みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
車を購入するうえで、メンテナンスが必要かどうかに悩む人は少なくありません。
実際に弊社ラインアップにも、メンテナンスに関するご相談を多数いただきます。
結論、車購入後のメンテナンスは定期的におこなうようにしましょう。
メンテナンスをしないことで、車の劣化が進むだけでなく、重大なトラブルにつながる可能性があります。
本記事では車購入後に実施するメンテナンスの必要性や、点検の種類、メンテナンスの具体的な内容をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
購入後のメンテナンスは必要?
結論、車の購入後のメンテナンスは必要です。
メンテナンスをせずに乗り続けていると、車のさまざまな場所が劣化してしまいます。
結果的に車の寿命も短くなるのはもちろん、安全に乗り続けるのが難しくなってしまうでしょう。
車を購入するなら、日常的なメンテナンスは必ずするべきです。
せっかく購入した車を長く乗り続けるためにも、メンテナンスの重要性はしっかり理解しておきましょう。
メンテナンスの種類
車のメンテナンスは、大きく分けて3つの種類に分かれます。
それぞれのメンテナンスの違いについては、下記の表を参考にしてください。
日常点検 | 車を所持している人が自分自身でできる点検 エンジンルームを覗く・車の外装をチェックするなど |
法定点検 | 1年ごとに行う12ヶ月点検と、2年ごとに行う24ヶ月点検がある 点検しておくことでメーカー保証を受けられたり法的責任が軽くなったりする |
車検点検 | 車が保安基準を満たしているかをチェックする 基準を満たしていなければ乗車できず、車検が切れている場合も違反になる |
法定点検や車検点検は、業者に持ち込んだうえで実施する点検です。
対して日常点検は、普段の生活の中で実施できる点検となっています。
急な故障やトラブルにつながらないよう、日常点検は定期的に行いましょう。
車のメンテナンスはどこでできる?
車のメンテナンスを実施する場合は、以下3つの業者に持ち込んで依頼するのが一般的です。
- ディーラー
- 民間整備工場(販売店)
- カーショップ
各業者の特徴や詳細について、詳しくみていきましょう。
ディーラー
ディーラーは、国土交通省に認定されている指定工場です。
どのような故障にも対応できるため、どこに行けばよいか悩んだら一度相談してみましょう。
ただし、他のメンテナンス業者に比べると、コストが高くなりがちです。
純正部品や新品・リビルト部品を使うため、仕方のないことではありますが、メンテナンスにかかる費用を節約したいのであれば注意しましょう。
民間整備工場(販売店)
民間整備工場(販売店)でメンテナンスをするのも、一つの選択肢です。
民間整備工場(販売店)には認証工場と指定工場があり、それぞれ以下のような違いがあります。
- 認証工場:地方運輸局長の認証を受けた工場ではあるが、点検後に車両を車検場に持ち込む必要がある
- 指定工場:車検場に近い検査ラインを自社で持っており、点検後に陸運局へ車両を持ち込む必要がない
上記のことから、認証工場は点検の時間がかかりますがその分費用が安いです。
対して指定工場は時間がかからないことに加えて基準がしっかりしているのがメリットですが、その分コストがかかる可能性を覚えておきましょう。
カーショップ
カーショップは、全国展開している事業者が多いです。
そのため、気軽に持ち込めることに加えて、すぐに対応してもらえるのがメリットといえるでしょう。
また、部品の種類が豊富なのも特徴です。
純正品でないことも多いですが、その分料金は安く設定されています。
ただし、対応できるメンテナンスは基本的に軽微な内容のみです。
スタッフの技術力や対応できる内容に差が生まれるのも、デメリットとして理解しておきましょう。
業者でおこなうメンテナンス
業者に車を持ち込んで実施する主なメンテナンスは、以下の6つです。
- エンジンオイル
- オイルフィルター
- タイヤ交換や空気圧
- ラジエーター液
- バッテリー
- ブレーキオイル
メンテナンスの内容やどのくらい頻度で実施すべきかについて、詳しくみていきましょう。
エンジンオイル
エンジンオイルは、エンジンをスムーズに動作させるために必要なものです。
オイルが劣化するとエンジンの焼き付きにつながり、最悪の場合は車の動作に支障をきたします。
エンジンオイルはメンテナンスの中でも重要な項目であり、定期的な交換が必要です。
半年に1回、もしくは5,000kmを目安にオイル交換を実施しましょう。
オイルフィルター
オイルフィルターは、エンジンオイルに含まれる汚れをろ過するのに必要な部品です。
エンジンオイルの循環道に設置されることがほとんどで、定期的に交換しなければなりません。
メンテナンスについては、エンジンオイルを2回交換するタイミングで実施されることが多いです。
タイヤ交換や空気圧
車に乗る以上、タイヤ交換や空気圧についてはかなり気を遣うべきポイントです。
タイヤがすり減っていたり割れていたりするとグリップ力が低下し、スリップの恐れがあります。
また、空気圧が正常でないとタイヤのパンクやバーストなどのトラブルにつながるかもしれません。
まずは日常的にタイヤの見た目に異変がないかをチェックしておきましょう。
そのうえで溝の残りが明らかに減っていたり、製造から4~5年経ったタイミングでメンテナンスするのがおすすめです。
ラジエーター液
ラジエーター液は一般的に冷却水と呼ばれるもので、エンジンに蓄積される熱を冷ますのに必要です。
ラジエーター液が劣化するとうまく冷却ができず、エンジンがオーバーヒートする可能性があります。
ラジエーター液の寿命は2年程度といわれているため、車検のタイミングで交換するのがおすすめです。
バッテリー
バッテリーが劣化すると、車の動作に大きな支障をきたします。
そのため、重要なメンテナンス項目の一つといえるでしょう。
車のバッテリーは性能劣化はもちろんですが、それ以外に使用しなさすぎることでもバッテリーが上がってしまいます。
車を購入したら定期的に動かし、バッテリーが上がることを防ぎましょう。
なお、交換については2~3年のサイクルが一般的です。
ブレーキオイル
ブレーキオイルは、車のブレーキを正常に動作させるのに必要なものです。
ブレーキオイルが劣化するとブレーキの効きが悪くなる・オイル内に気泡が生じやすくなるなどのトラブルにつながります。
俗にいう「べーパーロック現象」の原因となるため、定期的に交換するようにしましょう。
交換については2年に1度が一般的ですので、車検時に交換しておくのがおすすめです。
自分でおこなうメンテナンス
購入した車のメンテナンスについて、主に自分でおこなう内容は以下の5つです。
- 洗車
- ワイパーゴム
- ウォッシャー液
- ヘッドライト
- エアコンフィルター
各メンテナンスの詳細について、詳しくみていきましょう。
洗車
車の塗装をきれいに維持しておくためにも、定期的に洗車するようにしましょう。
頻度としては、月に1回程度がおすすめです。
車の外装に汚れがこびりついてしまうと、塗装の劣化は激しくなります。
また、泥はねや潮風などによって汚れが付着したときは、早めに洗車しておくようにしましょう。
半年に1回程度専門業者に依頼するのも、見えない汚れをしっかり落とせるためおすすめです。
ワイパーゴム
ワイパーゴムが劣化すると、フロントガラスに付着した水滴を除去できません。
結果として事故につながる可能性が高まり、雨の日の運転が危険になってしまうでしょう。
ワイパーゴムは半年から1年に1回が交換サイクルですが、車の保管場所によってサイクルは大きく変わります。
特に屋外に駐車しているのであれば、交換サイクルが早まることは理解しておきましょう。
ウォッシャー液
ウォッシャー液の交換は、自分でできる日常点検の中でもついつい忘れてしまいがちな項目です。
ウォッシャー液自体が切れていても走行に支障はありませんが、フロントガラスやリアガラスに付着した汚れを落とせません。
基本的にウォッシャー液は自宅に常備しておき、月1回の点検時に補充するようにしましょう。
ヘッドライト
ヘッドライトが切れていると、夜間の走行ができません。
加えて、ヘッドライト切れは整備不良扱いとなり、罰金や違反点数の対象となります。
ヘッドライトが切れていることに気づいたら、早急に交換するようにしましょう。
交換は自分でもできますが、不安な場合には業者に依頼するのもおすすめです。
エアコンフィルター
エアコンフィルターは、空気中のホコリや塵を除去するのが大きな役割です。
フィルターを交換せずに放置していると、空気が悪くなるだけでなく燃費が悪くなる可能性もあります。
エアコンフィルターは1年に1回、もしくは15,000kmを目安に交換しましょう。
また、毎日車に乗る人・花粉や交通量の多い地域で車に乗る人は、早いサイクルでの交換が必要になります。
購入後の車のメンテナンス方法まとめ
今回は車購入後のメンテナンス方法についてまとめました。
結論、車を購入した後のメンテナンスはかなり大切です。
長く乗り続けるためには必須で、メンテナンスが不足すると車の劣化につながります。
加えて車検に通らなくなるリスクもあるため、日常点検・法定点検・車検点検は欠かさず実施しましょう。
弊社ラインアップでは、車購入時の相談だけでなく、車購入後のご相談も随時受け付けております。
購入時の不安はもちろん、その他の不安も感じているのであれば、ぜひ一度ご相談ください。
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