みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、ミニバン・ワンボックスカーの中古車専門店、ラインアップです。
北国の中古車は錆が多いからやめた方がいい!と聞いたことはありませんか?
私はミニバン中古車の仕入れ業務が主な仕事になっており、全国のオートオークション会場と呼ばれる中古車の市場みたいなものがあり、そこから厳選して車を仕入れています。
ただし、東北地方や北海道のオークション会場から仕入れることはまずありません。
なぜなら、ほとんどの車が錆(サビ)でやられてしまっているからなんですね。
ボディはピカピカで室内もキレイなエスティマ、でも、錆(サビ)でやられてしまっている。
これだと素人の方が見抜くのは至難と言えます。
錆(サビ)でやられてしまっている中古車はダメな理由
なぜ錆(サビ)でやられてしまっている中古車はダメなのかと言いますと、クルマは鉄で出来ている部品が非常に多く、錆(サビ)や腐食によるダメージは相当なものになります。
例えば、ブレーキのキャリパー(ブレーキローターをブレーキパッドで挟み込むためのピストン運動をする部品)が錆(サビ)て腐食してしまっていると、ブレーキペダルを踏んでもブレーキが効かなくなってしまったり、ブレーキペダルを踏んでいないのに、ずっとブレーキが効いてしまっている状態になってしまってブレーキパッドの減りが異常に早く摩耗したり、とても危険な状態になります。
また、足回りが錆(サビ)や腐食でやられてしまっていると、車重を支えている足回りの鉄のアームが折れてしまって走行不能になってしまうこともあります。走行中に足回りが折れると、かなり危険です。
他にも、マフラーが錆(サビ)でやられてしまっていると腐って穴があき排気ガスが漏れてマフラーの音も爆音になったり、マフラー自体が走行中に落ちて外れてしまうことも。
このように、錆(サビ)や腐食でやられている中古車には絶対に手を出してはいけないと言えます。
当店でも人気のエスティマですが、特にエスティマの4WDを仕入れる際には細心の注意を払って下見を行い、錆(サビ)の少ないものを仕入れるようにしております。
そこで、素人のあなたでも簡単に錆(サビ)でやられているかどうかを見抜く方法をお伝えしたいと思います。
錆フショクの塩害についてはこちらの記事でも詳しく書いてあるのでぜひ参考にしてください。▶千葉県でミニバン中古車を買う際、塩害被害に要注意!その対策を分かり易く解説。
錆(サビ)の状態を見極める方法
ここに一台、エスティマ4WDの中古車があります。
一見、小奇麗に見えます。しかも相場よりも激安だったら飛びつく人もいるのではないでしょうか?
「値段が安い!外装もそこそこ。室内もそこそこ。OK!掘り出しものを見つけた!」
こんな感じでしょうか。
でもちょっと待ってください。
エスティマの、特に4WDの中古車の場合は錆(サビ)、腐食を警戒し必ずチェックする必要があります。
一番簡単な方法は、「ホイールとブレーキをチェックする」方法です。
このエスティマに近づいてホイールをよーく見てみましょう。
どうでしょう。ホイールが腐食しています。ブレーキキャリパーも錆(サビ)で茶色くなっています。
リアブレーキも茶色く錆(サビ)だらけで完全にやられてしまっています。
このエスティマは言うまでも無く、下回りは錆(サビ)腐食だらけ、マフラー、足回り、エンジンルーム、全て錆(サビ)でやられているクルマになります。
絶対に買ってはいけないエスティマ4WDの中古車はまさに、こういったクルマです。
ちなみに、錆(サビ)腐食でやられていないホール・ブレーキはこんな感じです。
悪徳中古車販売店の中には、確信犯的に「安ければいいだろう!」と、錆(サビ)でやられてしまっているエスティマをあえてバンバン仕入れて安売りしているお店も多数あります。
また、無知がゆえに錆(サビ)だらけのエスティマを仕入れてしまって、悪気はないのですが、結果的に粗悪なエスティマを販売してしまっている中古車販売店も多数あるのが現状と言えます。
安いものには必ず裏がある。鉄則です。
このように、ホイールだけを見ても簡単に判断出来ますので、程度良好なエスティマ4WD選びが出来るよう、ぜひ参考にしてください。
当店で購入する必要はありません。相談だけでもOKです。お気軽にご相談ください。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。