千葉県でミニバン中古車を探しているあなた!
故障や万が一の事故があった時、すぐ対応してもらえるよう、できれば地元千葉の中古車販売店で購入したい!
だけど気になるのは周辺を海に囲まれた半島「千葉県」には錆びているクルマや、塩害が進んでボロボロになったクルマが多いと聞く・・・
しかし、千葉県内にある全中古車販売店の全ミニバン在庫総数は全国第3位の激戦区千葉県でもあります。
そんな千葉県では状態の良いミニバンの中古車を探すには少々コツが必要です。
今回は千葉県の「買い時価格」となった中古「ミニバン」各車種に関して、塩害の見極め方や、ミニバン選びこんなふうにしてしまうと失敗してしまう・・・、また逆にこうしたらベストなミニバンが見つかった!などを分かり易く解説したいと思います。
また、筆者が考える「買い時価格」とは、「①人気車種」で「②コンディションが良く」それでありながら「③100万円以下で買える事」だと思いますので、今回のお話中の「買い時価格」とはそのように定義付けをさせて頂きます。
千葉県は周辺の6割以上が海に隣接する半島!
千葉県に住んでいるあなたならご存知の通り、千葉県は半島です。
青い海、わたあめのような入道雲・・・夕暮れ時は潮風で少し傷んだ町並みがノスタルジックな世界観を作り出し、そして、都心では味わえない新鮮な海の幸が食べられる。
そんな素敵な「海に囲まれた街」千葉県。
しかし、生物に恵みを与えてくれる優しい海ですが、金属に対しては決して優しくありません。
鉄を驚異的な侵食力で腐食させる「潮風」。
そんな環境下に置かれた中古車の実情を検証していきます。
千葉県内・人気のミニバン車種別台数分布
まずは千葉県内にどのくらいのミニバンが中古在庫車として存在するのか見てみよう。
また、今回こちらに表示するのは100万円以下で買えるミニバンに限定します。
今回は1500cc前後のミニバンとコンパクトカーの間の子のような車種、例えば「フリード」や「シエンタ」は「ミニバン」と名乗るには小さすぎるため除外します。
また、筆者の独断ではありますが、形状や室内容積などからミニバンと見なせない車種も除外します。
163台 | |
144台 | |
144台 | |
143台 | |
109台 | |
101台 | |
89台 | |
89台 | |
83台 | |
69台 | |
62台 | |
47台 | |
43台 | |
38台 | |
32台 | |
28台 | |
28台 | |
20台 | |
17台 | |
11台 | |
10台 | |
9台 |
上記ミニバン22車種限定で県別在庫車数をランキングすると千葉県は3位になる。
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1位 | 埼玉県 | 2113台 |
2位 | 北海道 | 1655台 |
3位 | 千葉県 | 1479台 |
4位 | 大阪府 | 1245台 |
5位 | 愛知県 | 1201台 |
全国 | 20251台 |
「たくさんの中からベストな1台を選べる!」
千葉県内のミニバン在庫数は全国平均を大きく上回ります。
たくさんの中から選べる事は、ひとつの魅力ではありますが、千葉県では「塩害」で蝕まれたクルマが多く存在しますので注意が必要です。
「確かに海沿いの町に住んでいる人のクルマはそういうの多いかもしれないけど、陸側に住んでいる人には関係ないよ。」
「売買されたら遠くに運ばれる場合だってあるでしょ?」
そう思うかもしれません。
しかし、移送費が高額な大型商品である中古車の流通経路は、あまり遠くに出回る事は少なく、地元オーナーが地元買取店で売却、その買取店が地元中古車オークションに出品、それを地元中古車販売店が落札、それが店頭に並ぶと新しい地元オーナーが購入するというパターンが多くなります。
つまり、「中古車」は同じ県内で周り巡っている場合が多いのです。
ではその問題となっている「塩害」について考えてみたいと思います。
中古車の「塩害」って何?
聞き慣れないキーワード「塩害」。
いったい何の事だろう?
それはアームやフレームなどの重要パーツを含む「車体全体」が「錆(サビ)」で「傷んでいる状態」を「塩害」と言う。
錆びくらい別になんでもないでしょ?表面紙やすりで削れば綺麗になるよ?
・・・とイメージする人は多い。
「錆び」っていったい何?って真剣に考えた事がある人も少ないでしょう。
実は・・・・目に見える赤茶色の「錆び」は、実はただの金属イオンの一部なのです!
「金属イオンとか言われても・・・」と思いますね?
確かにタイトル通り、「錆び」は紙やすりで落とせば綺麗になります。
しかし問題なのは「錆び」ではなく「腐食」のほうなのです。
「錆び」と「腐食」?同じ事なんじゃないの?・・・そう思っている人は多いでしょう。
金属が「腐食」する行程で金属から金属イオンが溶出しそれが目に見える赤茶色の「錆」になるのです。
「腐食」した金属は本来の強度や撓り(しなり)を失った状態に・・・・つまり弱くなります。
因みに「錆」の量が少ないからと言って「腐食」も少ないとは限りません。
見えない内側で腐食が進んでいる場合もあるのです!
恐怖の金属腐食・・・実は「海水」が金属を腐食させるのに最も適した塩分濃度なのだ!
海水の塩分濃度は約3%です。
塩分が濃ければ濃いほど腐食と錆が進行しそうなイメージがありますが、実はタイトル通り「3%」なのです。
海風には「飛来海塩粒子」・・・つまり海水が霧状になったものがたっぷりと含まれております。
金属を効率よく腐食させるには「海水」の他、「酸素」が必要になります。
大量の「酸素」と「飛来海塩粒子」を含む「海風」は例えばクルマを海水に直接沈めるよりも効率的に腐食させると言っても過言ではないでしょう。
つまり海風を多く浴びていたクルマは塩害によって車体全体の金属が「腐食」している可能性が!
海沿いの町を散策していると赤茶色の錆がまんべんなくこびり付いたボロボロのトタン屋根や看板などが目に写ります。
そんな「錆びた看板」が映える風景は、どこか懐かしく、センチメンタルな気持ちにさせてくれます。
しかし、それは動く事のない一定の場所に固定された屋根や看板だからそれで良いのですが、人間の命を乗せて走る「クルマ」では「センチメンタル」では済まなくなります。
看板もクルマも金属で作られております。
塗装の違いによる防護が多少違うかもしれませんが、ほぼ同じ条件で同じ潮風が当たる場所に置かれたのなら、両者とも同じ結果となります。
つまり錆びてボロボロになった看板と同じようにクルマもボロボロになるのです。
海風でボロボロになった塩害車。実際にどんな被害が?!
ケース①「走行中にフロントロアアームが折れました。」
正確にはフロントロアアームとボールジョイントの接合部分ですが、「フロントロアアーム」とは、車体から伸びる腕のようなパーツで先端にはタイヤが付きます。
つまりタイヤを支える重要パーツなので、当然メーカーは、簡単に折れる事がないように分厚い鉄板で頑丈に作ります。
そんな頑丈なロアアームでも少しずつ蝕む腐食には耐えられません。
フロントタイヤはクルマの進む向きを制御する重要な役割があります。
静止状態で折れるならまだしも、走行中に折れた場合、突然制御不可能になり大事故に繋がる恐れがあります。
ケース②「ブレーキが効いたまま戻らなくなった。」
ブレーキはディスク状のパーツをパッドで挟む事で機能します。
その挟む動作をするのが「ブレーキキャリパー」というパーツで、金属で造られております。
その「ブレーキキャリパー」内部のさらに細かい部品が、腐食と錆で精密にスケーリングされたサイズが狂ってしまい、挟んだ状態から元に戻らず、ブレーキが効きぱなし状態になってしまうのです。
逆に全く効かなくなってしまったり、左右のどちらかだけがガツンと強く効いて、片側だけが全く効かず突然タイヤがロックしてしまったりなどの実例も有り。
ケース③「走行中にマフラーが落ちた。」
「マフラー」とは車体前部にあるエンジンから出た排気ガスを車体後部へと送り出す、車体下にぶら下がっている直径5cmから10cmのパイプ状のパーツです。
腐食と錆はそのマフラー本体や車体下のマフラーを固定するためのフックなどを侵食します。
折れて落ちた場合、長尺で重量のあるパーツですので、タイヤに巻き込まれたりして、車体下面にガチャンッガランッガランッと衝突を繰り返しながら、やがて後に投げ出されるように転がり出て、場合によっては後続車に衝突します。
この場合、当然後続車のドライバーに社会的責任を取らなければなりません。
ケース④「粉末状になった錆が冷却水に混ざりオーバーヒート」
海風は金属で作られたラジエーターも侵食します。
内部で錆が作られ冷却水に混ざり、それが冷却水を循環させるエンジンの水路に詰まりオーバーヒートを起こします。
また、単純にラジエーターに穴が開き、冷却水が漏れて気が付かずに走らせオーバーヒートしてしまう場合もあります。
ケース⑤「ボディに穴」
単純に車体に穴が開く。
直すには板金屋さんで鉄を溶かして継当ててしてもらうしかありませんが、腐食で穴が空いた鉄板は、穴が開いた箇所だけではなく、開いていない一見正常そうに見える箇所も腐食されてます。
「お金を掛けて直す価値はあるのか?弱くなった金属面に継ぎ足した所で意味はあるのか?」
そんな葛藤に苛まれます。
参考記事▶【プロが教える】格安中古車が危険である理由と見極める方法
海に囲まれた街「千葉県」で中古車の塩害はどのくらい?
まるで健康な細胞を癌細胞へと換えていく「癌」のような「腐食」と「錆」。
上述で如何にそれらがクルマにとって恐ろしいものであるか、お分かり頂けただろう。
上記の通り、千葉県のユーザーが千葉県の買取専門店で売却し、それが千葉県のオークションで売買され、その後千葉県の販売店の店頭に並び、最終的には千葉県在住の新オーナーが購入するという、同じエリアでグルグルと回り続ける流通パターンは、中古車の流通経路としては最も多い。
例えば海に近い千葉市稲毛区の中古車オークション「JU千葉オークション会場」では、出品車全体の多くに「下廻りりサビ」「下廻り・フショク」などの注意書きがある。
さらに、東京都江戸川区臨海町の「JAAオークション会場」は東京都になるが、浦安市に隣接し、ほぼ県境に在るため多くの千葉県内の中古車販売店が集まるが、ここも同様に多くが塩害に纏わる(まつわる)注意書きがある。
日本全国中古車販売店の仕入先は基本的ほとんどが中古車オークション会場となる。
真面目な中古車販売店ならば、塩害車には決して手を出しませんが、知識がなくて仕入れてしまう販売店や、また激安落札ができるので狙って仕入れる悪質な中古車販売店も存在します。
もちろん、千葉県内全ての中古車販売店がそんな事をしている訳ではありませんが、オークション会場では塩害車だからと言って売れ残る事は決してなく、どこかの販売店が必ず仕入れていく。
中古車大激戦区「千葉」。そのため、激安仕入れができる「塩害車」を平然と店頭に並べる悪質店も多い!
ユーザーを第一に考える真面目な中古車販売店は「下廻りサビ」「下廻りサビ・腐食」の注意書きがある出品車には一切手を出しません。
何故なら「直せない」からです。
進行した癌のように車体の金属部品全体が蝕まれたそれを完全に直すにはフレームやアーム類、そしてエンジンに至るまで全て新品部品を用意しなければなりません。(つまり新車になってしまう!)
あなたはヤフーオークションを利用した事があるだろうか?
人気商品にはたくさんの入札者が集まり、あっという間に高値になってしまいます。
逆に誰も欲しがらないようなモノは、極端な例では入札者が自分一人だけで、誰とも競り合うこと無く最安値で落札できます。
中古車オークションも同様に、ライバル店が少なければ少ないほど落札価格(仕入れ値)は安くなります。
真面目な中古車販売店が『激安の他店と自店を比較しているユーザー』に「如何に激安車が危険であるか」一生懸命説明している光景を見た事がある。
しかし、残念ながら、その声がユーザーの心に届く事はなく、悪質店が取り扱う激安車(粗悪車)に流れてしまう事はとても多い。
苦労もなく簡単に売れてしまうならと、激安車(粗悪車)に手を出す販売店は多く存在する。
オークションに出品された「下廻りサビ・腐食有り」のクルマは、真面目な中古車販売店は一切手を出さないので、ライバル店が少なく、競り合いになる事も少ないので、とても激安価格で落札できます。
中古車販売店の店頭に一見は普通だが、中身はボロボロの塩害車が、詳細は隠されて並べられている現実は少ない話ではない。
Q:塩害車を見極めるにはどうしたらいい?
A:まずはブレーキキャリパーを見てみよう!
上記の写真はエスティマの足回りとなりますが、ブレーキキャリパーはどのクルマも大体同じような形をしているので参考にして頂きたい。
ホイールの隙間から見える赤線で囲まれたパーツを「ブレーキキャリパー」と云います。
クルマの「ブレーキ」とはディスク状の部品「ブレーキローター」を「ブレーキパッド」で挟みこんでブレーキを効かせる構造なのですが、その「パッド」を押し付ける役割をするのが「キャリパー」です。
クルマは2~3日走らせないだけで「ローター」表面に錆が出る事はよくある事で、それに関しては特に問題はありません。
問題なのはキャリパーに「錆」が確認できる場合です。
これは「塩害車の疑い有り」と考えるべきです。
腐食と錆により少し膨張しているように見えます。
因みに新品間もない状態はこんな感じ。
但し、ブレーキキャリパーにはブレーキパッドの削り粉がブレーキを踏む度に付着するので、一見すると錆びているのか削り粉が付着しているだけなのか判別が難しい場合があります。
そこで下記の写真を参考にして頂きたい。
この写真は一見錆びているようにも見えますが、実際はローターの削り粉が付着しているだけの例。
腐食が進んでいるものは全体的にエッジが消えて丸みを帯びているような印象。
しかし、「ブレーキキャリパー見たけどちょっとわからないなぁ」・・・・そういう場合もあるかもしれません。そういう場合は・・・
A:給油口を見てみよう!
給油口付近は錆びやすい箇所と言えます。
その理由は、給油口の蓋を開けた箇所にはガソリンが誤って付着してしまう事が多いと思いますが、それをわざわざ拭き取る人はとても少ないと思います。
その残ったガソリンに埃が付着し、そこに水分が集まってしまう事が原因のひとつ。
さらに新車時、塗料プールに車体を沈めてベースの塗装を行い、その後クリア塗料を吹き付けるのですが、給油口の蓋を開けた箇所はベース塗装は行いますが、クリア塗装はしないので、外装の艶がある箇所に比べ、1コート分塗装が薄いのが、原因の2つめと言えます。
そこから腐食が始まり、生成された錆が塗装膜を押上げ写真のような状態になります。
この写真は極端な例ですが、少しでも錆が確認できた場合塩害車を疑って良いと言えます。
「キャリパーも問題なさそうだし、給油口周りにも錆は無かったけど、でもなんか怪しい・・・」そう思ったなら・・・・
A:車体下部を覗いてみよう!
車体下部に腐食が進行している場合、上写真のような状態になる。
正常な場合は下写真のような感じ。
マフラーは常に高温に晒されるので「塩害」でなくても錆びている場合があります。
また走行中に小石などを巻き上げ車体下部に当り傷がつき、そのキズの箇所に錆が出る場合があります。
塩害の場合は最初の写真のように全体にまんべんなく錆が吹き出ているような感じになります。
また、「シャーシブラック」と呼ばれる「防錆塗料」のスプレーが塗られていると判りづらく、その場合、不自然に真っ黒な下回りになります。
しかし、一般の人には判別は難しいかもしれません。
そこで「できれば間違いない絶対の情報がほしい!」・・・当然そう思いますよね?
ではどうしたら良いか?・・・・・それは・・・
一番確実なのは「ID車両」を買う事!
聞き慣れないキーワード「ID車両」。
ID車両とはいったい何なのか?・・・・それは・・・・
- 「ID車両」とは??
- 中古車販売店とは直接関係のない「NPO法人JAAA日本自動車鑑定協会」に所属するクルマ鑑定のプロが車体・機関部・内装などのコンディションを鑑定評価した中古車を「ID車両」と云う!
また「ID車両」には下記のような「鑑定書」が発行される!
- 参考記事▶ID車両はクルマに詳しくない人でも安心して購入出来る画期的なシステム
中古車販売店の営業マンが「このクルマは状態が良いですよ!塩害なんて無いですよ! 」と言っていたとしても、それを鵜呑みに信じる人は少ないだろう。
世間一般、中古車業界全体が、ただでさえ怪しく感じるのは当然の事。
それに加え、だらしない格好で、尊敬・謙譲・丁寧語もマトモに使えない、そんな営業マンだったのなら、言われた事の信憑性など皆無である。
仮にとても真面目な営業マンであったとしても、なかなかそう簡単には信用はできません。
そんな時、一切の利害関係がない第三者、しかも中古車鑑定のプロが証言する「このクルマは状態は○○で塩害の被害は○○で・・・」なんて意見を知る事ができたらどうだろうか?
これほど信用性が高く心強い情報は他に無いといえます。
グーネット(Goo-net)の「ID車両」絞込機能を使ってみよう!
まずは希望車種とエリアを絞ります。
今回は人気の5ナンバーミニバン「セレナ」を例にしてみたいと思います。
「ID車両」ではない在庫車を含めると千葉県全体でセレナは153台。
さらに下図のように「ID車両」を絞り込みます。
すると153台→81台になりました。
さらに人気グレードの「ハイウェイスター」と「ライダー」のみに絞り込みます。
すると千葉県全体でセレナハイウェイスターとセレナライダーで鑑定書が付いたID車両なのは全部で47台である事がわかります。
基本的に「ID車両」の鑑定依頼はその中古車販売店の任意となり、法的な規制などはありません。
品質が悪い中古車をID車両鑑定してしまうと上記の鑑定書のように「下回りに錆・腐食有り」と品質が悪い事を証明してしまう事になるので、基本的にID車両ならば品質が良いものが多いと思って間違いありませんが、鑑定内容は必ず確認するようにしましょう。
さらにベストは「ID車両」の他、「きちんとした保証付」が付いているミニバンを選びたい!
- きちんとした保証とは?
- 「保証期間は納車後1ヶ月・走行距離は1千キロまで」・・・しかも「保証対象部品はまず壊れる事がないエンジン内部の部品のみ」、という有って無いような無意味な保証にも関わらず「当店は安心の保証付き販売!」と詐欺・・・まではいきませんが引っ掛け行為を行う中古車販売店は多く存在します。
また内容はきちんとしていても、販売店が遠くにあって、万が一自走できない故障があった場合にレッカー代が有料になってしまう保証や、自社保証の為、なんだかんだ理由をつけ販売店が出し渋る場合などもあるので注意が必要です。
「きちんとした保証」であるかどうか、判断する目安として、保証期間は1年以上・走行距離は無制限・ベストは保証を専門に扱う保証会社と提携した全国で受けられる保証である事、その3点を確認しましょう。
それら3点を満たした「きちんとした保証」を全車に標準的に付ける店舗を筆者は強く推奨したい。
そこでさらに下記のように絞り込みます。
さらに「保証付き」で絞込はしましたが、グーネット(Goo-net)の「保証付き」絞込は「納車後1000km・若しくは1ヶ月以内」、さらに「保証対象箇所はエンジン内部の○○の破損のみ」などと言う、ほとんど壊れる事が無い部品だけを対象とする、有って無いような無意味な保証が付いているものもヒットしてしまうので、ここから先は目視で一つ一つ確認するしかありません。
保証内容は、ほとんどの場合で、クルマごとではなく、中古車販売店ごとに内容が異なります。
中古車を選ぶ際には必ず確認したい所。
さらにさらにベストは「ID車両」+「きちんとした保証」さらに・・・「しっかりした整備」が付いている事!
- しっかりした整備とは?
- 「整備」と一概に述べても、ただエンジンオイルを換えるだけの作業も「整備」と言いますし、法律で定められた安全に関する全およそ90項目(ブレーキ・冷却装置・駆動系部品など)の点検箇所を全て点検、不具合のあるものは交換整備する「24ヶ月点検」も「整備」と言います。
筆者個人的には最低でも納車前に「24ヶ月点検」と同様の内容の整備が無条件で行われる中古車販売店を強く推奨したい。
下記はミニバンの車検費用について書いた記事ですが、24ヶ月点検について詳しく書いた内容がありますのでよくわからない人はご参照下さい。
参考記事▶24ヶ月点検とは
「中古車って言っても、最近まで普通に走ってたクルマでしょ?整備なんか必要ないよ!」
そう仰る人も居るでしょう。
しかし、「最近クルマ調子悪いし、車検も近いし、もう乗り換えるかぁ」と、クルマの調子が悪い事が原因でクルマを手放す人は多くおります。
車検時期になっても、機関が好調なら、愛着もあるし、新しいクルマを買うとなれば大きな出費になりますし、そう簡単には手放しません。
その「調子が悪くて手放されたクルマ」はその後どうなるのか?
余程価値がない古いクルマであっちこっちが傷んでいるのなら解体される場合もありますが、ほとんどのケースで中古車オークションに出品されます。
しかも、その調子の悪い箇所は直されないまま売買される事がほとんど。
それでも「整備なんか必要ないよ!」と思えるでしょうか?
グーネット(Goo-net)の在庫車詳細ページ下部に保証内容や整備内容に付いて詳しく書かれております。
中にはせっかく「ID車両」で「きちんとした保証」が付いているのに「整備無」という惜しい中古車販売店も存在します。
下記は千葉県内の中古車販売店で「ID車両」「きちんとした保証」「しっかりした整備」の重要項目3点全てをクリアした理想的な例。
筆者は、24ヶ月点検が必須である事は基本としたい所であるが、24ヶ月点検とはあくまでも安全運行に関するパーツのみの点検整備となります。
例えば、ミニバンならパワースライドドアや、他にもバックモニター、カーナビ、エアコンなど快適に乗るために必要な快適装備に関する箇所は点検項目に入りません。
そこで、さらに欲を言えば、24ヶ月点検以外にも「快適装備」の点検整備が付くのがベスト中のベストと言える。
下記は千葉県ではないが、「ID車両」「きちんとした保証」「しっかりした整備」の他、快適装備に関する整備も行われるベスト中のベストとも言える完璧な例。
また、グーネット(Goo-net)の検索機能には「法定整備付き」という絞込項目もあります。
但し、これは「車両本体価格に整備代金を含める」場合のみヒットする機能になります。
整備代金を車両価格に含めてしまうと本来の車体価格がいくらなのか分かりづらくなるため、諸費用はあやふやにせず明確に記載して貰いたいものですよね?
そこで真面目な中古車販売店ほど「車両本体価格」とその他、車検に掛かる費用や整備に掛かる費用・さらにはルームクリーニングや外装コーティングなどの費用を別けて計上します。
そのため、この「法定整備付」項目にチェックを入れてしまうとベストな中古車販売店を見落としてしまう可能性もあるので、この点に関しては在庫車詳細ページの下部へスクロールさせて目視で確認するのが良いかと思います。
中古車選びは慎重に!ここまでやって初めてベストなミニバンに出会える!
死亡者が出たほどの大事故修復歴車や30万キロ超え過走行車のメーター巻き戻し、また今回のテーマとも言える「大塩害車」を平然と店頭に並べて販売している悪徳中古車店舗があるのは決して大袈裟な話ではない。
品質に自信があるならID車両鑑定を依頼して然りだと思います。
しかしID車両の普及率は日本全国でも3割~4割ほどです。
上記の千葉県内のミニバン22車種に絞った場合でも1479台中690台のみでした。
上記の通り「ID車両」「きちんとした保証」「しっかりした整備(24ヶ月点検)」「快適装備の整備」を完璧にクリアした中古車なら塩害はもちろん、その他でも不具合があるような事はなく、納車後万が一故障などのトラブルがあっても安心だと言えます。
その完璧な条件をクリアしたミニバンとは一体どんなものか、参考までにこちらを御覧いただきたい。
千葉県に住んでいる人。例えば「市川駅」周辺からなら中古車激戦区全国1位の埼玉県まで1時間掛からない。
「できればセレナとヴォクシー、あとエスティマ・アルファードみたいな大きなミニバンとかも色々迷っているけど、全部乗り比べて選びたい!」
「アイシスは小さいけどの実際の中の広さは?」
「パパはミニバンが欲しいけど運転が苦手な私(ママ)がそんな大きなクルマを運転できるかしら?」
家族全員で座席に座ってみて初めて気が付く事など、実際に見学したり試乗しなければわからない事はたくさんあります。
それを実現するには複数台のミニバン在庫車がある店舗に出向かないとなりません。
千葉県市川市から外環道でアクセスの良い埼玉県の在庫数は、全国1位となります。
1店舗で40台以上のミニバンばかりを展示してある販売店もいくつか存在します。
外環道三郷付近から所沢インターまで距離にしておよそ56km。
時速56kmで走り続ければ1時間で到着する距離です。
但し!埼玉県でも神奈川同様「激安車」に用心深く注意する必要がある!
これは別記事の「群馬県に住むあなたが最高のエリシオン中古車を手に入れる方法。」でもお話した内容です。
とても大切な事ですが、筆者は「在庫数が多い中から一番安いモノを選ぶ」とは決して言いません。
何故なら「激安車」=「粗悪車」である場合がほとんどである為。
参考記事▶【最安値の中古車】重要項目を削除して価格が下がった事を「最安値」とは言わない!「価値相応」になっているだけ!
「走行距離改ざんされたクルマ」や「乗員死亡の大事故車を直したクルマ」が中古車市場に出回っているのは決して都市伝説ではありません。
現実に起こっている事なのです。
埼玉県の悪質中古車販売店は激安落札ができる塩害車を狙ってわざわざ千葉県の海に近いJU千葉オークション会場に参加する事があります。
(もちろんJU千葉オークション会場には塩害車ばかりある訳ではありません。千葉だけでなく全国海に近い中古車オークション会場には塩害車の出品車両が集まりやすいのです。)
埼玉県は中古車の取扱台数全国1位の超激戦区だからこそ悪質中古車販売店も横行します。
関連記事▶【激戦区の埼玉】中古車屋の良し悪しを見極める方法+チェックシート付
慎重なミニバン選びを強くお薦めします。
まとめ
激戦区千葉県のミニバン総在庫数は全国3位。
千葉県は海に囲まれていて塩害車が多い。
千葉県は激戦区なだけに悪質中古車販売店も多く存在する。
千葉県でミニバンを選ぶなら塩害車などの粗悪品を掴まないために・・・
- 日本自動車鑑定協会発行の鑑定書が付いた中古車「ID車両」である事。
- 保証期間は最低でも1年以上・走行距離は無制限の「きちんとした保証」が付いている事。
- 24ヶ月点検と同等の整備が行われる「しっかりした整備」が付いている事。
- できれば「パワースライドドア」や「エアコン」など快適装備の整備も付いている事。
・・・・絶対外せない「ID車両」「きちんとした保証」「しっかりした整備」3項目とできればあって欲しい1項目「快適装備の整備」を重視したい。
また、市川市周辺なら激戦区全国第1位の埼玉県まで外環道で1時間以内に行ける。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。