みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
2016年に登場した50型エスティマは、最終的にはエスティマとしては最終モデルとなりました。
前モデルが10年以上のロングセラーを続けたなかで、オデッセイとの間で激しいシェア争いを繰り広げたことでも有名です。
その結果、多くのファンを生み出して中古車市場でも人気です。
今でも人気の高いエスティマの特徴として、シートアレンジの豊富さが挙げられます。
では、50型エスティマのシートアレンジにはどのようなバリエーションがあるのでしょうか。
本記事では、50型エスティマのシートアレンジについて徹底解説します。
50型エスティマは7人乗りと8人乗りの2種類
50型エスティマの場合、7人乗りと8人乗りの2種類が存在し、家族構成や利用するシーンに応じて最適な方を選択可能です。
では、7人乗りと8人乗りは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの違いに関して、より詳しくみていきましょう。
7人乗りの特徴
7人乗りのエスティマの場合は、2列目に超ロングスライドが可能となるリクライニング付きのリラックスキャプテンシートを採用しています。
左右が独立しているため、3列目に移動する際にも動線が確保されている特徴があります。
さらに、各席に角度を調整可能なアームレストが確保されているので、長時間の移動でも疲れにくい点が魅力的です。
ほかにも、シート一体型オットマンが装備されているので、足を伸ばして寛ぐことも可能です。
8人乗りよりもゆったりとしたサイズ感で、より快適に過ごしたい場合におすすめのモデルと言えます。
シートレイアウトは、以下のバリエーションがあります。
- スーパーリラックスモード
- トライアングルモード
- セカンドシート・サードシートフラットモード
- フラットラゲッジモード
- フロントシート・セカンドシートフラットモード(サードシート床下格納)
7人乗りはシートの幅などに余裕があり、ゆったり移動したい人におすすめです。
8人乗りの特徴
8人乗りのエスティマの場合、2列目に3人乗りが可能な6:4分割チップアップシートを使用しています。
7人乗りと違って左右は独立していないものの、ワンタッチで折りたたみ可能で3列目への移動も容易です。
さらに、2列目シートがベンチシートタイプとなっているので、子どものお昼寝などでも使用しやすいメリットとなります。
8人乗りのシートレイアウトは、7人乗りよりも少なく以下の種類があります。
- セカンドシート・サードシートフラットモード
- フラットラゲージモード
- フロントシート・セカンドシートフラットモード(サードシート床下格納)
8人乗りエスティマの場合、7人乗りと比較してシートがシンプルなデザインや素材で構成されており、価格面でもお得という側面があります。
50型エスティマのシートアレンジ解説
50型エスティマを大人数で利用したり荷物を載せて移動したりしたい場合、どのシートアレンジを採用するのかが重要です。
7人乗り、8人乗り含めたシートアレンジは、以下の5パターンです。
各シートアレンジの方法やどのようなシーンで利用できるかなどについて、解説するのでぜひ参考にしてください。
通常モード
通常モードとは、シートを特に倒したりせず使用するモードです。
通常モードでは、7人または8人フルで乗車できるメリットがあります。
また、各シートの機能をフルに活用できるので、快適に乗車できるメリットがあります。
より多くの人を乗せて移動したい場合、通常モードを採用しましょう。
フラットラゲージモード
フラットラゲッジモードとは、3列目シートを床下に収納して2列目シートを一番前にスライドしたレイアウトです。
荷室やトランクの広さを最大限に活用できるモードとなり、通常モードよりも大きな荷物を収納できるメリットがあります。
8人乗りの2列目シートの場合、座面を跳ね上げ可能であり、7人乗りと比較すると荷室やラゲッジの奥行きが約200mm以上広くなる違いがあります。
以上より、ラゲッジスペースをより広く確保したい場合は8人乗りを選択しましょう。
トライアングルモード
トライアングルモードとは、フラットラゲッジモードで片側だけサードシートを収納して、セカンドシートを超ロングスライドさせたレイアウトです。
イメージとしては、片側だけが2.5列目の位置に移動するレイアウトとなり、7人乗りモデルだけで対応可能です。
片側だけゆったりと座りたい場合に最適なレイアウトであり、また小さな子供がいるファミリー層に最適なレイアウトとなります。
具体的には、2人同時に面倒が見れて、ベビーカーも収納しやすい特徴があります。
チャイルドシートを装着しても余裕があり、移動しやすい点も魅力的です。
スーパーリラックスモード
スーパーリラックスモードは、7人乗りのみが使用できるシートレイアウトです。
3列目を収納したうえで、セカンドシートを超ロングスライドさせて2.5列目の位置まで移動させた状態となります。
乗車人数は4人乗りとなってしまう一方で、ゆったりとした座り心地を楽しめます。
特に、2列目シートにはオットマンが付いているので、オットマンを使用してゆったり足を伸ばして座れる点が魅力的です。
4人以内の移動で、荷物が少ない状態でゆったりと車内空間を過ごしたい場合、スーパーリラックスモードがおすすめです。
セカンドシート・サードシートフラットモード
セカンドシート・サードシートフラットモードは、2列目と3列目のシートを完全に倒して、フラットな状態としたレイアウトです。
車中泊などをおこないたい場合、フラットにすればベッド代わりに使用可能です。
シート間にどうしてもデコボコが発生するので、マットなどを使用する必要がありますが十分な広さを確保できます。
フロントシート・セカンドシートフラットモード(サードシート床下収納)
50型エスティマの場合、サードシートを床下収納して、2列目を後ろに引いた状態で各シートを後ろに倒せば、フロントシートとセカンドシートをフラットにできます。
通常、セカンドシート・サードシートフラットモードを採用している車が多いなかで、フロントシートとセカンドシートのフラット化は珍しいレイアウトです。
ラゲッジスペースをある程度した上でフラットにしたい場合、フロントシート・セカンドシートフラットモードが大活躍します。
7人乗り・8人乗リどちらを選ぶ?
50型エスティマの中古車を探す場合、7人乗りか8人乗りのどちらを選ぶかが悩みどころです。
7人乗りと8人乗りにはそれぞれにメリットとデメリットがあるので、良し悪しを理解した上でどちらを選択するのかを決める必要があります。
ここでは、50型エスティマの7人乗り・8人乗りそれぞれのメリットを紹介します。
7人乗りのメリット
50型エスティマの7人乗りモデルのメリットは、以下のとおりです。
各メリットについて、詳しく解説します。
スーパーリラックスモードができる
7人乗りならではのメリットとして、スーパーリラックスモードが利用できる点が挙げられます。
スーパーリラックスモードにすれば、より快適に移動できるメリットがあります。
8人乗りの場合は6:4分割チップアップシートを採用しているため、スーパーリラックスモードは搭載されていません。
乗車人数が4人に限定され、ミニバンの特徴である乗車人数の多さは失われるものの、一時的に乗車人数が減っても快適に過ごしたい場合におすすめです。
ウォークスルーで行き来しやすい
7人乗りの場合、ウォークスルーが可能で3列目まで行き来しやすいメリットがあります。
8人乗りの場合、6:4分割チップアップシートによって3列目の移動も考慮したレイアウトになっていますが、ウォークスルーがないのは弱点です。
その意味で、7人乗りはウォークスルーがあるのでいつでも移動しやすく、手間もかからない点が魅力的です。
独立型で乗り心地が快適
7人乗りモデルの場合、2列目は独立したリラックスキャプテンシートを採用しています。
これにより、快適な座り心地をキープできると同時に、隣に乗車している人に気を遣わなくて良いメリットがあります。
乗り心地を求める場合は、7人乗りの方がおすすめです。
8人乗りのメリット
50型エスティマの8人乗りモデルのメリットは、以下のとおりです。
各メリットについて、詳しく解説します。
乗車人数が多く乗れる
8人乗りの場合、単純に乗車数が多いメリットがあります。
7人乗りと比較すると2列目シートの快適性は若干見劣りするものの、疲労しにくいデザインが採用されています。
ミニバンならではの恩恵を受けたい場合は、8人乗りを選択するのがおすすめです。
座面跳ね上げできるので荷室を広く使える
8人乗りの場合、2列目を跳ね上げることが可能であり、荷室の容量が増えるメリットもあります。
乗車人数だけでなく、荷物が多い場合はシートレアウトによって7人乗りよりも多くの荷物を収納できる点は魅力的です。
50型エスティマシートアレンジまとめ
50型エスティマは、実用性の高いシートアレンジが用意されています。
7人乗りと8人乗りではシートアレンジが異なるので、自分に合ったアレンジが可能かを良く見極めてください。
特に、より快適に人が乗車できるのか、または荷物を多く収納したいのかなどのニーズを満たせるかどうかで最適なモデルを選択しましょう。
ラインアップでは、優良な50型エスティマの中古車を取り扱っているので、50型エスティマをお探しの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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