みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、コミコミ80万円以下のミニバン専門店、ラインアップ代表の菊池です。
実用性が高く尚且つクールでカッコいい「セレナライダー」。
セレナには「ライダー」という「ハイウェイスター」とは違うもう一つのエアロ付きグレードが存在します。
「ハイウェイスター」とは何が違うのか?「ライダーS」は純正でローダウン?!エンジンがチューニングされた「ハイパフォーマンススペック」!?どんなクルマなのか詳しく知りたい!
今回は中古で手頃な価格になっている2005年~2010年までのC25型のセレナライダーに絞って専用エアロパーツや、エンジン、足回りなど詳しく検証していきたいと思います。
5ナンバー枠ギリギリサイズのミドルサイズミニバンのセレナ
セレナ(C25型)は当時ライバル車種である「ステップワゴン」や「ノア・ヴォクシー」の中で、もっともホイールベース(前輪から後輪までの間隔)が長く、それによって室内も最も広く、さらにシートアレンジの多彩さや、小物入れなどの収納スペースの実用性能が評価されております。
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まるで女性の名前のような「セレナ」という車名や、家族でお出かけするシーンのテレビCMは、セレナというクルマをとても優しい感じのファミリカーというイメージに定着させました。
しかし、そんな柔らかいイメージを一気に覆す「ライダー」という硬派なエアロを纏った、スポーツコンセプトのグレードがあります。
セレナライダーの歴史
・2005年5月31日 C24型からフルモデルチェンジ。C25セレナ誕生となる。
同日、日産のカスタムメーカーAUTECHからセレナ20Sをベースとしエアロパーツやメッキグリルなどでドレスアップした「ライダー」、さらにライダーにローダウンスポーツサスペンションを装備した「ライダーS」が発売される。
・2006年6月13日 ライダーSのヘッドライトをHID化し、イモビライザー付インテリジェントキー装備、さらにスカッフプレート(ドアを開けると現れるドア枠の足踏部分に取り付けるプレート)を取り付けたライダーALPHA2が発売。
この時点で「ライダー」「ライダーS」「ライダーALPHA2」の3種類になる。
・2007年12月19日 マイナーチェンジ。内外装と装備が少し変わる。
(前期型)コルク調シャンパンゴールド加飾付革巻きステアリング
「ライダー(標準)」にもローダウンスポーツサスペンションが付く。
「ライダーS」「ライダーALPHA2」は廃止となる。
それらと入れ替わりで、タワーバーやクロスバー等のボディ強化パーツを装着した「ライダーパフォーマンススペック」と、ボディ強化パーツの他、エンジンとコンピューターがチューニングされた「ライダーハイパフォーマンススペック」が登場。
ボディ剛性が強化された2車にはそのボディ剛性に合わせたハイパフォーマンス専用ローダウンスポーツサスペンションが装備される。
その他下記の装備が標準となる。
- スライドドア両側にオートクローザーを標準装備。
- 前期型では標準で6スピーカー+CDが装備されていたが後期型では4スピーカー+オーディオ無が標準となる。(オーディオ無しの部分にはオプションで「ナビセット」等を選択して付けられる。)
その他、オプションで下記の装備が付けられるようになった。
- パワースライドドア(助手席側のみ)
- イモビライザー(盗難防止装置)付インテリジェントキー
- HIDヘッドライト
- LEDイルミネーション内蔵フロントエアロバンパー
- ツインサンルーフ
- プラズマクラスター付オートエアコン
- リアオートエアコン
- 革シート
- 地デジチューナー
この時点で「ライダー」「ライダーパフォーマンススペック」「ライダーハイパフォーマンススペック」の3種類となる。
・2009年8月26日一部改良。
HIDヘッドライトとイモビライザー(盗難防止装置)付インテリジェントキーが3種類のライダー全車標準となった。
LEDイルミネーション内蔵フロントエアロバンパーの設定が廃止となる。
また各3種類のライダーそれぞれにHDDナビが付いた「プラスナビHDD」を発売。
この時点で「ライダー」「ライダープラスナビHDD」「ライダーパフォーマンススペック」「ライダーパフォーマンススペックプラスナビHDD」「ライダーハイパフォーマンススペック」「ライダーハイパフォーマンススペックプラスナビHDD」の6種類となる。
因みに後期型はエアロパーツが5ナンバー枠をオーバーしているため3ナンバーとなる。(自動車税は前期型と同じ)
・2010年11月28日C25は終了しC26へのフルモデルチェンジとなる。
「もっとセレナのことを詳しく知りたい!」「いくら位なの?」そんな方は、当社の豊富なセレナ在庫情報をご参考までにご覧ください。複数画像や動画解説で詳しく知ることができます。
ライダーとハイウェイスターの違いって?
最近のクルマはほとんどの車種で「エアロ付グレード」が設定されております。
セレナでは有名な「ハイウェイスター」の他、当記事のテーマである「ライダー」、さらには今回は触れませんが「アクシス」と複数存在します。
参考▶セレナハイウェイスター(CC25型)どんな車なのか詳しく知りたい!
下記ではセレナライダーとセレナハイウェイスターの違いを見ていきたいと思います。
外観の違い
まずは全体図を御覧下さい。
✅さらに細かく見ていきたいと思います。
ご覧の通り見慣れたハイウェイスターとはちょっと違ったクールで迫力のあるデザインになっております。
足回り
ホイールとタイヤ
ホイールのデザインは異なるが、タイヤサイズは全く同じとなる。
サスペンション
前期型ライダー(標準)はハイウェイスター、及び標準グレードと全く同じスポーツ要素の無い標準サスペンションとなる。
(ライダーS・ライダーALPHA2はローダウンスポーツサスペンション装備。下記で詳しく説明します。)
内装
セレナ各グレードでの内装の違いは、主に、シート柄と生地・ステアリングホイール装飾・インパネ装飾となり、その他はほぼ同じとなる。
ハイウェイスターとライダーも同様に上記3つの部品の装飾が異なる。
ライダーとハイウェイスターの違いをまとめると・・・
大まかにまとめるとエアロパーツの形状とと内装装飾が全く異なります。
ライダーのメッキグリル・メッキアルミホイールの輝きは魅力的で派手な外観に対して、ハイウェイスターは控えめに抑え上手にまとめてある印象。
また装備面に関しては、例えば双方とも初期の年式で比べた場合、ハイウェイスターではオプションでオートクローザーを付けられるのですが、ライダーではその設定は無く、
代わりにライダーでは当時はまだ珍しかったiPod接続が可能なオーディオと高性能スピーカーをオプションで付けれたが、ハイウェイスターには無し。
その他、後期ではハイウェイスターにはオプションで両側パワースライドドアとパワーバックドアが付けられるがライダーでは片側パワースライドのみ。パワーバックドアは無し。
その代わりにライダーでは革シートの設定があるが、ハイウェイスターには無し。
総合的にはハイウェイスターの方が豪華装備な印象ですが、ライダーの方が「オシャレ」という点での拘りがあるように感じます。
「ライダー」と「ライダーS」の違い
異なる点
- フロントグリルとフロントエアロバンパーのメッキ部分の色が異なる。「ライダーS」はスモークメッキ。
- 「ライダー」に比べ「ライダーS」は2cm程ローダウンされた「ローダウンスポーツサスペンション」装備。
- 「ライダーS」はステアリングホイールが石目調の柄。
- シート柄。
写真のメッキグリルとフロントエアロバンパーのメッキ部分を見比べて頂くと、ライダーSの方が僅かに黒っぽくなっているのがお分かり頂けると思います。
標準グレードと同じサスペンションの「ライダー」に対し、ローダウンスポーツサスペンション装備の「ライダーS」は少しですがスポーツ走行性能が向上しております。
但し、あくまでもミニバン用のサスペンションですのでスポーツカーのようなキレのよいコーナリングは期待できません。
セレナライダーはこんな人にお薦め
- スポーティなミニバンが好き!
- ハイウェイスターは多すぎる。出来るだけ他人が乗っていないクルマがベスト!
- 街中で注目されたい!
メッキグリルやフロントエアロバンパーのメッキ部分、メッキアルミホイールと鏡面加工多数でキラキラ光を反射するセレナライダー。
流通量も比較的少なく、ハイウェイスターとは違い、滅多に見かけません。
見た目のカッコよさも加え、人目を惹く事間違いないでしょう!
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まとめ
セレナライダーはハイウェイスターとは違いスポーティーな外観でキリっとした印象。装備面では「オシャレ」を追求。
ライダーSと後期型ではハイウェイスターにはない2cm車高を落としたローダウンスポーツサスペンションを装備。
流通量が少なく街中では滅多に見かけない「ライダー」。
あなたが乗れば注目されること間違いないでしょう!
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。