みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、格安ミニバン中古車専門店、ラインアップの菊池です。
人気の5ナンバーミニバンであるHONDAステップワゴンですが、つい先日の2016年4月に5代目となる新型が発売されました。
気になる価格は「スパーダ」のグレードで2,725,000円~3,081,400円となっております。
これにオプション費用や税金・登録などの諸費用をプラスすると乗出し価格は300万円をゆうに超えます。
「出来る事なら新車に乗りたいけど300万円オーバーはちょっとキツイよなぁ…」という方も多いのではないでしょうか?
実際に当店に中古のステップワゴンを見に来られたお客さんも同じようなことをおっしゃっていました。
「本当は新車に乗りたいんだけどね…今はちょっとお金が無いから中古でガマンしなきゃと思ってね。でも中古だからといって古いのは嫌なんだよね。見た目もそうだし故障も心配だしね。」
気持ちはすごーく分かります。予算との妥協のしどころが大切ですもんね。
このお客さんの話をよくよく聞いていくと、新車で300万円オーバーは無理だけれども、5年落ち5万km以内の中古で乗出価格200万円位で探しているとのこと。
確かに見た目もまだ新しめですし、5年落ちで走行距離も5万km以内であれば故障する確率も低いといえ、中古車の中では非常に状態の良いものが乗れます。
しかも新車よりも100万円は安く買えますから賢い車選びの選択肢のひとつと言えます。
ですが、『リセーリバリュー』と『年間コスト』の点から考えた時、実際どうなのかを分かりやすく説明したいと思います。
まず、リセールバリューとは?
‘一度購入したものを販売する際の再販価値のこと’
要するに、下取価格のことを言います。
では実際に新車・中古車のステップワゴンスパーダを購入した場合に5年後の下取り価格はそれぞれどうなるのか?
■新車 ステップワゴンスパーダ
新車購入価格(コミコミ)320万円
↓
5年後 下取価格120万円 *年間1万km走行、5年間で5万km走行で計算
5年間で実際にかかる金額は、新車購入価格320万円-下取価格120万円=200万円
年間40万円かかる計算となる。
■中古車 ステップワゴンスパーダ(平成23年式・5万km走行)
中古購入価格(コミコミ)200万円
↓
5年後 下取価格20万円 *年間1万km走行、売却時はトータル10万km
5年間で実際にかかる金額は、中古購入価格200万円-下取価格20万円=180万円
年間36万円かかる計算となる。
上記2つを比べてみると、ほぼ変わらないのが分かると思います。
「えーっ!!だったら新車の方が断然いいよね!」と思う方が多いのではないでしょうか?
この2つの比較であれば、私も間違いなく新車をお勧めします。
なぜならば、5年間乗った際の年間コストがほぼ同じであれば、気持ちよく新車に乗るべきですし、メカニズムや安全性も向上しており、故障リスクも低く、新車保証も付いているからです。間違いありません。
この比較は意外と盲点で、知らない方が多いのではないでしょうか?
「でも、新車より安いのはわかるけど、200万円も300万円も出せないよ…」という方もいらっしゃると思います。
では最後にもう一例ご紹介します。
■中古車 ステップワゴンスパーダS(平成18年式・10万km走行)
中古購入価格(コミコミ)100万円
↓
5年後 下取価格0円 *年間1万km走行、売却時はトータル15万km
5年間で実際にかかる金額は、中古購入価格100万円-下取価格0円=100万円
年間20万円かかる計算となる。
関連記事▶【ステップワゴン・スパーダS・RG系】発売期間が短い希少車ながら、未だ根強い人気の理由とは?
いかがでしょうか?
新車よりも、5年落ちの中古車よりも、10年落ちの中古車を購入した方が断然安く済むのがお分かり頂けるでしょうか。
「でも、型も古いし、故障が多かったら逆に高くついちゃうんじゃないの?」こういった意見もあると思いますし、その通りだと思います。
仮に5年間乗る中でトータル10万円の修理代がかかったとします。
それでも新車よりも、5年落ちの中古車よりも断然安く済みます。さらに言えば、シッカリとした手厚い保証が付いている販売店から購入していれば修理費用も極力0円で済むケースも多いです。
小さなお子さんがいるファミリー層の方でステップワゴンをはじめとしたミニバンを探している。でも予算の都合で出来るだけ出費は抑えたいといったご家族の方。
コストパフォーマンスといった観点から見た場合、5年落ちの中古車を200万円出して買うのは非常にもったいないと言え、それならば思い切って新車購入へ!と言いたいところですが、
現実的に支払い面など考慮した場合、10年落ちの中古車をコミコミ100万円以内で購入し、最低でも3年~5年は乗るのが最もコストパフォーマンスが高い賢い買い物と言えます。
ただし、安い中古車になればなるほど車自体の程度の良し悪しと、故障した際のシッカリとした充実した保証、この2つを押さえておく必要があり、販売店選びが大切になってくると言えます。つまり、「納車前のしっかりとした整備・第3者機関が発行する客観的な鑑定書・故障の多い中古車でも使える手厚い保証」です。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。