みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、ミニバン・ワンボックスカー専門店、ラインアップ代表の菊池です。
HONDAが誇る高級ビッグミニバン、エリシオンはミニバン特有のゴツゴツした硬い乗り味ではなく、足回りやシート形状・生地から一新、居住性と乗り心地を重視し快適にクルージング出来る、他には無いミニバンとして平成16年に誕生しました。
残念なことに平成22年でオデッセイと統合しエリシオンは廃盤となりましたが、中古車市場では未だ人気が絶えず、ご家族連れのユーザーから根強い人気があります。
エリシオンを中古車で探すと沢山あるのでどれにしようか迷ってしまうと思うのですが、お客さんから「前期型と後期型はどう違うの?」といった質問が時々ありますので本日はエリシオンの前期と後期の違いを写真付きで分かり易く解説したいと思います。
前期型と後期型とでは外観の違いや価格も大きく変わってきますので、「年式が1年違うだけなのにどうしてこんなに価格が高くなってしまうのだろう…」そんな疑問もあると思います。平成18年式と平成19年式だと前期後期の切り替わりになるのでこうした事も起こります。
ぜひお読み頂きエリシオン選びにお役立て頂ければ嬉しく思います。
◆エリシオン、全体の外観
前期後期の外観写真ですが、平成16年~平成18年までが前期型、平成18年12月~平成22年までが後期型となります。正直エリシオンは前期後期の区別が判別しづらい車種と言え、中古車業界の人間でもパッと違いを答えられる人は少ないはずです。ですので、ここからはパーツごとに違いを解説していきます。
◆ヘッドライトの形状とグリルとの隙間
後期型はヘッドライトとグリルの隙間がほぼ無いのに対して前期型はハッキリと離れています。
◆グリルデザイン・エンブレム位置
前期はグリルがボンネットフードとバンパーの分離タイプになっているが、後期は一体型、またホンダエンブレムの位置も変更されている。
◆フロントスポイラー大型化、フォグランプデザインの変更
フロントバンパーコーナー部のスポイラーを大型化。フォグランプが楕円形でやや小型化されている。
◆バックドアガーニッシュを新設
後期型からテールレンズの間を繋ぐバックドアガーニッシュを新設。
◆ブラック内装色を追加
前期型の多くがキャメル(ベージュ)・グレーの内装色だったが、後期型(中期型)よりブラック内装色が追加される。
以上がエリシオンの前期後期を見分ける外観や内装色の代表的なものになりますのでぜひ参考にしてください。
これ以外にも、後期型から大型センターコンソールがオプションで追加されたり、2列目シートが独立したキャプテンシートの設定もあります。
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中古車市場では平成16年式~平成18年式のいわゆる前期型の数が圧倒的に多く、平成19年式~の後期型の数は極めて少ない現状となっており、価格もグッと高くなる傾向です。
ただ、前期後期で装備面では大きな変更はないので、よほどデザインのこだわりが強くないのであれば、安価な前期型を選ぶのも賢い買い方と言えます。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。