みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町のミニバン専門店、ラインアップ代表の菊池です。
ファミリーユーザーに人気のある日産セレナハイウェイスター、広い室内空間とエアロを装着した外観もカッコいいと好評。
「同じセレナハイウェイスターでも前期型と後期型あるけどどう違うの?」
予算の都合で50万円~100万円くらいで探しているとこんな疑問が多く聞かれます。
そこで今回は日産セレナハイウェイスター(CC25型)の前期と後期の違いを分かり易く解説したいと思います。
加えて、気になる「中古車相場の違い」や「中古車を買う際の注意点」などもお伝えするのでぜひお読み頂きお役立てください。
ズバリ!セレナハイウェイスター(CC25)前期・後期はこう違う!
販売期間 | |
前期型 | H18年6月~H19年12月 |
後期型 | H19年12月~H22年11月 |
まずは全体の雰囲気を見てみましょう。
関連記事▶セレナハイウェイスター(CC25型)どんな車なのか詳しく知りたい!
外観全体
パッと見た感じでは前期も後期もどこが違うのか分かり難いですよね。ではもっと詳しく見ていきましょう!
フロントグリル
フロントグリルは前期・後期ともメッキの横四本バーで変わりないが、デザインが若干変更されている。
フロントバンパー・フォグランプ
フロントエアロバンパーの形状が前期型の角ばった直線的なデザインから後期型は流線形へと変更、フォグランプのデザインも前期型が四角い淵の中に丸いメッキの縁取りデザインに対して、後期型はバンパーの面にフラットに組み込まれたデザインへと変更されている。
ヘッドライト
セレナハイウェイスターの前期・後期の違いの最大の特徴の一つがヘッドライトのデザインの違いと言える。前期型のフラットな四角いライト形状に対して後期型は吊り上がったデザイン。
さらに、ウィンカーターンランプが前期型の外側位置から後期型は内側へと変更されている。
リア外観
リアバンパーやテールレンズに変更は無し。前期型にはリアスポイラーが後付けの大型タイプもある。
一列目・二列目のヘッドレスト
一列目・二列目のヘッドレストの大きさが前期型よりも後期型の方が大きくなっている。また形状も変わっている。
メーターパネル
メーターパネル形状とメーター内の表示方法やデザインが大きく変わっている。前期型は薄いシャンパンゴールド色のパネルで縁取りされた形状。それに対し、後期型はグレーと黒を基調に一体感のあるパネル枠デザイン。さらに、メーター発光色の違いも。後期型のメーターパネル中央部に「ファインビジョン」と呼ぶ燃費計なども付いた。
エンジン始動時からメーター発光までを動画撮影したので、動画を見ると前期と後期の違いが分かり易いと思います。
<動画>セレナハイウェイスター前期型 エンジン始動
(注)前期は自発光ではありません。途中からライトONしています。
<動画>セレナハイウェイスター後期型 エンジン始動
画像と動画でセレナハイウェイスター(CC25)前期型と後期型の違いが分かったのではないでしょうか?
「やっぱり後期型の方が見た目もカッコいいよね!」そんな声が聞こえてきそうです。
セレナに限らず前期と後期があれば当然、後期型の方が年式も新しいですし目新しさを感じ惹かれるのは当然だと思います。
「でも、後期型になると価格もだいぶ高くなるんでしょ?」
そうなんです。後期型になると前期型と比べ価格はどうしても高くなります。
では、実際にどの位、価格が変わるのかご説明したいと思います。
セレナハイウェイスター(CC25)前期・後期の相場
中古車相場(ボリュームゾーン) | |
前期型 | 30万円~90万円 |
後期型 | 60万円~120万円 |
2017年10月現在、分かり易くざっくりとセレナハイウェイスター(CC5)の中古車相場、ボリュームゾーンと呼ばれる販売車が集中している価格帯を見てみると、前期型と後期型では平均30万円の価格差があります。
前期・後期とも基本的な装備はほぼ同等と考えると迷うところだと思います。
価格の安さをとるか、見た目の新しさをとるか、
予算的に厳しいのであれば無理して後期型を選ぶのではなく、前期型で程度の良い物件を選りすぐるのも一つの手ではないでしょうか?
家族みんなで遠出をしたり移動中楽しく過ごすためのミニバンだからこそ、ゆとりある購入計画を立て、余剰資金は家族のために使う。そんなゆとりが欲しいところですよね。
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セレナハイウェイスター/中古車を選ぶ際に注意すべき3つのポイント
1.パワースライドドアの有無をシッカリと確認
イメージ的に、標準装備で全車にパワースライドドアが付いているイメージがありますが、実際には、この型のセレナハイウェイスターには前期・後期ともに、パワースライドドアが左右とも一切付いていないものも多くあります。
- パワースライド一切無し
- 左側のみパワースライドドア
- 左右パワースライドドア
この3パターンがあるので、価格が安いセレナハイウェイスターは特に注意が必要で必ず確認するようにしましょう。
2.電動格納式ドアミラーの作動不良に注意
前期・後期ともに意外と多いのが電動格納式ドアミラーの開閉不良。中古部品を使用した場合でも、工賃含めて片側2万円~3万円は交換費用がかかります。
故障したまま現状で販売している中古車屋も多く存在しますので、購入の際は必ず動作確認を行いましょう。
3.移動式の肘掛けの前後スライド具合をチェック
CC25型のセレナならではの装備の一つに「移動式肘掛け」というとっても便利な機能があります。
運転席と助手席の間から2列目シート中央まで自在にスライドすることで、2列目シート中央から移動式肘掛けを外せば左右独立したキャプテンシート仕様になり、また、2列目シート中央に移動式肘掛けをくっ付ければベンチシートとなりフルフラットシートも容易に可能です。
とても便利な移動式肘掛けですが、床面のレールにゴミが多く挟まっていたりすると前後にスライドさせる時に動きが渋くなかなか動かない事もありますので、選ぶ際には必ず前後にスライドさせ動作確認をするようにしましょう。
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まとめ
セレナハイウェイスター(CC5)前期・後期の違いは見た目の新しさでは後期型に惹かれるものの、中古車相場の価格面では平均30万円ほど価格差があるので、予算的に余裕があるのであれば迷わず後期型を選ぶべきと言えますが、予算的に厳しい場合は無理せず前期型を選ぶ方が良いでしょう。
なぜならば、セレナハイウェイスター(CC25)前期・後期とも装備面や内装に関して言えば、ほとんど変わらないので機能的には同等に近いと言えるからです。
最後に、中古車を選ぶ際には上記でも書いた通り、相場より格安なセレナハイウェイスターにはパワースライドドアが左右とも一切付いていないものも多く出回っており、悪徳中古車販売店では、『両側スライドドア!』や『PWスライドドア!』など、あたかもパワースライドドアが付いている様なダマシの表記や表現をすることもあるのでパワースライドドアの装備が必須なァミリーユーザーは注意が必要です。
*『PWスライドドア!』とは、PW=パワーウィンドウ(ガラス窓の開閉のこと)要するに、パワーウィンドウが付いているスライドドアという表記で、間違ってはいないが、パワースライドドアを想起させる表現でもあり、グレーなやり方と言える。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。