埼玉県の格安ミニバン専門店ラインアップです。
先日、読者の方からこんな質問をメールで頂きましたのでご紹介します。
「中古車販売店にオークションで車を探してもらおうと思っているのですが、メリットとデメリットを教えてください」
まず、メリットとしては妥協せずに希望通りの色やグレード、予算、走行距離、の車が買えることですね。
安く買えるのか?と言うと、ちょっと答えるのが難しいのですが、何をもって安い高いというのか?中古車は一台一台として同じものが無いですから、比較しようがないとも言えるんです。
例えば、「お客さんの希望通りの内容だと乗出し価格で100万円くらいは見てください。」と営業マンが伝えた時に、お客さんから「GOOネットやカーセンサーネットに90万円位で買えるのも他のお店で掲載されてるんだけど、ちょっと高いんじゃないの?」
なんて言われたりすることもあるんです。この時点で多くの営業マンは探す気が完全に失せますね。「あー、この人は値段値段なんだなぁ、多少程度を悪くして、整備も分からないよう手抜きして、値段を合わせてやればいーんだろ。」って思うはずです。
ちょっと話がそれましたが、オークションで車を探してもらう最大のメリットは希望通りのスペックの車が手に入ること。なんです。GOOネットやカーセンサーネットより格安で手に入ることでは無いんですね。
そもそも、ネットに掲載されている車がどういった程度なのか、諸費用金額、整備内容、保証内容、などは分からない中でネットに出てる車両価格だけで比較されても全く意味が無いですし、ネットで安い順番=程度悪い順番ってことですからね。
当店でもオークションから探して販売しておりますが、営業マンから私に相談がきまして、お客さんの予算じゃ程度が良い当店の基準を満たす車を仕入れられない場合は丁寧にお断りするよう指示しています。
「その予算じゃ粗悪な程度になるし、整備、保証も十分なものが付けられないから、予算を少し上げてもらうか、希望スペックを○○に妥協してもらってくれ、黒からシルバーに色を変えてもらえば予算内でもいけるぞ」などと、私と営業マンでやりとりがあったりするわけです。
もうかなり前の話ですが、営業マンが暴走してしまい、私に相談もないままお客さんから厳しい予算で仕入依頼を受けて、勝手に仕入れてしまってお店に車が届いてみたら、まあボロボロの車だったんですね…外装ボロボロ、内装汚い、エンジンから異音もしている。
私から言わせれば解体車みたいな、どうしようもない粗悪車で、とても販売するレベルじゃない。「こんなボロをどうすんだ!まさかお客さんに買ってきましたって見せるつもりじゃないだろうな!」かなり激怒した記憶があります。
もちろん、後日、程度良好なのを仕入れ直して販売しましたが大赤字でした(笑)
中古車オークションで車を探してもらうデメリットは、まさにコレなんです。
確かな相場観と仕入の目利きと経験、これを持っていない販売店(仕入れ担当者)に頼むと、粗悪車を掴まされることがある。お店とトラブルになること必至です。
展示してある車と違ってオークションで探すということは、現車を事前に見ることが出来ない訳ですから、もう完全に100%、信頼関係が無いと頼めないですよね。
お客さんからすれば、「担当者の○○さんは親切だし信頼出来るから大丈夫」って思えばこそ、任せても良いと判断するのだと思いますが、それは大変危険なことなんです。
なぜならば、親切で信頼出来ることと、仕入れ業務の目利き、相場観、経験を持っているプロの仕入れが出来るかは全く別物だからです。
営業業務と仕入業務は全く別物だということです。
ですから、その販売店に本物の目利きを持ったプロの仕入担当者がいるのかどうか?これに尽きます。
あまり当店の話をしたくは無いのですが、当店では代表である私自らが仕入れ担当しております。
本音を言えば店長や他のスタッフに仕入れも任せれば自分の他の仕事がはかどるのですが、週に3日はオークション会場に行き、下見を繰り返し、自分自身で仕入れを行っています。
まだまだ部下達には仕入れは任せられません。中古車販売店にとって仕入れはキモだからです。
美味い寿司屋はネタの仕入れにとことんこだわっている。ネタが悪かったら全てが台無しになってしまいます。これと同じ考えなんです。
目利き、相場観、経験に加え、第六感的なセンスも大切で、こればかりは教育しようがないと考えています。
今回はかなり話がそれてしまいましたが、中古車販売店でオークションで車を探してもらう場合には、まずは担当者の人間性、信頼出来る人間かどうか。それとその店舗に間違いないプロの仕入れ担当者がいるのか。
これをシッカリと見極めることが大切です。中古車が展示してあるお店であれば、展示車の状態を見て、内外装がキレイで管理が行き届いている、それと整備内容、保証内容、がシッカリしている。仕入れ担当者はどういった人物なのか。
このあたりを押さえて、最終判断されるのが間違いないと言えます。
以上ここまで。
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