これから中古車を買おうと検討している方の中には「相場よりずいぶん安い中古車だけど、本当の走行距離なの?」と疑問を抱くことがあるのではないでしょうか?ネットには〇〇kmと記載があるけどもし、メーター交換されていたり改ざんされていたとしたら…
中古車に関しては走行距離が多いか少ないかで販売価格にも大きく影響してきます。さらにはエンジンなど機関面の寿命にも大きく関係してくるだけに中古車を買うときに走行距離の見極めは非常に重要と言えます。
未だ絶えることのない中古車の走行距離改ざん、私はこれらの悪徳業者を許せません。あなたが被害にあわないために、走行距離改ざんの実態と手口、対策方法を分かり易く解説したいと思います。
❒走行距離が虚偽の中古車を買うと何が起こるのか?
1.金銭的な損失
例えば走行距離3万kmのはずの中古車を買って、色々事情があって2年後(次の車検の時)に手放す事になった。
その時の走行距離は5万kmだった。買い取り専門店で査定をしたら50万円くらいと返事がきて実際に店にいったら「この車は実際は30万km以上走っている車です。査定0円です。」
走行距離30万km以上の中古車を3万kmで買わされ知らずに乗り続け、売却するときも価値はゼロになってしまった訳です…金銭的な損失は計り知れません。
2.突発的な故障
実際の走行距離数が分からないと消耗品の交換目安が不明なことから突発的な故障リスクがあります。例えばタイミングベルトは10万km毎に交換する事が推奨されているというのは有名な話でほとんどの方がご存知かと思います。
タイミングベルトだけでなく自動車には距離に応じてメンテナンスも必要ですし交換しなければならないパーツが多数あります。
また走行中タイミングベルトが切れるとエンジンブローにまでなってしまう車種が存在しますし、また切れなくても劣化によってベルトが伸びてしまった事でバルブとピストンのタイミングが合わなくなりそれが原因でエンジンブローする車種もあります。
いつ何が壊れるか分からない車に不安を抱えながら乗らなければならず、エンジンやミッションなど高額な修理代が発生する確率は極めて高いと言えます。
3.騙された!という精神的ショック
3万キロだと思って買った時、3万kmとしての相場なら安いと思ったけど、実際が30万kmだったなんて…
平たく言えばこれ詐欺に遭ったって事だよな?
等色々と考えてしまうと思います。
❒恐怖のヤフオク走行不明車
走行改ざん車の巣窟ヤフオク中古車
読者の皆様はお考えになったことはないでしょうか?「この中古車の走行距離って本当に実走行なのだろうか?」と。
まずは皆様にこちらのサイトを紹介したい。ヤフオク走行距離不明・わからない・修復歴隠し・冠水車の実態
法人などではなく一個人様のWEBサイトだと思いますが、ヤフオクに出品されている走行距離改ざん車を尽く暴いているサイトです。
筆者であるわたくしがこの記事を書いている現在(平成28年12月23日)、上記画像はページに表示されたものをキャプチャーしたものですが「H18年式エスティマハイブリット」が一覧の一番上にありましたのでとりあえずこのエスティマを例に上げてみたいと思います。
「H18年式エスティマハイブリット」のリンクをクリックするとヤフオクの出品ページにリンクしておりました。
下写真はそのページをキャプチャーしたものです。見るとエスティマ即決価格79万円となってますが、2016年12月時H18年式エスティマハイブリッド走行距離3万キロ前後の相場は140万~170万くらいです。
およそ相場の半額くらいの値段ですが何故こんなに安いのでしょうか?
実はこのエスティマハイブリッドは東京都公安委員会許可第306600508273号株式会社シグマネットワークスが運営するTAA横浜横浜会場という業者向け中古車オークションに2016年12月10日に出品番号7162で出品された車両です。
業者向け中古車オークションはオークション営業の為に公安委員による営業許可が必要です。
同じ「オークション」を呼称しておりますが「ヤフーオークション」とは全く異なるもので社会的信用の高いものになります。
業者向け中古車オークションに出品された車両はオークション検査員によって事故歴などが明らかとされ、車検証や走行距離管理システムから実際の走行距離などを明らかとします。
上記でも申し上げた通りこのエスティマハイブリッドは2016年12月10日TAA横浜横浜会場に出品されていた車両です。下図参照。
その時の走行距離は「239,232km」でした。
およそ24万キロです。
にも関わらず、ヤフオクではタイトルすぐ下あたりに「年式:平成18年 / 走行距離:33,000 km / 修復歴:あり / 車検: 2年付き」などと書かれております。
「商品説明」の項目をよく見てみると「走行不明」の記載もあります。
さらにページ下部を見ると「注意事項」の項目があり、その中に小さい文字でこのような記載もありました。
出品の車はメーター改ざん車で走行不明車の売買となりますので十分にご理解の上入札、購入お願いします。
このエスティマのヤフオク出品された日は2016年12月20日でした。
12月10日に業者オークションTAAで落札されたエスティマが、わずか10日後の12月20日に33,000kmの「走行不明車」としてヤフオクに出品されています。
この車両は決して走行不明などではありません。
実走行239,232kmの車両です。
それは業者オークションTAAの出品表に記載があるのはもちろん、落札後手元に来た車検証を見れば前回車検取得時の走行距離の記載があるはずです。
この出品者は「これは私が中古車屋から走行不明で買ったものを転売しているんですよ」と言い訳するかもしれません。
あるいは「業者オークションTAAで仕入れた直後にメーターが故障してしまい、33,000kmの中古品メーターに交換したので走行不明で出品した」というかもしれません。
「安いんだし、それなら仕方ないかぁ。」と思う方もひょっとしたらいるのかもしれません。
ですが私の見解は
言語道断。
悪質な確信犯という以外に表現しようがありません。
ここまでの話をまとめますと
- 業者オークションTAAで出品時、出品表には確実に実走行239,232kmという記載があった。
- それは落札された10日後にヤフオク出品されている。
- 出品者は自分は一般人であくまでもこれは個人売買だと言う。
- さらに走行距離は何故か目立つ所に「33,000km」と記載され、ページ下部に「走行不明車」との記載がある。
- おそらく業者オークションTAAで落札した人物と今回ヤフオク出品している人物は同一人物か仲間。
業者オークションTAAで落札した人物と今回ヤフオク出品している人物が同一人物か仲間であるならば、この出品者は実走行距離を知っているのだから「走行不明」と書くこと自体がおかしいですね。
また本当に走行不明だったとしてこの人物に悪意がないのであれば「33,000km」などと書かず、日本自動車査定協会の走行距離管理システムで実走行を調べた上で出品するべきです。
これは業者だけでなく一般人でも誰でも利用することができます。
なので結論的には、この人物が業者であれ一般人であれ簡単に実走行距離を調べる事が出来るわけですから「メーター33,000kmの走行不明」と書くのは明らかに自作自演、悪意があるとしか思えません。
「最低でも239,232km走ってます。さらに走行不明車です」と正直に書いたら売れないですからね…
走行距離改ざんで逮捕者も出る
「ヤフオクで中古車買うなんて怖くて出来ないよ、カーセンサーネットやグーネット(Goo-net)の大手ポータルサイトに掲載されてる中古車なら大丈夫でしょ!」と、思っている方も多いのだと思いますが、現実は違います。
走行距離を改ざんして販売する悪質な中古車販売店が後を絶たないのが実情で、カーセンサーネット、グーネット(Goo-net)でも走行距離改ざんした中古車を販売しほぼ毎年逮捕者がでています。
悪質なのは、カーセンサーネット、グーネット(Goo-net)では走行距離改ざんした中古車を実走行として販売していることです。「走行不明車」とは言わず「実走行距離」として販売している。
それは犯罪ですから、間違って買ってしまった人が気が付いて被害届を出せば警察の捜査が入ることになります。
下記は走行メーター改ざんにまつわる記事です。
「ヤフオクでもっと安いのあるんだけどさっ」
上記は中古車販売店の営業マンが商談客から時々言われる言葉です。
例えば上記でエスティマハイブリッド走行不明車の例をお話しましたが、他にもヤフオクでヴォクシー70系、走行2.3万kmが58万円で落札されているのがありました。
通常2016年12月時で70ヴォクシー2.3万kmだと中古車販売店の相場では120~130万円くらいの車体価格になります。
このような走行メーター改ざん車を走行不明車として販売する業者は「サイトが凝っていて写真がきれい」という共通点があります。(もちろん真面目に運営していて写真がきれいな販売店もあります。)
値段も半額くらいに安い、写真で見る限り内外装はきれい、場合によっては実際に見に行ったら本当にきれい・・・
なので騙されてしまうのも仕方ないとも言えます。
人によって人間の心理はこういったモノを見つけた時「俺すげえの見つけちゃったよ・・・すげえっすげえっ」とまるで宝物を掘り出したような気分になってしまう事は多くあります。
しかし人によっては「いや、でもそんなうまい話ある訳がない。ヤフオクは1日の閲覧数日本で1位2位を争うようなサイト。大勢の目に晒されているものが掘り出しモノの訳がない。」と気が付きます。
騙されやすい人は「怪しいかもしれない。だけどこんな良い物を見つけたんだ。『怪しい』を払拭できる内容を見つけよう」と無意識に考え、不安ながらも安心できる材料だけを拾い集め、自ら騙されてしまうのです。
騙される騙されないは、元々慎重な人、過去にひっかかって警戒している人、騙されやすい人等、個人それぞれの性格とさらに個人の懐具合も絡んでくると思います。余裕がなくてお金が無い状況では「少しでも安いほうがいい」と考えてしまうのが現代社会では当たり前になっております。
仕入れ担当の目利きによって仕入れ値は変わるが、せいぜい落札価格の1~2割程度の差
例えば全く同じ車両を業者オークション(市場のようなもの)から仕入れるとき、ライバルが少ない早朝や深夜に競りがスタートする場合とライバルが最も多い日中とでは落札金額が全く変わります。
また出品店が無知で価値のあるグレードである事を知らずに出品表にセールスポイントを書かなかった事でライバルが減り、きちんと下見をした仕入れ担当だけが格安で落札する事があります。
しかしそれでも必ずライバル店は存在し、競り合った結果ある程度の金額には必ず達してしまいます。
安く落札できてもせいぜい落札価格の1~2割程度の差です。
例えば本来100万円の相場であるものが年に数回80万円くらいで落札になる程度です。
知識をもった各店舗の仕入れ担当同士が競り合いますので、相場の半額になるなんてほぼ絶対にありえないのです。
そもそも出品店の方が相場の半額なんかで手放すわけがありません。
「大手中古車屋さんだから安心」は全く根拠が無い
三菱という日本を代表する自動車メーカーが組織ぐるみで燃費改ざんをしました。これはニュースにもなりました。
自動車に限らず食品の産地偽装、品質偽装、大手通信会社a○の電波エリア偽装、ソ○トバンクの通信容量に関しての誇大表示問題など、日本を代表する大手企業が平然と不正を行います。
そんな中、三菱やマ○ドナルド、a○、ソ○トバンクよりも遥かに社会的信用が低い中古車業界の大手中古車屋程度が走行距離の不正をしないなどと言い切れるでしょうか。
ましてヤフオクの例で言えばいち中古車ブローカーが不正をやらないわけがないと考えたほうが良いくらいに感じます。
もちろん日本には真面目に運営をしている自動車メーカー、食品メーカー、通信会社、中古車販売店、いち個人ブローカーも存在します。
ただし、真面目なのか不正をするのかという問題と企業の規模は全く因果関係は無いと言えます。
小規模でも大規模でも本当に消費者の為を思って運営している企業もあれば規模関係なくその逆もあります。
関連記事▶【激戦区の埼玉】中古車屋の良し悪しを見極める方法+チェックシート付
❒走行距離の改ざんはどうやって見分けるのか?
クルマがきれいだと素人が見抜くのはもちろん、車屋でも無理な場合があります。悪徳中古車業者たちはカモに絶対に不安を与えないように徹底的にクルマを磨き上げます。
走行メーターを改ざんしている業者程磨き上げます。
見せ方はすごく上手い・・・だから詐欺師として成立しているのです。
ならばどう対処したら良いのか??
安すぎるのは危険・「相場」の判定方法
例えば日産セレナ(c25型)をグーネット(goo-net)やカーセンサーネットで検索します。
走行距離を仮に5万kmから6万kmくらいで探しているとして、その距離だけを絞込み検索します。
すると1番安い車両で29万円から最も高いもので100万円くらいの掲載車まであります。
およそ70万円の幅があります。
この中で40万円~60万円が最も多い価格帯となります。
年式は5~7年前後落ちくらい、程度も中位の感じとなります。
このあたりの掲載台数が最も多い価格帯が一般的に言う「相場」と言えます。
最安値付近20~30万円代のセレナも一部存在します。すると多分何かしらの難があるのではと一般的には考えると思います。
逆に高額なゾーンもあります。
これは仕入れが下手で無駄に高いのか、もしくは程度がものすごく良いものなのかという事になります。
高すぎるゾーンは別として安すぎるゾーンは危険だと考えるのが妥当だと思います。
上記でも書いた通り中古車落札価格はライバル店同士の競り合いで、さらに出品店も損しないように最低落札価格をそれぞれ決めていますから、相場の1割2割安い事はあっても半額になるなんてまずありえません。
また下取り車をオークション通さず直にエンドユーザーに売るパターンであっても、その店がオークションに出せばそこそこの金額で落札される事があるのにそれ以下の金額で売ってくれる事などまずありません。
なので安すぎるのはそれなりの理由があるから安すぎるわけで、その情報開示がないのなら危険と判断して間違いないと言えます。
関連記事▶【最安値の中古車】重要項目を削除して価格が下がった事を「最安値」とは言わない!「価値相応」になっているだけ!
車検証に記載されている走行距離を確認する
車検証には車検を取った時の走行距離が過去2回分だけ記載されるシステムになっております。(2017年1月から過去2回分以外に過去の最大走行距離も記載されます。)
なので現車の走行メーターが33,000kmなのに車検証には前回車検時の走行距離が20万kmと記載があれば明らかに改ざんされたものであると言えます。
しかしこの方法にも落とし穴があります。
車検証の過去の走行距離をある方法で消している場合があるのです。
その方法とは・・・連続で車検を取ると履歴が消えるという事があります。
上記でも書いた通り車検証に記載されるのは直近の2回分だけとなります。
例えば、実走行20万km(前回車検時18万km)の車に5万kmのメーターを付けて車検を取ります。
すると車検証の記載欄には5万kmという記載になります。
しかしこのままでは前回車検時の走行距離18万km、今回車検時の走行距離5万kmとなり辻褄が合いません。
そこで悪徳中古車販売店は次の日もう一度車検を取るのです。
2日連続で車検を取得した記録が車検証に記載されるので我々プロなら矛盾点に気が付きますが一般の人はまず疑問を持ちません。
納車の時に「ご住所とご氏名に間違いがないかご確認下さい」と言われそこだけ確認するでしょうけれど、それ以外の箇所なんてほとんどの方が見ないと思います。
その後日常生活で車検証を見るなんて事はほとんどないでしょうから知らないまま乗ることになると思います。
こちらの記事に詳しく書いてありますので是非ご覧下さい。≫【毎日新聞】中古車メーター巻き戻し対策…車検証に「最大距離」記載≫
エンジンルームをよく見るとオートバックス等の「次回のオイル交換目安シール」が貼ってある場合がある
基本的に走行距離詐欺を行う悪徳業者はそういった過去の痕跡は全て廃棄して消しますが、まれに剥がし忘れて残っている時があります。
ネットで相場よりも半額以下の走行距離3万kmの中古車を見つけて現車を見に行った。
ボンネットを開けエンジンルームを見てみるとそこにはなんと「次回のオイル交換目安255,000km」と書いてあった。
「あれ?2万5千5百・・・・いや、違う!25万キロだ!」
なんて事もまれにありますが、悪徳業者はそういう所は抜かり無いので滅多にありません。
また点検記録簿がグローブボックスに入りっぱなしになっているというパターンもあります。
メーターを外した跡を見抜く
都市伝説的にそういう話を聞いた事がありますが、目的がメーター改ざん以外でも整備や修理の為外すこともあるのでこれは無意味です。
また最近ではデジタルメーターになっていてデジタルは改ざん出来ないようになっているという都市伝説もありますが、全くのデマです。
むしろデジタルの方が簡単に改ざんできます。
中古車販売店を営んでいると謎の怪文書がFAXで送られて来る事があるのです。「メーターの修理承ります。お好きな数字にしてお戻しします。価格5千円~」と・・・
現在は無くなったようですが一時期インターネット上でも検索したら出てきました。
もちろん不正はしない本当の修理業者も居らっしゃいます。
1番確かなのはグーネット(goo-net)の鑑定書、カーセンサー認定書が付いた中古車を買う
一流の詐欺師ほど「まさかこの人が詐欺師だなんて・・・」と思わせる技に長けています。
ほぼ完璧に過去の痕跡を消されてしまった走行不明車は一般の人に見抜くのはほぼ不可能だと思います。
一番間違いないのは上記の通り「グーネット(goo-net)の鑑定書、カーセンサーのカーセンサー認定書が付いた中古車を買う」事です。
「鑑定書」とは販売店とは直接関係のないNPO法人JAAA日本自動車鑑定協会などに所属するクルマ鑑定のプロが第三者目線で中古車のコンディションを鑑定し、様々な項目を指標化し、エンドユーザーが安心してそのクルマを買うことができるようになるグーネット(Goo-net)、カーセンサー主催のサービスです。
これらについて詳しく書いた記事も宜しければご覧下さい。▶ID車両はクルマに詳しくない方でも安心して購入出来る画期的なシステム
営業マンが「これ実走行だから何の問題も無いですよ」と、それはなんの信憑性もありません。信じてはいけません。「鑑定書を見せて下さい。」と言いましょう。
鑑定書があって実走行になっていればそこで初めて実走行だと判断してよいと断言できます。鑑定書とは上記で書いた通り販売店とは利害関係の無い第三者JAAAの検査員の証明です。
❒まとめ
走行距離が3万kmだと思って買ったエスティマハイブリッドが、実は24万kmで内外装はきれいだったけど実は機関部分はほとんどガタガタで、走っていると次から次へと不具合を起こし、最悪エンジンが壊れた、ミッションが変速しなくなった、ハイブリッドの充電システムが充電しなくなったなど致命的な故障があったら経済的にも精神的にも辛いと思います。
中古車における走行距離の改ざんという犯罪は、大昔から現在まで変わること無く当たり前のように蔓延っております。
何故なら同じクルマなのに走行距離が1万km減るだけで中古車としての価値が上がるからです。
誤解を恐れずに言うと、走行距離にやたらこだわるユーザーが多過ぎるので、それを逆手にとられているとも言えます。
無事故車の10万kmより事故車の8万kmの方がすぐ売れる。
実走行距離の10万kmより走行不明車の3万kmの方がすぐ売れる。
こういった現実があります。
なぜこのような事が起きているのか?
それは、ユーザーが中古車選びをする上での判断基準が「価格」と「走行距離」が優先順位の最上位にきているからなんです。
ネットで検索する時も「価格」と「走行距離」ばかりを見て良し悪しを判断してしまう。
こういった方は悪徳中古車業者のカモになりやすいので注意が必要です。
騙されないための方法は
- 最低でも実走行距離と記載されている車両を選び、必ず実車確認をし、あるなら鑑定書を見せてもらう。もしも鑑定書がない場合は必ず車検証と点検記録簿を見せてもらう。そして過去の車検を取った日にちと走行距離の辻褄があっているかを確認する。
- 長年同じ場所で運営している経営実績のある中古車販売店から買う。
- 最も安心なのは上記のような経営実績のある販売店から「鑑定書」「認定書」が付いた中古車を買う。
当店で購入する必要はありません。ご相談だけでもOKです。お車の事で質問やお困りごとなどありましたらコチラまでお気軽にご連絡ください。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
この記事があなたの車選びに少しでもお役に立てば嬉しく思います。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。