みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、コミコミ80万円以下の「ミニバン中古車専門店ラインアップ」代表の菊池です。
「今乗っている車は2列目の使い勝手が悪くて不便、ベビーカーの置き場に困る・・」
「室内が狭くて子供たちの乗り降りが大変だけど大きなサイズのミニバンは運転できそうにないし・・」
「コンパクトサイズのミニバンでも、2列目シートから3列目シートへ自由に行き来できるウォークスルーがあればいいなぁ」
などと思ったことはありませんか?
そんな方にオススメできるのがマツダ プレマシーに採用された『カラクリシート』です。
参考:平成17年式 マツダ プレマシー20S(CREW型)
全長:4555mm 全幅:1745mm 全高:1615mm 7人乗り
プレマシーならではの「カラクリシート」は、今乗っている車の2列目の実用性がない、スペースが狭い、というお悩みを解決するのにピッタリな車です。
そこで本日は、2列目のスペースが広く取れて、様々な使い方ができるコンパクトミニバン、プレマシーの「カラクリシート」について詳しく解説していきたいと思います。
ライバル車で使い勝手重視の『トヨタ アイシス』との比較もしますのでぜひお役立てください。
プレマシー・カラクリシートとは
初代プレマシーは、5ナンバーサイズで3列シートの7人乗りのロールーフステーションワゴンというコンセプトで発売されましたが、このサイズで7人乗りとなると、2列目と3列目の空きスペースはほとんど無くなります。
マツダは、このユーザーの悩みを「6+One(シックスプラスワン)」という“新コンセプト”でフルモデルチェンジをして売り出したのが今回ご紹介する2代目モデルのプレマシーとなります。
この”新コンセプト“は、基本的に6人乗り、いざというときに隠されたシート「カラクリ7thシート」を登場させて、7人乗りにできるというアイデアを取りました。もちろん、シートベルトも2列目座面から出てくるので、”安全に”お使いいただけます。
毎回7人乗ることが少ないといったユーザーの意見を取り入れて、マツダは1席分をスペースとして有効活用できる「カラクリシート」を設計したのです。
普段は、「キャプテンシートのセンターテーブルとして」「折り畳んでウォークスルーや荷物置き場として」としても便利に使えます。
他にもカラクリシートの使い道として考えられるのは、「子供を窓際の席に座らせるのは不安…」とママが思った際に、真ん中の席にお子様を乗せていれば安心ではないでしょうか?もちろんチャイルドシートも使えます。
まさに、小さなお子様がいる家庭に合ったコンセプトのミニバンと言えます。
実際にカラクリシートを動かしてどのようなシートアレンジができるのか、操作方法を動画で詳しく解説しましたのでご覧ください。
プレマシーのシートアレンジ別に解説
こいこからはプレマシーのシートをアレンジ別に紹介していきます。
7名乗車時
もしもの時の7人目の座席になります。シートベルト付きで安全性が確保され、小さなお子様であれば無理なく座ることができます。おむつ交換台としても丁度良い座面の高さです。
センターコンソールボックス・テーブル
キャプテンシートの普段使いの際に大活躍します。ドリンクホルダー付きセンターテーブルのみの状態ですが、ここからさらにアレンジできます。
肘掛け部分を下ろして下段のテーブルとダブルでも使えます。もし、下のボックスはいらないなと感じたら、
上側の肘掛け部分のみで使うことも可能です。上段下段と好みの高さで使い分けることができるのも嬉しい機能ですよね。
センターコンソールボックス・テーブルのアレンジ
写真左は標準の使用方法です。ドリンクを置いたり、モノを置いたりできます。四隅の切り込みはレジ袋などを引っ掛けることが可能です。
でも、このくらいのテーブルでは落ちてしまう少し大きな荷物を置きたいなと思ったら、テーブル部分のふたを外すと中の収納スペースが出てきます。レジ袋などを入れて、ごみ袋としても使えます。
ウォークスルー
2列目から3列目まで自由に行き来できるウォークスルーはとっても便利。大きな荷物置き場として使えます。
カラクリシート収納方法
中央の小さめの座面は助手席側シート座面下に収納できるカラクリとなっています。
手順は簡単。まずは、写真左、2列目座面から紐が出てきているので、そこを引っ張って上げます。カラクリシートの座面を横に倒すと中に収まるようにスペースがあります。
カラクリシート・実際の使い道
ここで実際にカラクリシートがどんなシーンで役に立つのか?具体的な使い方をご紹介させていただきます。
ベビーカー置き場として
ウォークスルーにして、そこのスペースに立てるようにして置きます。
このサイズのコンパクトミニバンですと、ベビーカーを積むスペースが狭く、わざわざ3列目後ろに積まなければなりません。
お子様を車から降ろす際、毎回リアハッチを開けてベビーカーを取り出すのは少し面倒ではないでしょうか?
少しでも目を離すことが命の危険に直結する年頃のお子様は、最初にママがベビーカーを持って車の外に出て、お子様を降ろす方が安全に乗り降りできるのではないでしょうか。
そして、3列目の後ろのスペースは旅行バッグなどの荷物置き場として広々と使えます。
チャイルドシート置き場として
チャイルドシートを実際に置いてみました。
両サイドは少し狭く感じそうに見えますが、実際に座るとあまり窮屈には感じませんでした。
窓際にお子様を座らせるのが不安な方はこの置き方が一番安全だと思います。
窓際にチャイルドシートを置いた場合
両サイドにお子様を乗せて、真ん中にママが座っても良いでしょう。
シートベルトはありますが、ヘッドレストは付いていないので短距離向きです。
お子様のおむつ交換台として
おむつ交換などお子様の面倒を見たい時に、カラクリシートの少し高い座面が丁度良く使えます。
3列目シートへの乗降り
2列目シートを前方スライドさせるとスライドドアの切れ込みが大きく、シートも前にしっかり倒れるので間口も広く3列目シートへの乗降りも楽にできます。
ライバル車「トヨタ アイシス」との比較
マツダ・プレマシーのライバル車と言えば、トヨタ・アイシスがあげられます。
ほぼ同サイズの全長・全幅のコンパクトミニバンのアイシスの2列目シートの使い勝手も解説したいと思います。
ベンチシート採用のアイシス
アイシスは2列目中央部の通り抜けが出来ないので2列目中央部はシートとしてのみ使用できます。そのため、荷物はシートの上に置くという選択肢になります。
プレマシーよりも全幅が狭いアイシスですが意外と広く感じる室内空間となっていて中央部のシートにもヘッドレストが付いているのが特徴です。そのため、大人の方が2列目中央部に乗るならアイシスの方が快適に乗車できます。
アイシスについては、アイシスの中古車/他車との比較や購入時の注意点を分かり易く解説。の記事で詳しく解説していますので参考にして頂ければと思います。
まとめ
今回はプレマシーのカラクリシート(2列目シート)について解説させて頂きましたが、プレマシーが向いている方は
- 2列目シートをウォークスルーとしても使いたい
- ベンチシート・キャプテンシートも両方使いたい
- 多機能な2列目センターコンソールボックスが欲しい
- 2列目付近にベビーカーを積みたい
こういった方には最適だといえます。
まとめますと、普段使わないものは隠しておくという考えによるスペース確保と、実用性に富んで様々なシートアレンジができるのがプレマシーのカラクリシート。
コンパクトサイズの3列シートミニバンでこれだけのシートアレンジが可能な車は他には無く、プレマシーは子育てママの強い味方になってくれるミニバンであること間違いなしです!
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
この記事があなたの車選びに少しでもお役に立てばうれしいです。