徳商法を行う悪い人間が多い業界と言える。
そんな、「ただでさえ悪い人間が多い当業界」で、さらに「エリア自体の犯罪発生率が高い」とどんな悪行が横行するのか?
実際に2ちゃんねるやヤフー知恵袋等の書き込みからどんな事例があるのか検証してみたい。
神奈川県内の悪徳中古車屋は実際にどんな事を仕掛けてくるのか?
筆者が気になった事のひとつは「>>ポリマーコート・ルームクリーニングをやると言ってやっていなかった」という点。
この感じならば、ポリマーやルームクリーニングだけでなく整備もされていないと考えたほうが妥当だろう。
素人目でも「ルームクリーニング」なら、したのか、していないのか、はまだわかると思いますが、整備・ポリマーは「やりましたよっ」と突っぱねられてしまえばわかりにくい部分。
こういった被害に遭わないためには必ず展示されているクルマの状態をよく観る事が重要です。
汚かったり、動くべきパーツが動かなかったり(壊れたナビなども含む)、エンジンが掛からないなんてのはもってのほか。
また「髪の毛だらけの汎用品マット」は恐らく解体予定車などに入っていた使い古されたマットを簡単に掃除機かけしたものではないかと考えられる。
こういった細かい部品なども、契約前にきちんとした状態のモノが設置されている事を確認したい。
(ベストはこのような完全な状態で展示していない在庫車ばかり置いている店では買わない事!)
また、中古車に詳しくない人がハズレを引かず「安心して乗り続けられる状態の良い中古車」を買うベストな手段は「ID車両」を選ぶ事です。
ID車両とは何か?詳しくは後述しますが「日本自動車鑑定協会」が発行した「鑑定書」が付いた中古車を「ID車両」と言います。
その鑑定書には「事故歴」などはもちろん「外装の光沢状態」や「欠品パーツ」などの細かい事も詳しく明記される。
「中古車って大丈夫なのかな・・・」「安い車は、品質も低くないかな・・・」「なにかトラブルがあったら、どうしよう・・・」そのような気持ちになられたことがある方は、ぜひお客様インタビューをお読みください。
購入するにあたって、不安だったことや躊躇したこと、決め手になったこと、買って良か ったこと、など、実際のリアルなユーザーの気持ちを知ることができます。当店で買う必要はありません。ご相談だけでもOKです。あなたの車選びのお役に立てば幸いです。
その他、2ちゃんねるの書き込みで興味深い内容がいくつかあったので下記に引用したい。
どれも神奈川県内の中古車販売店の話題である。
オトリ広告・実際の在庫車は5台ほど・詐欺・因縁つける・ローンを組んで契約金を入れても昨日売れたと言う
存在しないクルマで手付金を徴収し、他のクルマを勧める際にキャンセルしにくい状況にするという悪徳手口。
タメ口・諸費用ボッタクリ・即決迫る・社長はオークション会場で事故車コーナーをあさる・地元の人間は手を出さない店・事故車告知せず販売・裁判準備者多数?
友達でもない人間に非敬語を使われるのはとても不愉快だと思います。
「店員の態度」は「販売店の性格」を表します。
事故歴を隠して売りつける、人に嘘をついても平然としていられる「性格」は、契約から納車、さらには納車後のアフターケア全ての事柄がその悪質な「性格」の元で考え行動、対応されます。
壊れたクルマを遠くに陸送、クレームを伝えると、「店では確かに正常でした」と言い張るらしい。
陸送(トレーラーで運ぶ)をしている最中に突然壊れるという事はほぼありえません。
初めから揉める事覚悟の「補償無し現状販売」を盾にした悪質手口。
・・・・と色々ありましたが、「神奈川でアルファード買うのちょっと怖いよ」と思ってしまったかもしれません。
ではどうしたら良いのか?・・・・
神奈川県でアルファード10系の中古を買うなら、安心できる中古車の3大基準「鑑定書付き車両(ID車両)」「きちんとした保証」「しっかりした整備」をチェックすべき!
- 鑑定書付き車両のことをID車両と言う。
- 中古車販売店とは直接関係のない「NPO法人JAAA日本自動車鑑定協会」に所属するクルマ鑑定のプロが第三者目線で中古車のコンディションを評価し、その内容を詳細に記した「鑑定書」が発行されたクルマをID車両という!
- 参考記事▶ID車両はクルマに詳しくない人でも安心して購入出来る画期的なシステム
- きちんとした保証とは?
- 「保証期間は納車後1ヶ月・走行距離は1千キロまで」・・・しかも「保証対象部品はまず壊れる事がないエンジン内部の部品のみ」、という有って無いような無意味な保証にも関わらず「当店は安心の保証付き販売!」と詐欺・・・まではいきませんが引っ掛け行為を行う中古車販売店は多く存在します。
また内容はきちんとしていても、販売店が遠くにあって、万が一自走できない故障があった場合にレッカー代が有料になってしまう保証や、自社保証の為、なんだかんだ理由をつけ販売店が出し渋る場合などもあるので注意が必要です。
「きちんとした保証」であるかどうか、判断する目安として、保証期間は1年以上・走行距離は無制限・ベストは保証を専門に扱う保証会社と提携した全国で受けられる保証である事、その3点を確認しましょう。
それら3点を満たした「きちんとした保証」を全車に標準的に付ける店舗を筆者は強く推奨したい。
- しっかりした整備とは?
- 「整備」と一概に述べても、ただエンジンオイルを換えるだけの作業も「整備」と言いますし、法律で定められた安全に関する全およそ90項目(ブレーキ・冷却装置・駆動系部品など)の点検箇所を全て点検、不具合のあるものは交換整備する「24ヶ月点検」も「整備」と言います。
筆者個人的には最低でも納車前に「24ヶ月点検」と同様の内容の整備が無条件で行われる中古車販売店を強く推奨したい。
下記はミニバンの車検費用に付いて書いた記事ですが、24ヶ月点検に付いて詳しく書いた内容がありますのでよくわからない人はご参照下さい。
参考記事▶24ヶ月点検とは
✅神奈川県内全79台中「鑑定書付き車両(ID車両)」でさらに「きちんとした保証」が付いたアルファード10系は僅か4台のみ!
上述の通り、クルマ自体が粗悪で、なおかつ初めから行うつもりもない整備やルームクリーニングを付けると嘘をつく悪質な中古車屋は多いため、「ID車両」は絶対必須項目として考えたい。
「ID車両」を絞り込んでみると半分以下の31台になった。
さらにその31台の鑑定書付き車両(ID車両)中「きちんとした保証」が付いているのは僅か4台のみとなる!(内2台同じ業者様の在庫車の為、販売店の数で言うなら3社のみ!)
さらにこの4台(3社)の内、納車前に法定整備24ヶ月点検を行うのは3台(2社)のみ!
納車前の整備は最低でも「24ヶ月点検」と同等の整備内容が徹底されている事が最も望ましく、ユーザーが安心して長く乗れる事に繋がると言えます。
内一社は車検を取らないとならない在庫車に関しては24ヶ月点検を行うが、車検残がある在庫車は12ヶ月点検となる。
もう一社は一律24ヶ月点検を行う内容となる。
つまり「ID車両」で「きちんとした保証」が付き、なおかつ全車に「24ヶ月点検以上の整備」を行うのは一社のみとなる。
但し、24ヶ月点検整備は主に走行上安全に関わる部品の点検整備のみとなり、例えば、走行上の安全には関係ない快適装備であるエアコンやパワースライドドアの点検整備は行われません。
ユーザー目線で考えるなら、それら快適装備の点検整備も行われるのがベストだと思います。
「中古車っていったって最近までちゃんと走っていたクルマでしょ?整備なんか必要ないよ。」と言う人もいると思います。
しかし、
「最近クルマ調子悪いしもう乗り換えようかなぁ」
「エンジン変な音するけどもう買い換えるから直す必要ないだろう」
そういう理由でクルマを買い換える人は多くおります。
中古車とは「以前に知らない誰かが使っていたモノで、なおかつどんな使われかたをしていたかも不明な高額商品」です。
次のオーナーが安心して長く乗り続ける為に、点検によって不具合を発見し、整備によって正常な状態に戻さなければなりません。
下記は上記の神奈川県のその店舗様の内容ではありませんが、「ベストな整備内容」の見本としてご覧頂きたい。
「24ヵ月点検」+エアコン等の「快適装備も点検整備」をきっちり行う安心で安全な、当社の豊富なアルファード在庫情報もご参考までにご覧ください。
アルファード10系の中古車を神奈川県で買う場合、4つの注意点
①潮風や海水で下回りがサビでボロボロのアルファードに注意
都会の海として有名な神奈川県
海沿いの街に住む人はその脅威をご存知だとは思ういますが、潮風の金属に対する腐食性は想像以上です。
古いアルファードほど、手入れがされなくなり、神奈川県在住ユーザーのアルファード(他の車種も同様)には下回りが錆びているモノが多く、神奈川県内の中古車オークションで出品されるアルファードも同様にそういったモノが多くなってしまう。
「下回りが錆びてると何か問題があるの?」「見えない所なんだから別に錆びててもいいんだけど」と思うかもしれません。
確かに、少々の錆くらいは問題ありませんが、酷い錆や腐食まで進行しているものは絶対に避けるべきです。
フレームの鉄板が錆で薄くなったり穴が空いたりしてしまっていれば「車体剛性」が弱くなってしまい、走行中に掛かる振動やカーブ時の捻れ(ねじれ)等によって、最終的には事故歴無しなのにフレームが歪んでいるなんて事にもなり兼ねません。
さらに足回り(サスペンション)類のアームがサビ腐食によって折れることや、ブレーキキャリパーが錆るとブレーキ制動力が落ちたりブレーキを引きずってしまったりと、走行上、危険な状態になることもありますので注意が必要です。
- ワンポイント・クルマの車体剛性って何?
- クルマは走行中、特にカーブや急発進、急ブレーキ時に車体全体(フレーム)が捻れ(ねじれ)、それに対し応力(物体に外力が加わった時それに応じて抵抗する力)によって元に戻る、を繰り返す。
つまり、極端な話、車体全体が曲げても靭やかに元に戻る竹のように、しなりながら走るイメージである。
しかし、例えばその竹に切れ目を入れてしまった場合、しならずに折れてしまうイメージして頂くと、如何にフレームの状態が大切であるかがお分かり頂けるだろう。
その強度を「車体剛性」と言う!
②大事故車を雑に直した激安車に注意!
例えば前が少し潰れている状態で自走しているクルマをたまに路上で見かけると思いますが、そのクルマがその状態で他のクルマと一緒に普通に走っているのなら今後も走行上はほぼ問題ない軽度の事故歴と言えます。
しかし、タイヤやエンジンの位置がずれてしまう程の大きな衝突があったクルマは、そのクルマが買えるほどの金額をかけて直さないと今後、安全に走行する事は難しくなります。
写真はアルファード10系です。
前輪が正常の位置よりも30cm以上後ろにずれ、さらにエンジンはどこに行ってしまったのか?と思うほど本来エンジンがある場所が潰れて無くなっております。
このような大事故修復車は中古車オークションでマトモな状態のアルファードに比べ半値以下で落札できます。
それを悪徳中古車販売が落札、仕入れ、超激安価格でグーネット(Goo-net)やカーセンサーにも記載。
安さに惹かれて来店した客に「事故歴有りのクルマですが、とても軽度のものです。だからとてもお値打価格なんですよ。」と嘘を付き売りつけます。
このような大事故歴車を安価で雑に直したクルマは「真っ直ぐ走らないかもしれない」と想像するのは容易い事だと思います。
大事故車のデメリットはそれだけではありません。
エンジンの位置がずれる程の衝突事故では、エンジンが壊れるのはもちろん、エンジンの熱を冷やす「ラジエーター」や、電気を作り出す「オルタネーター」などエンジン周辺にある重要部品も、事故の際に大きな衝撃を受け破損している場合がほとんどですが、上述でもご説明した通り、きちんと直すとそれなりのコストが掛かってしまうので雑に直されます。
フレームが歪んでいるため、指定の位置にパーツを取り付けてもきちんと付かない!
本来は圧着しなければならないパーツとパーツの間に隙間がある!
しかし・・・これ以上コストもかけられないし、このままでいいや・・・
そんな雑な修理が原因で頻繁に故障が起こります。
安さだけを追い求めた結果、納車後、修理預かりばかりで買ったクルマにほとんど乗ることが出来ないという実例も多くあります。
2017年現在、アルファード10系は直してまで売るには価値が低すぎて、利益が出ないため、現在写真のような状態になれば間違いなく解体されます。
しかし価値があった頃に大事故を起こし(雑に)直されたアルファード10系は、現在でも中古車市場に流通しております。
中古車業界に関わった人なら見抜けるかもしれませんが、そうではない人に事故歴を見抜くのはまず不可能でしょう。
ただ、そんな一般の人でも、唯一、確実に事故歴に関しての間違いない情報を得る手段が「鑑定書付き車両(ID車両)」を選ぶ事!なのです。
関連記事▶アルファードの中古車価格のからくりとは?
③30万kmオーバーの走行距離改ざん激安車に注意!
2017年現在、数十年前と比べクルマの性能が格段に上がったのと同時に耐久性も上がりました。
それにより一昔前は「10万kmを超えたクルマは寿命を迎えた」なんて言われておりましたが、現在は20万kmくらいまで乗り続ける人も少なくないと言えます。
筆者の主観ですが、2017年現在は、「20万km」が一昔前の「10万km」に相当する寿命なのではないかと感じます。
さすがに30万kmを超えたアルファードは、全ての部品が30万km走った分の稼働劣化や振動などによるダメージを負ってます。
これらに「壊れず長く使う事」を期待する事などできるでしょうか。
このような全体が寿命を超えたアルファード(中古車全般)は納車後のトラブルが多いので真面目な中古車販売店は商品車にしません。
激安車を求めるユーザーを取り込みたい悪質中古車店は、商品車を出来る限り激安で仕入れようとします。
しかし、中古車オークションで、状態の良いアルファードは競り合うライバル店が多すぎて、どうしても高値になってしまいます。
なんとか激安で仕入れたい。さてどうするか?・・・・普通の中古車販売店ならまず手を付けない30万キロ超え車を狙って仕入れをするのです。
ただし、そのまま店頭に並べても、ユーザーは「よくわからないけど30万km超えなんてイメージ的にヤバイ感じがする!」と敬遠するでしょう。
そこで悪質中古車店は、このような30万km超え車の走行距離を改ざんし、低走行車として販売します。
関連記事▶「中古車の走行距離」信じて良いのか?改ざんの手口と対策方法とは。
一般の人達にそれを見抜くのはほぼ不可能です。
では、このような走行改ざん車を騙されて買わされないようにするにはどうしたら良いか?
繰り返しになりますが、「ID車両」を選ぶ事です。
ID車両の鑑定書には正確な実走行距離が記載されております。
④諸費用が高く、車両本体が安い設定が多い傾向
中古車は、例えばただ料金を払うだけで購入できる家電などとは違い、料金以外に名義を変更する手続きをしたり、公道を走れるようにするため車検を受けたり、など色々と面倒な手続きがあります。
名義変更や車検にも費用は掛かりますので、車両代と一緒に販売店に払うのが一般的とされております。
これらの車両本体代・名義変更手続き費用・車検費用・整備費用・ルームクリーニング費用・外装ポリマーコート費用など様々な「費用」がありますが、どこに利益を乗せるかは中古車販売店それぞれで異なります。
神奈川のような中古車販売店の数が多いエリアでは需要よりも供給のほうが過多になる場合がほとんどで、店舗視点では「販売激戦区」になります。
そしてほとんどの中古車販売店が「集客手段」としてグーネット(Goo-net)やカーセンサーのような大型ポータルサイトに依存します。
そのポータルサイトで何百台とライバル店の在庫車が表示される中、如何に目立たせるか?と考えた時、ユーザーのほとんどはまず「安い順」に並べ替える事がとても多いため、出来る限り「車両本体価格」は安くする必要があります。
(ここでは少々余談ですが、安い順に並べ替えて価格だけ追い求めるとほぼ確実に粗悪車を引く法則がありますので注意が必要です。詳しくは下記の関連記事をお読み下さい。関連記事▶「安い順並べ替える事。それは粗悪車順に並べ替えている事と同じ。」)
その為、神奈川県のほとんどの中古車販売店は車両代にはほとんど利益を乗せず、整備代や登録費用、その他ルームクリーニング・ポリマー代などに利益を乗せる事が多くなります。
結果、車両代はとても安いのに諸費用がとても高くなり、ユーザーによっては「引っ掛けられた!」と感じる人も少なくないようです。
一般的に諸費用の原価は
税金などの法定費用 | 6万円~9万円 |
24ヶ月点検整備 | 5万円~10万円 |
エアコンや電動スライドドアなどの快適装備の整備 | 5万円~10万円 |
外装ポリマー加工 | 5千円~3万円 |
ルームクリーニング | 5千円~3万円 |
登録代行人件費 | 2千円~1万円 |
とざっくりとした概算ですがだいたいこんな感じです。
上述の通り、中古車は「壊れかかっているので手放す」元オーナーや「もうすぐ買い替えだからと消耗品を放置する」元オーナーはとても多いので、仕入れたクルマに整備をきちんと行うと結構な金額が掛かる場合が多くあります。
そのため、しっかりした整備・ルームクリーニング・外装ポリマー等をきちんと行う中古車販売店の諸費用で20万~30万円くらいの諸費用が、内容も充実していて金額的にも良心的と言って良いでしょう。
(中には費用だけ取って何もしない悪徳業者も多いので注意!)
これにユーザーの好みでさらにグレードの高い保証を付けたり、追加のオプション品を付けたりなどでもう少し高くなる場合もありますが、それらを除いて、40万円を超えてしまう諸費用は少々高すぎると考えて良いと思います。
重要なのは、まず「ID車両」であり鑑定書を観ると状態の良さが保証されていて、それに納車前「しっかりした整備」が行われ、なおかつ納車後も「きちんとした保証」が付いている状態でのトータルの金額がいくらであるか?を考える事です。
A店は「仕入れは厳選、状態の悪いものは仕入れない」、さらに「ID車両」「きちんとした保証」「しっかりした整備」「ルームクリーニング」「ポリマー加工」が付いた「お客様満足度の高い店」
B店は「オークション仕入れ時クルマの下見は時間が掛かるのでやらない」。そして仕入れたままの「現状販売」。「整備無し」「ルームクリーニングも無し」「ポリマー加工など外装の仕上げも無し」「保証も一切なし」当然「ID車両でもない」、「激安だけを求めた店」
年式・走行距離・グレードや装備もほぼ同じクルマがA店B店それぞれにあった場合、当然B店のほうが本来やるべき整備など何も行われていないので価格が安くなります。
これら2社を価格だけで比較し、安いほうを選ぶユーザーは少なくありません。
何度も言いますが中古車とは「以前に知らない誰かがどんな使いかたをしていたか不明な高額商品」です。
数ヶ月後に故障が相次ぎ修理代がかさんで最終的にはA店で買ったほうが安く済んだという話は珍しくありません。
高すぎる諸費用も問題ですが、安すぎる諸費用も何かあると考えて間違いないでしょう。
適正価格で適正な内容が施される諸費用の店を選びましょう。
神奈川県に住んでいる人は圏央道を使えばおよそ1時間で神奈川の2倍以上!県別在庫数2位埼玉県の中古車販売店に行ける!
例えばアルファード10系限定で中古車を探しているなら「できれば同じアルファードを何台か乗り比べたい!」・・・そう思うでしょう。
試乗しても、他のアルファードと比べないと、余程悪い症状が出ているなら話は別ですが、それが調子良いのか悪いのかわからない事もあります。
それを実現するには複数台のアルファードの在庫車がある店舗に出向かないとなりません。
上表でもある通り神奈川県から圏央道でアクセスの良い埼玉県の県別在庫数は、神奈川の2倍以上にもなります。
1店舗で5~6台のアルファードを展示してある販売店もいくつか存在します。
寒川南インターから入間インターまで距離にしておよそ64km。
時速64kmで走り続ければ1時間で到着する距離です。
但し!埼玉県でも神奈川同様「激安車」に用心深く注意する必要がある!
これは別記事の「群馬県に住むあなたが最高のエリシオン中古車を手に入れる方法。」でもお話した内容です。
とても大切な事ですが、筆者は「在庫数が多い中から一番安いモノを選ぶ」とは決して言いません。
何故なら「激安車」=「粗悪車」である場合がほとんどである為。
参考記事▶【最安値の中古車】重要項目を削除して価格が下がった事を「最安値」とは言わない!「価値相応」になっているだけ!
「走行距離改ざんされたクルマ」や「乗員死亡の大事故車を直したクルマ」が中古車市場に出回っているのは決して都市伝説ではありません。
現実に起こっている事なのです。
埼玉に出向く場合・地元で買う場合・どちらにしても決め手になるのは「鑑定書付き車両(ID車両)」「きちんとした保証」「しっかりした整備」
これも別記事の「群馬県に住むあなたが最高のエリシオン中古車を手に入れる方法。」でもお話した内容です。
とても重要なので当記事にもそのままコピーして貼り付けました。
「中古車」とは以前に知らない誰かがどんなふうに使っていたか全く不明な高額商品です。
「調子悪いからそろそろクルマ買い換えようかなぁ~」「もうすぐ乗り換える予定だし調子悪いけど修理する必要なんかないよな」・・・クルマを手放す時「調子が悪いから手放す前オーナー」が大勢おります。
それを「中古って言ったってちょっと前まで誰かが普通に乗っていたクルマでしょ?そう簡単に壊れるわけないよ。」
「だから整備なんかしなくていいよ。保証もいらない。その分、安くしてよ。」
本当にそれで良いのでしょうか?
激安である事・・・そればかり求めるユーザーがあまりに多いので、それらをカモにしようと初めから経費を掛けない「保証無し整備無し現状販売」を徹底する業者が多くおります。
「整備をする」と言って何もしない、「保証がある」と言って期間は納車後1ヶ月以内・距離は1000kmまで・対象箇所はエンジン内部のシリンダーの破損のみ・・・という何の意味もない保証が付く、悪徳中古車屋も多く存在します。
また、「中古車」とは、全国の中古車販売店のほとんどが中古車オークションから仕入れてきますが、その際、状態の良いクルマは人気があり、多くの業者同士で競り合いになるので安値で落札が決まることは滅多にありません。
つまり、状態が良ければ良いほどエンドユーザーに売られる金額も高くなります。
逆に粗悪であれば粗悪であるほど安値で取引され、店頭に並ぶ時も粗悪なモノ程「激安車」となります。
どこよりも激安で販売したい悪徳中古車屋は、まともな業者なら見向きもしない「内外装がボロボロでエンジン不調車」「下廻りが錆腐食でボロボロの車」「死亡者が出たレベルの大事故歴修復車」をすすんで仕入れます。
「当店はどこよりも激安です。何故なら他の業者は見向きもしないような粗悪車を狙って入札するので競り合いにならないんです。だから安いんです。」こんなふうに正直なキャッチコピーを掲げるならまだマシです。
しかし、そんな事を言ってしまえば誰も見向きもしないのは明白ですよね。
今、あなたも「そんなクルマ絶対買いたくない!」そう思ったのではないでしょうか?
そんな事は誰でも予想が付きます。
だから「当店はどこよりも激安です。もちろんクルマも良いクルマばかりです。何故こんなに安いのか?それは少しでも多くの人に当店を知って頂きたい、だからできるだけたくさんの販売をこなしたいと思っています。そのためには薄利多売で取引を行う必要があり、利ざやを稼ごうとは思っていないんです。問題がある商品なので特別に安いわけではありません。」と悪徳中古車屋は嘘を付きます。
同じようなスペックのクルマが他店と比べ20万円安かった。しかし購入後すぐに壊れて修理代が30万円にもなった・・・・。
珍しい話ではありません。
だからこそまず「日本自動車鑑定協会」が鑑定した「鑑定書付き車両(ID車両)」である事。
さらにその「鑑定書付き車両(ID車両)」に「しっかりした整備」が行われ、さらに納車後も保証会社と提携した手厚い「きちんとした保証」が付いている事。
クルマに詳しくない人程、安全に安心して中古車に乗るにはとても重要だと筆者は思います。
まとめ
- 悪い口コミが多い神奈川でアルファードを買う場合は「激安車」(粗悪車)に注意する必要がある。
- 神奈川県全体でアルファード在庫数はおよそ80台。
- 内、鑑定書付きの車両「ID車両」はおよそ40%。
- さらにそのID車両に「きちんとした保証」と「しっかりした整備」が付くものは神奈川県全体で僅か1台となる。
- ほとんどが「保証無し」(あっても保証期間が短く対象箇所も極限られた部品のみ)で、さらに納車前の整備やルームクリーニングを行わない「現状販売」が多い。
- 神奈川県から圏央道を使えばおよそ1時間で県別在庫車数全国2位の埼玉県に行ける。
- 一店舗で全車「ID車両」「きちんとした保証」「しっかりした整備」の条件を満たしたアルファードを5台以上所有する店舗もある。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました