「うちのセレナもうすぐ車検なんだけどいくら掛かるのかしら?」
「俺のアルファード、車検なんだけど、3000ccだしめちゃくちゃ高いんじゃないか?」
ミニバンを2年前に買ったあなた!
そろそろ車検ですが、その車検費用、いったい、いくら掛かるのか気になりますよね。
ディーラーに持っていけば確実に30万円は超えるイメージ・・・
車検専門店の看板を観ると「ユーザー車検代行7800円!」・・・??
ユーザーを困惑させる看板やキャッチコピーが溢れたこの現代社会です。
「クルマなんてあくまでも家族みんなで使う、移動や旅行するための手段でしかない!」「女の子とデートする為の手段でしかない!」・・・そんな感じのクルマ自体にはあまり興味がない人からしてみると、「車検費用」とはいったい何にいくら掛かって、合計いくらになるのか、とても不透明だと思います。
今回はそんなミニバンの車検費用についてわかりやすく解説していきたいと思います。
「車検費用」とは単純に「法定費用」+「基本整備代」+「検査代行費用」
- 「法定費用」
- 「基本整備代」
- 「検査代行費用」
1.法定費用
法定費用とは「税金」+「強制保険」+「印紙代」のこと!
税金について
車検で必要になる「税金」は「重量税」のみです。(強制保険や印紙などは税金とは言わない!)
重量税は「車体の重さ」と「年式」で分類されます。
一般的なミニバンならほとんどの場合で1500kg~2000kgのカテゴリとなり、気になる金額は、平成29年現在あなたのクルマが平成17年式より新しければ32,800円、平成16年式よりも古ければ45,600円となります。
(但し平成12年式より古いクルマはもう少し高額になります。詳しくは下表参照!)
経過年数 | 12年未満 | 13年~18年 | 18年以上 |
---|---|---|---|
1㌧~1.5㌧ | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
1.5㌧~2.0㌧ | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
2.0㌧~2.5㌧ | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
あなたのミニバンがどのクラスに分類されるかは下表でご確認下さい。
各車種の車重を観ると、「1940kg~2200kg」のように同じ車種でありながら重さに幅があるのは、同じ車種でもV6エンジンモデルと直4エンジンモデルの差や、また4WDモデルと2WDモデルの差、さらにグレードに伴う装備の差などが、その原因となります。
ほとんどの場合で上位グレードになればなるほど重くなります。
トヨタアイシス・マツダプレマシーの場合、1800ccエンジンの安価グレードに限り1000kg~1500kgのカテゴリに入ります。
ワンポイント・1000kg以下のミニバンなんて存在しない!
1000kg以下になりますと重量税はさらに安くなります。
「できるだけ車検や税金でお得なミニバンに乗りたい!」そう考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、表の通り1000kg以下のクルマと言えば、乗車定員2名の高価な軽量素材カーボンやチタン合金などをふんだんに使ったオープンスポーツカーや、ビッツ・アクア・マーチのようなコンパクトカーの低グレードモデル(上位グレードはほとんどの場合で1t超)、ミニバンではない軽自動車、等となります。
ミニバンは「クルマに乗って家族みんなでお出かけする」という持って生まれたコンセプトゆえ、車体はどうしても大きく重くなります。
その為、ミニバンは最も軽いモノでも、室内は大分狭くなりますがフリードやシエンタの1300kgくらいとなります。
また、重量は車検証で明確に知る事ができます。
アイシスやエリシオンなど、グレードによって重量税額が変わってくる車種はぜひ確認して頂きたい。
強制保険について
正式には「自動車損害賠償責任保険」・・・略して「自賠責」【じばいせき】は5ナンバー3ナンバーの普通のクルマなら一律25,830円(24ヶ月分)です。
印紙代について
5ナンバーは1,700円、3ナンバーは1,800円となります。
例えばH17年式セレナならば、重量税32,800円+自賠責25,830円+印紙代1,700円=60,330円。
仮に要修理箇所がひとつもなく、「24ヶ月点検」をしない(法律によって義務付けられてますが、車検受験時に点検をした証明書などは必要ない)で、なおかつ自分で車検場に行って手続きするなら60,330円で車検を通す事ができます。
(但し、クルマは消耗品を多く用いた複雑な機械です。使えば使うほど各機関消耗します。自分で点検整備や修理ができる人なら良いですが、クルマに詳しくない人は車検を機会にメンテナンスする事を筆者は強く推奨します。)
2.基本整備代
車検のために行う基本整備代は「24ヶ月点検」または「車検整備」とも呼ばれます。
「24ヶ月点検」とはいったいどんなものなのか?
点検項目は下記の内容となる!
- パワーステアリングベルトの状態
- パワーステアリングオイルの状態
- ラジエータファンベルトの状態
- ラジエータ冷却水の漏れ
- プラグの状態
- 点火時期
- ディストリビュータのキャップの状態
- 燃料漏れ
- バッテリターミナルの状態
- 排ガスの色
- エアクリーナーの状態
- メターリングバルブの状態
- ブローバイガス還元装置の状態
- 燃料蒸発ガス排出抑止装置とその配管の状態
- チャコールキャニスターの状態
- 排出ガス減少装置(触媒)の状態
- 二次空気供給装置の機能
- 排ガス再循環装置の機能
- 減速時排ガス減少装置の機能
- 一酸化炭素発散防止装置の状態
- ハンドルの操作具合
- ブレーキペダルの操作具合
- サイドブレーキの操作具合
- クラッチペダルの操作具合
- ホイールアライメント
- ショックアブソーバーのオイル漏れ
- サスペンションの状態
- タイヤの状態
- ホイールボルト・ナットの状態
- ホイールベアリングのがた
- ブレーキディスクとパッドの状態
- ブレーキドラムとライニングの状態
- ブレーキマスター・シリンダーの状態
- エンジンオイル漏れ
- ステアリングギアボックスの状態
- ステアリングロッドアーム類の状態
- トランスミッションオイルの漏れ
- プロペラ・ドライブシャフトの状態
- デフオイルの状態
- ブレーキホースパイプの状態
- フロントパイプ・マフラーの状態
- フレーム・ボディーの緩み損傷等
埼玉県整備振興会では下記の整備記録簿を発行している!
料金の相場は点検のみで2万円前後です。(車種や業者によって様々!)
さらに消耗部品破損部品をきちんと交換整備した場合、10年落ちの大切に使われたミニバンで平均5万円前後となり、オーナーの使用状況によっては20万円を超える場合があります。
「え?!わたしのミニバンも、もしかして20万円も費用かかっちゃう?!」・・・そう思いますよね?
しかし、実はこの「24ヶ月点検」の内容を全て整備していなくても、車検場で検査される最低限のポイントだけ正常であれば、検査合格してしまう現実があります。
車検場でみる最低限のポイントとは?
- サイドスリップ
- フットブレーキの効き具合
- サイドブレーキの効き具合
- ヘッドライトの光軸
- ウィンカーの作動
- ブレーキランプ・ハイマウントストップランプの作動
- 車幅灯・ナンバー灯・フォグランプの作動
- 排気ガスの一酸化炭素と炭化水素の規定量チェック
- スピードメーター
- エンジン・ミッション・デフ等のオイル滲み有無
- マフラーの破損による穴の有無
- アーム・ドライブシャフト・ボールジョイントのがた
①~⑨までは車検場の近くにある通称「テスター屋」と呼ばれる民間企業「予備車検場」で2,000円前後でチェックと調整を行ってくれる!
テスター屋でできる事はあくまでもチェックと調整、電球交換のような簡単な交換作業のみ!
従って⑩~⑫のような修理を要する内容は不可。修理工場などに依頼する必要がある。
車検に通すための最低限のポイントだけを整備すれば安く済ませる事ができますが、安心・安全に乗るためには車検の箇所以外も幅広く点検整備しておくことが重要です。
不具合がある場合は、本来、できるだけ早め早めに対処した方がよいのです。
小さな不具合を放置するとそれをきっかけに致命的な不具合に発展する場合があります。
クルマは走行中、振動や慣性力など常に大きな負荷が車体全体に掛かります。
少しずつ少しずつ車体全体ダメージが蓄積していきます。
例えば、人間なら、激しい運動や怪我などで、身体にダメージを負っても、睡眠を取るなどで勝手に回復します。
しかし金属やプラスチックなどで、できた機械は当然「自然治癒」はしません。
例えば、人間の一部でありながら例外的に自然治癒しない「歯」ですが、虫歯が小さいうちに歯科医院に行けば、1回か2回の簡単な治療で費用も安く終了しますが、放っておくと最終的にボロボロになり、高額な治療費と膨大な時間が掛かる事があります。
クルマも同じで、特に絶えず動いているような部品は、損傷が小さいうちに直しておけば低料金で済む場合がほとんどとなります。
3.検査代行費用
「検査代行費用」とは、請け負った業者が車検場にクルマを持ち込み車検を通してくる費用です。
ただし「民間車検場」という自社に車検場と同じ検査ラインと国家資格のある検査員を持った、自社の工場内のみで点検整備を行い、さらに車検場で行う検査をそのまま行う事ができる、運輸局から認可を受けた業者に依頼した場合は「検査代行費用」ではなく「検査費用」「車検基本料」等と計上されます。
料金の相場は各業者だいたい1万円前後となりますが、中には「車検基本料金0円!」などのキャッチコピーを謳う業者もおり、当然その分が他の費用に上乗せされておりますので、安易なキャッチコピーには注意が必要です。
上記3つの点を総称して「車検費用」と言う!
- 「法定費用」(税金)
- 「24ヶ月点検」(基本整備代)
- 「検査代行費用」
上記3つの項目の合計が「車検費用」となりますが、これはあくまでも車検を通すための最低限の費用であり、エアコンの効き具合やパワーウィンドウ、電動スライドドアや気になる異音など、普段快適に乗るための装備に関しては一切の点検・整備は含まれておりません。
そこで大切になってくるのが、「便利装備などの修理・部品交換」となります。
車検とは直接関係がないですが、快適に乗る上で欠かせない「便利装備などの点検整備」は大切です。
車検にプラスの安心を・便利装備などの修理・部品交換
「24ヶ月点検」と同じ事でしょ!?って思いますよね?
実は全く異なります。
「車検出したばっかりなのにもう壊れちゃったよ~」と・・・・家族や友人知人、誰かが言っているのを聞いた事はないでしょうか?
「24ヶ月点検」とはあくまでも「安全」に関わる箇所だけとなります。
例えば「電動スライドドア」や「エアコン」「ナビゲーションシステム」他、「便利装備」などの不具合には一切関わりません。
また上記の「24ヶ月点検」の項目を見ると「エンジンオイル漏れ」とあるので、エンジン関係全部チェックしてくれるのかな?と思いますよね?
「オイル漏れ」は放置するとやがてエンジン内のオイルが無くなってしまい、シリンダーなどが焼き付き、走行中突然駆動輪がロックしてしまい、大事故に繋がる場合があるので「24ヶ月点検」の項目に含まれます。
しかし、走行に支障がないレベルのエンジン不調やオートマチックトランスミッションの滑りなどはそれが直接原因して安全に問題が生じる事は無いため「24ヶ月点検」には含まれません。
上述の通り、「車検を通すための箇所」だけクリアなら車検は通りますので、これらの箇所も不具合なままで車検は合格します。
ただし、壊れた電動スライドドアの開閉はとても重く、男性ならまだしも女性(ママ)が小さなお子さんを抱っこしたまま開ける事はとても困難で、バランスを崩して大切なお子さんに怪我を負わせる可能性もあります。
また、真夏にエアコンが効かなければ、暑いだけでなく、乗員を熱射病にさせてしまうかもしれません。
さらに、エンジンやミッションの不調は燃費の悪化などを引き起こします。
それだけなら、まだ良いかもしれませんが、例えば遠くにお出掛けしている最中に突然エンジン故障したら・・・クルマに詳しくない人なら当然自分では直せない・・・・馴染みの業者も遠すぎて来られない!・・・・せっかくのお出掛けも台無しになり、帰ろうにも帰れない・・・とても困りますよね。
「24ヶ月点検」だけでなく、予め、その他のパーツもメンテナンスしたり、不調の症状が小さいうちに修理する事で、そんな困った事態を回避できる、そんなメリットもあります。
この部分の費用に関しては何が不調なのかで全く変わりますので一概に述べる事はできません。
例えば上記の例で言えば・・・
- パワースライドドアが動かない→10万円程
- エアコンが効かない→5,000円~8万円程
- カーナビが異常→5,000円~8万円程
- ミッション滑り→10万円~20万円
・・・と大雑把ですが以上の費用が掛かります。
例えばエアコンの場合、ガス補充程度でしたら3千円~5千円程度ですが、サーモスタット不良なら1万円、エアコン配管のガス漏れ3万円、コンプレッサー不良5万円、と原因によって費用が異なります。
明確に金額を知るには整備士による診断と見積もりが必要です。
上述の通り、この部分は車検の合否には全く関係ない「便利装備」や「快適装備」ですので、安く済ませたい人は、後何年そのクルマに乗るかなどで、どこまで直すかを判断すると良いと思います。
車検費用がわかりにくくなる「ユーザー代行車検7,800円!」などの街で見かける看板や、ネット検索すると表示される大手車検専門店の「車検費用総額75,000円」などは単純に車検費用の一部のみを表記しているだけで、多くは追加料金が後から発生してくるという事が、ここまでお読み頂いたあなたならお分かり頂けたかと思います。
ミニバン各車の車検費用目安
仮に「24ヶ月点検」では全車タイヤ4本とも残り山が車検に通らないレベルまで減ってしまっているので交換するものとします。
「便利装備等の修理・部品交換」では全車エアコンの効きがイマイチだった為、エアコンガスの補充をしたものとします。
アルファード30系20系 エルグランド エリシオン(上位グレード)等 2㌧超ミニバン |
アルファード10系 エスティマ50系30系 エリシオン等 1.7~2㌧ミニバン |
ノア・ヴォクシー ステップワゴン セレナ アイシス等 5ナンバーミニバン |
フリード シエンタ ウィッシュ等 1.5㌧以下小型ミニバン |
|
法定費用 | 68,630円~84,530円 | 60,430円~73,230円 | 60,330円~73,130円 | 52,130円~61,730円 |
24ヶ月点検 | 点検整備料5万円前後+タイヤ8万円前後 | 点検整備料5万円前後+タイヤ6万円前後 | 点検整備料5万円前後+タイヤ5万円前後 | 点検整備料5万円前後+タイヤ4万円前後 |
便利装備等の修理・部品交換 | エアコンガス補充5千円前後 | エアコンガス補充5千円前後 | エアコンガス補充3千円前後 | エアコンガス補充3千円前後 |
検査代行費用 | 1万円前後 | 1万円前後 | 1万円前後 | 1万円前後 |
合計 | 213,630円前後~229,530円前後 | 185,430円前後~198,230円前後 | 173,330円前後~186,130円前後 | 155,130円前後~164,730円前後 |
タイヤ交換無し エアコンガス無し の合計 |
128,630円前後~144,530円前後 | 120,430円前後~133,230円前後 | 120,330円前後~133,130円前後 | 112,130円前後~121,730円前後 |
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車検はどこに依頼するのがベスト?
激安車検専門店は本当に激安なの?
筆者個人的には、クルマにあまり興味がない人にとって、車検は、普段乗っているクルマをメンテナンスする絶好の機会だと思いますし、上記でも車検のついでに色々整備したほうが安全だし快適に乗れると思います、とも述べました。
しかしそれでも「車検なんて制度、面倒だしお金が掛かって嫌!」と感じてしまう人、いらっしゃると思います。
「出来るだけ安く、さっさと済ませたい!」・・・・そう思うでしょう。
そこで「車検 激安」などでネット検索すると、上記でご説明した「法定費用」+数千円で「車検通します!」みたいなキャッチコピーで溢れかえっております。
しかし、車検専門店は、家電量販店やデパートのように1日数百人、数千人の来客がある訳ではないので、1人の客からたった数千円の利益では、やがて運営資金が底をつき廃業となってしまします。
その為、激安価格で客を呼び込み、「点検した結果、○○と○○、さらに○○が不調なので修理交換をオススメします。」などと言われ、結局普通の金額、またはそれ以上になるパターンが多くあります。
また、その交換部品のオススメの際に、中には表現をあやふやにして、まるで交換しなければ車検に通らないような言い回しをする悪徳・・・までは行きませんが感心できない手法を使う業者も存在するので注意が必要です。
かと言ってディーラーに依頼した場合
ディーラーは「信用第一」で運営している場合がほとんどですので、基本的に全て完璧に点検整備を行い、交換部品がある場合は全て新品パーツを使います。
例えばヘッドライトの表面が劣化により黄色く曇ってしまった場合、光量不足で不合格になる場合があります。
安く済まそうと思えば、表面をポリッシャーなどで磨くなどの手段(2万円前後)もありますが、ディーラーの場合、問答無用でヘッドライトユニット新品交換25万円の見積もりを計上します。
料金はどこよりも高くなります。
ただし、車検後のクルマの状態はどこよりも完璧な状態になります。
面倒でお金が掛かる煩わしい車検…実はクルマをメンテナンスする絶好の機会!
タイトル通りですが、筆者個人的には、クルマに興味がない人・詳しくない人にとって車検はメンテナンスをするとても良い機会だと思います。
例えばブレーキはブレーキパッドをブレーキロータに押し付けて制動します。
その為、ブレーキパッドは削れて段々と減っていきます。
無駄なブレーキが多い人は2万キロくらい走った時点で要交換になる場合があります。
年間1万キロ走る人なら、2年毎にある車検は絶好の交換タイミングになるのではないかと思います。
ブレーキパッドが限界に達した後、交換せずに乗り続けると当然ブレーキが効かなくなり、とても危険です。
また、その状態でも無理やり使っていると、ローターなど周辺部品を破損させ、余計な出費がでる場合があります。
ブレーキ以外にも、足回りのブッシュ類などを新品交換しリフレッシュすることで、乗り心地が激変することもあり、今よりも快適に乗ることができたりもします。
車検の時だからこそ、普段気になっていた異音を調べてもらったり、自分では気が付かなかった不具合箇所や劣化箇所をプロに見てもらう絶好の機会といえます。
おまけ・「そもそもわたしのミニバン、車検いつ?」
今回のテーマは「ミニバンの車検費用」についてですので少々お話が逸れてしまいますが、自分のクルマがいつ車検なのかわからない人、結構多いと思います。
そこで、どこに書いてあるのか?下記を御覧下さい。
- ①車検証で確認する!
- ②車検ステッカーで確認する!
まとめ
車検費用とは「法定費用」+「24ヶ月点検費用」+「検査代行費用」・・・主にこの3項目の合計を指す。
さらに「便利装備等の修理・部品交換」でプラスの安心を!オススメします。
ミニバンの車検費用は24ヶ月点検整備のみを行いタイヤなどの大きな交換部品が無かった場合で・・・
- 2㌧超のアルファード20系30系・エルグランドなどで14万円前後
- 1800kg前後のアルファード10系・エスティマ・エリシオン等の高級ミニバンで13万円前後
- ノア・ヴォクシー・ステップワゴン・セレナ等の5ナンバーミニバンで12万円前後
- フリード・シエンタなど小型ミニバンで11万円前後
・・・と、大きな交換部品がない場合は、2㌧超の大型ミニバンから小型ミニバンまで各車大体12万円前後となる。
(24ヶ月点検整備費用を5万円で計上しております。)
ただし大型ミニバンは、残り山が少なければ車検が通らない「タイヤ」など大きな部品などの交換があると、車検費用合計が高額になる場合がある。
排気量別による税金の差は無い。
筆者個人的には「車検」は「自車をメンテナンスする丁度よい機会」だと思います。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。