みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、コミコミ80万円以下の「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
突然ですが、あなたは、エスティマ50系は、エンジンオイルがどんどん減ることがあるのをご存知ですか?
「えっ!エスティマってトヨタの車だし、エンジンオイルが減るような不具合なんてそうそうないでしょ!」と、たしかに思いますよね。
でも、実際に、トヨタがリコールでは無いにしても、新車時から9年間、エンジンオイル消費について保証延長しています。
下記トヨタホームページで、エンジンオイルの異常消費について説明しています。
平成17年から平成26年に生産したエスティマなどの一部車両につきまして、下記内容の修理(無料)を実施させていただくことに致しました。
中低速域から停止直前までブレーキを踏まずに減速するような運転をされますと、吸気管および燃焼室内の負圧が高い状態で保持されるため、エンジンオイルが燃焼室まで吸い上げられてオイル消費量が増えることがあります。
当該現象が発生し修理をご用命の場合、下記の通り無料にて修理対応致します。【 無料修理対応期間 】新車を登録した日から9年以内
簡単に説明すると、エンジン内部の欠陥によって、走っているとエンジンオイルがどんどん減っていってしまう。ということなんです。
平成17年~平成26年の2AZ(2400cc)搭載エンジンが対象で、具体的には、3,000km~5,000kmくらい走行すると、エンジンオイルが1リッターほど減ることがあります。
「エンジンオイルが少し減ったからって大したことないんじゃない」と思いますよね?
たしかに、エンジンオイルが少し減ったからといって、すぐエンジンが故障するといったことはありません。
でも、放っておくと、エンジンオイル警告灯が点灯して、最終的にはエンジンブロー(焼き付き)してしまいます。
そうなると、修理代は50万円コースです。
▼動画でも解説してます▼
トヨタディーラーの対応はバラバラ
新車から9年以内でディーラーに持ち込めば、完全にオイル消費が治るのかというと、そういう訳でもありません。
実際、ディーラーによって対応は以下のようにバラバラです
- シリンダーブロック交換
- ピストンリング交換
- コンピューター書き換え
- オイル補充
- 様子見
シリンダーブロック交換というのはエンジンの下半分を交換するので、ディーラーメカニックの負担も大きく、なんだかんだ言ってやりたがらないケースが多いです。ピストンリング交換も同様です。
なので、一番多い対応は、コンピューター書き換えやオイル補充、の小手先の対応となります。酷いケースだと「様子を見て下さい」と体よく帰されてしまいます。
残念なことに、どの対策をしても、エンジンオイル消費の症状が再発することが多いんです。
中国工場製を避ければ大丈夫なのか?
これもネットに色々書かれています。エンジン番号の最初の文字で、中国工場製か日本工場製か、あるいは対策済みエンジンか識別できるというものです。
でも、結論から言うと、どのエンジンでも、オイル消費が起こる可能性は否定できません。
日本工場製や対策済みだから絶対にオイルが減る症状が起きないとは言い切れない現実があります。
どうして、そう言えるのかというと、当店ではエスティマ50系の中古車を多数販売していて、オイル異常消費をした結構な数のエンジン(2AZ)載せ替えをしてきました。
そしてその都度、リビルト品の対策済みエンジンに載せ替えしましたが、再発するケースも多くて、同じエスティマのエンジンを2回3回と載せ替えしたこともありますので、対策済みエンジンでも再発することが分かっています。
なので、中国工場製を避けて日本工場製がいいとか、対策済みエンジンなら大丈夫というのは、結局のところほとんど意味が無いのです。
最悪エンジンブローも!
エンジンオイルが規定値以下まで減ると、オイル警告灯が点灯します。この時点でエンジンオイルを補充すれば問題はありませんが、オイル警告灯が点灯したままずっと乗り続けてしまうと、さらにエンジンオイルが減っていって、最悪エンジンが焼き付いてしまい、エンジンブローしてしまいます。
エンジン内部が完全に壊れてしまうと、エンジン載せ替えするしかありません。
中古品のエンジンやリビルト品のエンジンに載せ替えする費用は、30万円~50万円と高額な修理費がかかりますので、要注意です!
エスティマ50系の中古車を買うときの注意点
エスティマ50系は中古車市場でも人気が高く、これから購入を検討している方も多いのではないでしょうか?
完成度の高い高級ミニバンなので、ゆとりある走行性能や広い室内空間はとても魅力的ですよね。
以前書いた【エスティマ50系ってどんな車?】別格のゆとりと高い走行性能を色々な角度から徹底検証。の記事でどんなクルマなのか参考にしていただければ幸いです。
「でも、エンジンオイル異常消費の問題が引っかかるからやめておこうかな」と思うのは当然ですし、不安に感じるのであれば避けた方が無難かもしれません。
もし、これからエスティマ50系の中古を買うのであれば、エンジンオイル異常消費で痛い目に合わないためにも、手厚い保証がついた販売店で買いましょう。間違っても、保証無しでエスティマ50系を買うのは絶対にやめて下さい。
エスティマを購入するポイントは保証対応してくれる販売店かどうか
具体的には、納車後にエンジンオイル警告灯が点灯してエンジンオイル残量がかなり減っていた場合に、しっかり対応してもらえる保証内容なら安心ですよね。
さらに、エンジンオイルが減ってしまってエンジンブローしてしまった場合でも、保証でエンジン修理や載せ替えしてもらえるなら、なお安心です。
エスティマ50系の中古を買うのであれば、販売店にエンジンオイル消費問題が起きた場合でも、保証で対応してもらえるのか?ということを事前に確認して、対応してもらえるのであれば、そんなに気にする必要はないと思います。
なかには保証付きと言いながら、エンジンオイル消費は保証対象外としている名ばかりの保証も多いので、騙されないように注意してください。「エンジンオイル消費って?」と、知識不足のスタッフは問題外です。
ちなみに、当店ラインアップの保証は、エスティマ50系のエンジンオイルが減った場合でも、きちんと対応できますし、最悪エンジンブローした場合でも、エンジン交換まで無料で対応する手厚い保証となっています。
もちろん、エンジン以外も幅広い保証対象箇所となっていますし、全国の提携工場でも保証が受けられます。
安い中古車に手厚い保証を付けることがコスパを最大限高めるカギだと思っています。
ぜひ、当店ラインアップの保証ページをご覧になって頂ければ幸いです。