みなさんこんにちは、埼玉県のミニバン中古車専門店LINE UPです。
他店で購入した車の話なのですが、お客様が当店を訪れた時にこのようなお話を聞いたことがあります。
以前、待望のミニバンを購入して、家族で広く快適に乗れる!と楽しみしていて、いざ乗ってみると何か調子がおかしい。
家族で出かけていて、高速を走っている時に違和感を感じ、一般道に出てすぐに止まって動かなくなってしまった。
せっかく購入した車なのに故障してしまい修理代が結構かかってしまう。
それよりも、家族を乗せて走っている高速で止まっていたらと思うとゾッとした!
本当に大事に至らなくてよかったですよね。
当店で買っていただければそのようなことはまずなかったのに!と心から思いました。
そのボディの大きさやスタイリング、室内空間の広さ、高級感溢れる室内から当店でも人気の高い、ビックミニバンであるHONDAエリシオンですが、意外にもAT(オートマミッション)が弱いのをご存知でしょうか?
もし、あなたがエリシオンの中古車を購入してAT(オートマミッション)が故障し、40万円前後は修理費がかかってしまったらどうしますか?
かなり痛い出費になりますよね…
当店ではエリシオンを多数販売してきた実績があり、他ミニバンと比べるとどうしてもエリシオンのAT(オートマミッション)は若干弱い傾向と言えます。
そこで今回は、エリシオンのAT不具合の症状例や、どうしたらハズレを引かずに済むのか?など、詳しく解説したいと思います。
エリシオンAT(オートマ)不具合症状
- 初期の症状としては、時速40kmくらいの3速→4速へ変速するときにエンジン回転数の落ち込みが多くなりガツンと変速ショックが大きくなる。
- 中期の症状としては、信号から発進時の1速→2速へ変速するときに、エンジン回転数だけが上がって加速がいまいちにぶくなる。
- 末期の症状としては、信号から発進時1速からアクセルを踏み込んだときにエンジン回転数だけ「ブーン」とあがってほとんど加速しない。登り坂で全く加速せずエンジン回転数だけが上がりうなる。最悪クルマが後ろに下がっていってしまう。
末期になるとクルマはもう動きません。AT(オートマミッション)が完全に滑ってしまっており、アクセルを踏んでもエンジンの回転だけがあがる状態になってしまいます。
ひとことで言うとAT(オートマミッション)が滑る。だから進まなくなる。
この原因としてトルクコンバーターの不具合があります。
AT(オートマミッション)内部に組み込まれたトルクコンバーターの部品が動作不良により、ギアの変速がスムーズに動作しなくなります。
ディーラーで修理見積もりをすると、リビルト品(中古品をオーバーホールしたもの)のAT(オートマミッション)交換でおおよそ40万円前後の修理費用がかかります。
例えばですが、100万円位で買ったエリシオンの中古車が40万円の修理費用となったら、痛いですよね。かなり痛い。
エリシオンのAT(オートマミッション)故障の他の原因として、まれにですが、ATF(オートマオイル)の汚れ・量の減少、これが原因である場合も当店で確認出来ています。
この場合の症状としては、発進時や変速時に「ガガガッ」と異音が出たりするのが特徴です。
ただし、ATF(オートマオイル)交換で直れば、5,000円~15,000円位の費用でなのでAT交換と比べれば安く済みます。
「だったら中古のエリシオンを購入したらすぐATF(オートマオイル)を交換した方が良いよね?」と思われると思うのですが、一概に交換した方が良いとは言い切れません。
なぜなら、不具合が無いのにATF(オートマオイル)を交換したことで、逆にAT(オートマミッション)が滑って変速不具合を起こしかねないからなんです。
これは、ある程度汚れたATF(オートマオイル)が入っているミッション内部には当然スラッジ(汚れカスのようなもの)が付着しているのですが、このスラッジが程よくバランスをとっていて調子を保っているケースがあり、そこに新しいATF(オートマオイル)に入替へることで、スラッジが取り除かれてしまい、オイル漏れを起こしたり、変速時の不具合を誘発される原因になってしまうことがあるんです。
なので、中古でエリシオンを買った場合、AT(オートマミッション)に不具合が無いのに、あえて交換するのであれば、新車時から定期的にATF(オートマオイル)交換がされてきていることが確認出来る場合のみ交換するのがベストな選択と言えます。
中には、AT(オートマミッション)不具合を知りながら販売する悪徳中古車店も一部存在しますのでエリシオンの中古購入の際にはお店選びも重要となってきます。
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そこで、これからエリシオンの中古を購入検討されているあなたがどこをどう注意して選べば良いのかアドバイスしたいと思います。
まず一番大切なのは、必ず試乗してから購入すること。
実際に試乗してみれば、AT(オートマミッション)の調子が良くわかると思います。変速はスムーズかどうか?強めにアクセルを踏み込んだ時に滑りはないかどうか? モーター音みたいな異音がしていないかどうか?微振動(ジャダー)がないかどうか?
これらの事が分かりますので、エリシオンの中古購入時には試乗は必ずした方が良いと言えます。
ただ、遠方で現車を見ずに購入せざるをえないケースもあると思います。
全車、試乗が出来て、全国1年保証が付くから安心して乗れる当社のエリシオン在庫情報をご参考までにご覧ください。
そして、シッカリとした「アフター保証」と品質を証明する「鑑定書」が付いているのかどうか?これに尽きます。
AT(オートマミッション)に不具合が起きたときに修理費用で40万円前後はかかります。それが保証で0円で済むのはもの凄く心強いし家計も助かりますよね。
この保証も、名ばかりの保証だと対象外扱いされて保証が効かなかったり、部品代を請求されたりしますので、どういった保証内容なのか把握しておく必要があります。
いくら安くても保証無しや1ヵ月1,000kmまでなどの乏しい保証でエリシオンの中古車を購入するのは絶対に辞めた方が良いでしょう。
そして、中古車の品質を証明する「鑑定書」が付与されていること。これも大切です。
第三者機関であるJAAA(日本自動車鑑定協会)などが発行する鑑定書が付いているエリシオンを選ぶようにしましょう。
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まとめ
- エリシオンの中古車を買う時はAT(オートマミッション)の不具合に注意する必要がある。
- なぜなら修理費用で40万円前後の大きな金額がかかってしまう。
- それを回避するためにも、購入前の試乗を行い調子を自身でみることが大切。
- さらに、AT(オートマミッション)が保証されるシッカリとした保証制度のあるお店から購入する。
当店では、「故障しやすい」ということははじめにお伝えしますし、保証や整備、鑑定という安心をご提供しています。
価格だけではなく、お客様の安心、安全をしっかりと守ることも我々販売店の役目でもあると思います。
なので、安心してご相談ください!
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。