みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、コミコミ80万円以下のミニバン専門店、ラインアップ代表の菊池です。
小さな子どもがいて家族の為にも「ミニバン」の選択肢は外せない!
予算100万円以内で他人とは違うカッコいい5ナンバーミニバンが欲しい!
候補に上がったのはおよそ10年落ち辺りのセレナC25ハイウェイスター・ライダー・ノア・ヴォクシー70系前期型のエアログレードなど・・・。
ただ、ハイウェイスターやノア・ヴォクシーはあまりにも多すぎる・・・
しかし!ステップワゴン(RG系)スパーダSというミニバンはどうだろう?
スパーダSじゃないステップワゴンは多い、だけど「スパーダS」はあまり見かけない!
先代RF系よりも、室内は広くなりながら、外側は小さくなり運転のしやすさや取り回しを向上させたボディで、話題となったステップワゴンRG系。
そんなステップワゴンRG系を専用エアロパーツなどでカスタムされた「スパーダS」。
そこで今回はステップワゴン(RG系)スパーダSの魅力とライバル車種より優れた点、デメリット、標準グレードとの違いなどを解説していきたいと思います。
後ほど詳しくご説明しますが、ステップワゴンRG系スパーダSには後期型しか存在しません。
今回、スパーダSの比較対象にする「標準グレード」のステップワゴンに関しまして、RG系の後期型はほとんどスパーダSが中心となっており、標準グレードの流通量は少ないため、一般的に多く普及した前期型標準グレードと比較したいと思います。
関連記事▶【新車と中古車どっちがお得?】ステップワゴン、リセールバリューと年間コストを徹底解説
標準グレードとの違い・外観全体図
発売期間僅か1年11ヶ月しかなかったRG系「スパーダS」
2005年5月27日
先代RF系からフルモデルチェンジ。
RF系には設定されていたスパーダは一旦廃止される。
2007年11月1日
ステップワゴン全グレードがマイナーチェンジ。
同時に先代には設定されていた「スパーダS」が今回のマイナーチェンジを機に再設定される。
2009年10月9日
RG系ステップワゴンの生産は終了。
RK系にフルモデルチェンジされる。
ステップワゴンRG系スパーダSは2007年11月のマイナーチェンジ時に登場し、1年11ヶ月後の2009年10月に次代のRK型に世代交代したため、発売期間は異例の短期間となりました。
そのため流通量が少なく希少なミニバンと言っても過言ではないでしょう。
もし今、ステップワゴンの中古をお探しなら、スパーダSも在庫有り!当社の豊富なステップワゴン在庫情報をご参考までにご覧ください。
「スパーダS」と「標準グレード」との違い
✅見た目の違い
フロントエアロバンパー
フロントグリル
サイドステップ
リアエアロバンパー
テールレンズ
✅シートの違い
ステップワゴンの2列目シートはレバー一本の操作で背もたれが折り畳まれ同時に座面が跳ね上がりコンパクトに格納できるシートになっております。
ホンダはそれを「タンブルシート」と呼称。
スパーダSには2列目シートがキャプテンシート7名乗車とベンチシート8名乗車の2つの設定がある。
キャプテンシートとは、2列目シートの左右が分割しておりウォークスルーが可能。
ベンチシートではフルフラットシートに出来て仮眠などがとれる。
後期型の一部とスパーダSにはオプションで「キャプテンシート」の設定がある。前期型にはキャプテンシートの設定は全グレード無し。また、対面シートにできる回転機構付の設定はスパーダSには設定は無し。
キャプテンシート | 回転対座シート | |
スパーダS | 有 | 無 |
標準上級グレード | 有 | 有 |
標準下級グレード | 無 | 無 |
関連記事▶【シートアレンジ・収納スペース】ステップワゴンの中古車を買うならココが知りたい!
✅エンジン&足回りの違い
エンジンは標準グレードと同じものを搭載。
搭載エンジンはパワフルで低燃費を実現したHONDAが誇る、DOHC・i-VTEC「K20A」(155ps,19.2kg-m)2000CC 4速オートマ
スロットルが電子制御されCVTかと思うほど変速が滑らかなのが特徴。街乗りでの実質燃費は約9.0km/L、高速道路での実質燃費は約12km/Lで当時としてはこのクラスではトップクラスの燃費性能を誇る。
タイミングチェーン式なので走行距離10万km超でも切れる心配もなくメンテナンスフリーでOKなのは中古車購入する上で安心感が強い。
ホイールとタイヤは標準が205/65R15インチホイールに対して、スパーダSは205/60R16インチホイールとなる。
(標準グレードはオプションでスパーダSと同サイズの設定があるがホイールのデザインは異なる。)
またサスペンションはスパーダS専用のチューニングサスペンションが装備される。
チューニング内容は、ローダウンは無し。
減衰圧とバネレートはスポーツ寄りのセッティングとなり詳細内容は下表の通りとなる。
標準グレードのサスペンションに対しスパーダのサスペンションは・・・
Fバネレート | 同じ | |
Rバネレート | 強 | |
Fダンパー減衰 | 伸側 | 弱 |
縮側 | 強 | |
Rダンパー減衰 | 伸側 | 強 |
縮側 | 強 |
・・・と、このように変更されている。
ワインディングロードなどでの走行安定性が向上。またカーブでのロール(車体の傾き)が抑えられることで同乗者が車酔いしにくくなる効果もある。
スパーダSには7種類の設定がある
スパーダSには
- スパーダS
- スパーダSスマートスタイルエディション
- スパーダS HDDナビスマートスタイルエディション
- スパーダS HDDナビパッケージ
- スパーダS Zパッケージ
- スパーダS Z-HDDナビパッケージ
- スパーダSZi
と7種類の設定が存在する。
①まずは基本となる「スパーダS」
標準ベーシックグレードに
- 専用エアロパーツ(上記写真参照)
- 205/60R16インチアルミホイール&タイヤ
- チューニングサスペンション
- フロントシート背部にポケット
- 助手席側後ドアにパワースライドドア
- HIDヘッドライト
- フォグランプ
が装備される。
また、オプションで7人乗りキャプテンシートの設定とフローリングフロアの設定が可能。
②スパーダS スマートスタイルエディション
上記スパーダSに下記の装備が追加される。
- 運転席側後ドアにパワースライドドア
- ウィンカーミラー
- ミラー付サングラスボックス
- 革巻きステアリングホイール
- 運転席にシートリフター(座高の高さを調整する装置)
- スマートキー
- フォグランプ
- カーテシーランプ
- 4スピーカー(スパーダSは2スピーカー)
- ヒーテッドドアミラー(曇り防止)
- フロントドアガラスに撥水加工
カーテシーランプとは下記写真のようにドア開口時に後続車へ注意を促すランプ。
オプションで上記に引き続きキャプテンシートの設定と、横滑り防止装置を装備が可能。
フローリングフロアの設定は無し。
③スパーダS HDDナビスマートスタイルエディション
上記「スパーダSスマートスタイルエディション」に
- HDDインターナビ
- 7インチモニター
- バックカメラ
- TV
- DVDビデオ
- CD
- 6スピーカー
が装備される。
オプションは上記と同じ。
④スパーダS HDDナビパッケージ
上記の「スパーダS HDDナビスマートスタイルエディション」からスマートキーを取り除き代わりにリモコンキーが付いたものとなる。
オプションの設定は「スパーダS」と同じものとなり横滑り防止装置は無いがキャプテンシートとフローリングフロアが設定される。
⑤スパーダS Zパッケージ
上記一覧の2番目「スパーダSスマートスタイルエディション」からスマートキーと運転席側後ドアのパワースライドドアを取り除き、リモコンキーを装備したものとなる。
オプションでHDDインターナビ8インチモニターセットを装備できる。
その他
- 横滑り防止装置
- 運転席側後ドアのパワースライド
- トップライトルーフ(開閉しないサンルーフ)
- キャプテンシート
- フローリングフロア
- スマートキー
- リアエンターテイメントシステム(フリップダウンモニターなど)
リアエンターテイメントシステムとは9インチのフリップダウンモニター・ワイヤレスヘッドホン・リモコンのセットを表す。
⑥スパーダS Z-HDDナビパッケージ
スパーダS Zパッケージに標準で下記の装備が付いたものとなる。
- HDDインターナビ
- 7インチモニター
- バックカメラ
- TV
- DVDビデオ
- CD
- 6スピーカー
但しオプションからリアエンターテイメントシステムは除外される。
それ以外のオプションは同じものとなる。
⑦スパーダS Zi
スパーダS Zパッケージに下記の装備を追加。
- 横滑り防止装置
- 追突軽減ブレーキ
- クルーズコントローラー
- 運転席側後ドアにパワースライド
- サイド・カーテンエアバック
尚、7人乗りキャプテンシートの設定は無し。
その他、
- HDDインターナビ8インチモニターセット
- スマートキー
- リアエンターテイメントシステム
をオプションで追加できる。
このように7種類もスパーダSの中に細かいグレード設定があり、基本的には呼称名の由来はスパーダSにスマートキーが付いているか、HDDナビが付いているかの違いであり、その他、キャプテンシートの設定やフローリングフロア、パワースライドドアなどを付けるか付けないかが各グレードによってあったりなかったりの違いである。
ステップワゴン・スパーダSはこんな人にお薦め
発売期間が僅か1年11ヶ月という短期間だった為「希少車」とも言えるRG系スパーダS。
その為、あまり他人が乗っていない、尚且つ、カッコいいミニバンを望む人には最適とも言えます。
また、ステップワゴンRG系は、例えばアイシスやオデッセイのような窮屈なものではなく、大人が7名~8名ゆったり乗れる3列目シートが装備されたミニバンの中で、最もコンパクトなボディサイズと言えます。
例えば、小さなお子さんがいる若いご家族で、アイシスやフリードのような小型ミニバンではなく、広いミニバンを選びたいけど、奥さんが大きい車は怖くて運転できない・・・なんて場合、最適なミニバンかもしれません。
関連記事▶ステップワゴンとフリードで迷うパパママは必読。家族の為に正しい選択ができるよう多角的に徹底比較。
まとめ
・RG系スパーダSは発売期間が短かったために希少車。
・スパーダSの中でもグレードが7種類もあり、豪華グレードにはスマートキーやHDDナビが装備されたものがある。
・スパーダS全グレードにパワースライドドア(助手席側)を装備。グレードにより両側パワースライドドアの設定もあり。
・さらに、オプションで選べる7人乗りキャプテンシートやフローリングフロアなどの設定があったため、中古車市場でそれらが装備されたRG系スパーダは超希少車とも言える。
・他人が乗っていなく、尚且つカッコイイミニバンを望む人にはベストな1台と言えるでしょう。
・またきちんと大人が3列目が座れるミニバンの中では最もコンパクトなボディは運転が苦手な女性でも運転がし易いと言える。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。