みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、コミコミ80万円以下の「ミニバン中古車専門店ラインアップ」代表の菊池です。
2000ccで5ナンバー枠で作られたミドルミニバンのセレナ、維持費が気になるファミリー世代に爆発的に売れた理由はどこにあるのでしょうか?
室内の広さやシートアレンジの多彩さ、家族での使い易さ、運転のし易さ、燃費、など、セレナの良さは随所に光ります。
今回は、ご家族連れに特に人気の、日産セレナ(C25型)を徹底解説したいと思います。
日産セレナ(3代目・CC25型)
CVT不良の代名詞だった先代2代目セレナ(C24型)
当店でも過去に2代目セレナ(C24型)を一時期販売していたのですが、あまりにも不具合が多く故障が多発したため、取り扱いを中止せざる負えませんでした。
2代目セレナC24型(平成11年~平成17年)はCVTと呼ばれるAT(オートマチックトランスミッション)変速機の故障が大変多く一部リコールになっていたほどです。
突然変速しなくなってエンジン回転だけが高回転で唸り続けしまったり、走行出来ない状態になってしまう故障が多く起こり、修理すると30万円コースといった大問題を抱える車種でした…
当時、当店ではこの型(C24型)のセレナは不良車だと判断。こんな車をお客さんに販売することは出来ないと判断し、取扱中止した経緯があります。
3代目セレナ(C25型)ではCVTを改善したので安心
先代の2代目セレナでのCVT故障多発の教訓から3代目(C25型)ではCVTの対策強化がなされ、安心して乗れるミニバンへと生まれ変わりました。
2代目セレナ(C24型)のハイパーCVTではエンジン回転が高回転で唸りながら加速してゆくイメージに対し、3代目セレナ(C25型)では新採用のエクストロニックCVTで自然で滑らかな加速感へと変更。
さらにATF(オートマオイル)も実質無交換のメンテナンスフリーとなり、壊れにくくなっただけではなく、マイルドな加速感とメンテナンス費用の節約も同時に達成しました。
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■ライバルミニバンとは違う、広さと使い勝手をとことん重視した設計
諸元
発売期間 平成17年~平成22年
全長4,690mm(4,725mm)、全幅1,695mm(1,725mm)、全高1,840mm
*カッコ内はハイウェイスターグレード
車両重量1,610kg、エンジン型式MR20DE(直列4気筒DOHC)
排気量1,997cc、燃費(10・15モード)13.2km/L
タンク容量60L レギュラーガソリン
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3代目セレナ(C25型/CC25型)の特徴として言えるのは、『広さ』と『実用性』であることは間違いありません。
ライバル車のステップワゴンやノア/ヴォクシーが屋根を低く(全高を低く)車高を低くし、スポーティーなスタイリングを採用する中で、3代目セレナは屋根を高くし室内の天井を高くすることでライバル車と比べて圧倒的な室内空間を確保しました。
さらに全長も長くすることで2列目、3列目シートの足元にかなり余裕ができました。
スタイリングよりも、広さと実用性を重視し、何よりも子育て世代のファミリーが快適に使える実用的なミニバンに特化したのが3代目セレナ(C25型)と言えます。
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■ゆとりある室内空間と実用的なシートアレンジ
クラストップクラスの室内長2,825mm、室内高1,355mm
①運転席/助手席 前後スライド量240mm ②セカンドシート左側左右スライド量180mm ③サードシート前後スライド量120mm ④セカンドマルチセンターシート前後スライド量1,220mm ⑤セカンドシート前後スライド量530mm
ベビーカーをそのまま積んで車内で乗せ降ろしができます。
フルフラットシートでパーキング時などお子さまがゆったり休めます。
サードシート格納がスプリングで軽く簡単、女性でもラクラク。
2列目左側シートは左右にスライド可。乗り降りが楽に。
セカンドマルチセンターシート(シート中央部)セカンドシート中央からフロントシート横までスライド可能でさまざまな使い方ができます。普段はセカンドシートの一部として3人掛けのベンチシート。シートバッグを折りたためばテーブルに。さらに前にスライドするとフロントシートのテーブルになり、セカンド、サードシート間のウォークスルーが可能になります。
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■広いサンドウインドウ
特にサイドウインドウを上下に大きく広げ明るく開放感ある居住空間を実現。セカンド・サードシートからでも見晴らしは良好。乗る人みんながゆったり景色を楽しみながらドライブすることができます。
■圧倒的な視界の良さと軽快な取り回し
フロントドアのウエストラインを下げることで側方下方の視界を大きく向上。運転席からセンターラインが見えるほど。左折時にガードレールなども視認しやすくなりました。またロングホイールベースにもかかわらず回転半径は5.5m。車両感覚もつかみやすいため、狭い道でも自信を持って乗れる、取り回しの良さを実現。
■各席に行き届くエアコン
フロントからサードまで3列すべてに吹き出し口を設け、それぞれで風向き調整ができる「個別配風」を採用。さらに、運転席足元にはシャワー式のヒーターダクトを備え、運転中も足元の暖かさを保ちます。
■リモコンオートスライドドア(片側/両側)
キーのリモコン操作、運転席スイッチの操作などで、スライドドアがオートで開閉。障害物を感知すると自動的に反転する挟み込み防止機能も採用しました。また、スライドドアが半ドア状態の場合でも自動的に全閉するスライドドアオートクロージャーも設定しています。
■十分過ぎるほどの収納・ラゲッジルーム
助手席トレイ/トレイ上面の吹き出し口からエアコンの冷気を当てることでドリンクがぬるくなりません。必要ない時は冷気を遮断できるシャットバルブ付き。
大容量グローブBOX/約13Lの大容量を確保したグローブBOXを装備。
シートアンダーBOX/セカンドシート右側の座面を跳ね上げると、収納スペースが出現。シューズをしまったりお子様の持ち物を入れたり便利に使えます。
パーソナルテーブル/セカンドシート左右席とサードシート左右席用にパーソナルテーブルを設定。折りたたみ式でカップホルダー各2個、コンビニフックをそなえています。
サードシート使用時でも、大きなレジャー用品も迷わず積み込める広いラゲッジスペースを確保しています。また低い床と広い開口部で重い荷物も楽に積み込めます。
大容量ラゲッジアンダーボックス、床下には9インチゴルフバッグやB型ベビーカーが収納可能。
■大きなドアに低いフロア
大きなスライドドアと広い開口部。低いフロアとステップ、セカンドシート左側横スライド機構をそなえたセレナは乗り降りがとてもスムーズに行えます。またセカンドシート右側は前スライドとチップアップ機構を備えているのでB型ベビーカーをそのまま積み込めます。
このように、3代目セレナは天井を高くしたことで5ナンバーサイズミニバンの中でもライバル車を寄せ付けないほど最大級の室内空間を確保しました。
さらに、見切りの良いフロントガラス、サイドウインドウにより圧倒的な視界の良さを実現。
2列目シートはベンチシートでも、独立したキャプテンシートとしてウォークスルーも可能。
十分過ぎるほどの収納ポケットと大容量の収納スペース。
まさに、「広さ」と「実用性」を兼ね備えた完成度の高い、ご家族のためのミニバンと言えるでしょう。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。