みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
新車・中古車に関係なく、車を所有する場合は「車庫証明」が必要になります。
この車庫証明について、いつ必要になるのか・どのように申請すればよいのかといった悩みを抱く人もいるのではないでしょうか。
そんな人のために、本記事では車庫証明の概要や必要な時期、申請方法・必要書類などについてまとめました。
最後までお読みいただければ、車庫証明に関する疑問が解決できるはずです。
ぜひ参考にして、スムーズな車両購入につなげてください。
車庫証明とは
車庫証明とは「自動車の保管場所があることを証明する書類」のことで、正式名称を「自動車保管場所証明書」といいます。
車庫証明の交付を受けるためには、保管場所の住所を管轄する警察署に申請をしたうえで、実際の場所を確認してもらわなければなりません。
車を保管するためには、ある程度の敷地や車庫を用意する必要があります。
他人が所有している駐車場や敷地に保管することにならないかどうかを証明するために、車庫証明の取得は欠かせないものとなります。
車庫証明の必要性
車庫証明は、新車・中古車に関わらず必ず取得が必要な書類です。
そもそも、車庫証明がなければ車の新規登録や名義変更ができません。
車庫証明の取得は、車を持つうえで義務となっていることを覚えておきましょう。
なお、公道を一切走行しない車の場合は、車庫証明の取得は必要ありません。
車庫証明の申請条件や注意事項
車庫証明を取得するのであれば、以下の申請条件や注意事項を覚えておきましょう。
- 使用の本拠の位置から保管場所が2キロ以内
- 発行から1ヶ月以内の登録が必須
- 軽自動車は登録時の提出は必要ない
それぞれどのような内容になっているか、詳しく解説していきます。
使用の本拠の位置から保管場所が2キロ以内
車庫証明を取得するための条件として「使用の本拠地から保管場所が2キロ以内」の条件が設けられています。
この距離は直線距離で換算され、以下3つの条件を満たすことも必要です。
- 車庫に通じる道が通行禁止でない
- 車庫に通じる道が幅員制限に抵触しない
- 車全体が道路にはみ出さず収容できる
もし他人の土地を借りて保管場所にするのであれば「保管場所使用承諾証明書」を用意することも忘れないようにしましょう。
上記いずれかの条件に漏れてしまうと、車の保管場所としては認められません。
発行から1ヶ月以内の登録が必須
車庫証明の有効期間は、警察署長の証明日から1ヶ月以内とされています。
そのため、有効期間内に手続きし忘れないように注意が必要です。
稀に、1週間程度過ぎても受理してもらえることもあるようですが、絶対とは限りません。
車庫証明の取得は手間がかかる部分も多いため、必ず期間内の手続きをするように心がけましょう。
軽自動車は登録時の提出は必要ない
軽自動車を購入した場合、登録時に車庫証明を提出する必要はありません。
車庫証明が必要ない理由は、軽自動車は国に登録されないといった制度の違いがあるためです。
ただし、軽自動車は車庫証明の代わりに「車庫の届出」という手続きが地域によって必要になる場合があります。
もちろん車庫自体も用意しなければならないため、普通自動車の購入とやるべきことはそこまで変わらないでしょう。
車庫証明の申請場所と費用
車庫証明を申請する場合、警察署に届け出を出す必要があります。
都道府県によって申請時間は異なりますが、平日の午前9時頃から午後5時頃までが申請可能時間になることが多いです。
また、申請手数料については2,000円〜2,600円前後と考えておけば問題ありません。
こちらも都道府県によって金額が異なるため、申請前にいくら必要なのかはあわせて確認しておきましょう。
車庫証明の申請に必要な書類
車庫証明の申請に必要な書類は、以下の2パターンで大きく異なります。
- 駐車場が自己所有の場合
- 駐車場が賃貸の場合
それぞれどのような書類が必要になるか、詳しくみていきましょう。
駐車場が自己所有の場合
自己所有の駐車場を保管場所とする場合は、以下4つの書類を用意しておきましょう。
- 自動車保管場所証明申請書
- 保管場所の所在地・配置図
- 保管場所使用権原疎明書面
- 自動車使用者の住所が確認できる書類(運転免許証や保険証など)
自分で所有していることを証明する書類のほか、保管場所として適切なスペースがあるか・本拠地から2キロ以内に位置しているかを証明するための書類となっています。
駐車場が賃貸の場合
月極駐車場や親戚の土地を借りている場合は、以下4つの必要書類を用意しましょう。
- 自動車保管場所証明申請書
- 保管場所の所在地・配置図
- 保管場所使用承諾証明書
- 自動車使用者の住所が確認できる書類(運転免許証や保険証など)
まずは、その保管場所を使用することが所有者から認められているかを証明する必要があります。
そのうえで、保管場所として適切なスペースがあるか・本拠地から2キロ以内に位置しているかを証明するための書類が必要です。
車庫証明申請についてよくある質問
車庫証明の申請について、以下3つの質問を抱いたユーザーが多く見られました。
- 申請は代理人でもできる?
- 車によって駐車スペースのサイズは関係ある?
- 警察の人は実際に見に来る?
各疑問を解消したうえで、スムーズに手続きできるような準備を進めておきましょう。
申請は代理人でもできる?
結論として、車庫証明の申請は代理人でも届け出可能です。
委任状も不要で、時間が取れないなら家族や友人・親戚に依頼しても問題はありません。
ただし、書類の記入は申請者本人が記入することが条件となっています。
万が一記入漏れや記入ミスがあっても、代理人では対応できないことを覚えておきましょう。
車によって駐車スペースのサイズは関係ある?
車庫証明の取得に関して、明確に定めた法律は存在しません。
そのため、車によって駐車スペースは関係ないといえます。
ただし、普通乗用車を保管するためのスペースとして幅2.3m以上、奥行き5m以上の駐車場は一つの基準です。
基準を下回っている場合は、車庫証明の申請が通らない可能性が高いといえるでしょう。
警察の人は実際に見に来る?
結論として、車庫証明を提出してから3日~1週間程度で、警察が実際に視察に来ます。
きちんと保管できる場所があるか、ほかの車が止められていないかなどの確認をされるため、しっかりと駐車スペースは確保しておきましょう。
なお、視察の際に立ち会いは必要ありません。
車庫証明の申請方法や必要な書類まとめ
今回は車庫証明の申請方法や必要な書類について解説しました。
結論、車庫証明は新車・中古車の購入時に必ず必要な書類です。
申請しないとそもそも車が所有できないため、届け出を忘れないようにしましょう。
また、自己所有・賃貸の駐車場で、必要な書類は異なります。
スムーズな手続きにつなげられるよう、この記事で紹介した内容はしっかりチェックしてください。
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