みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、コミコミ80万円以下のミニバン専門店、ラインアップ代表の菊池です。
小さなお子さんを持つ「かっこよく乗りたいパパ」に選ばれる事が多いヴォクシー。
2017年1月現在、初代AZR60系ヴォクシー・2代目ZRRヴォクシー70系・現行型ZWR80系ヴォクシーと三世代となりましたが、未だ人気が高い中古車のZRR70型ヴォクシー。
「新型のヴォクシーはどうだろう?ハイブリッドも気になる、しかし350万円は高すぎる、それなら中古車のヴォクシーはどうなんだろう?」
最近テレビCMで観た新型ヴォクシーと比較している方。または、
自分「俺はいっこ前の型のヴォクシー70系が価格も手ごろで良いと思う。」
奥さん「私、もう少し小さいクルマじゃないと運転できないんだけど・・・。」
運転が苦手な奥さんがどうにも渋っている・・・
そんなあなたと反対している奥さんに、ヴォクシーの中古車がなぜ多くのユーザーから選ばれているのか、今回は70系を中心にその魅力を分かり易くご説明したいと思います。
ヴォクシーとはどんなクルマなのか?
ヴォクシーのテレビCMは、歴代全てのCMで、小学3~4年生くらいの男の子とアクティブでちょっとカッコいい系パパが山や海などアウトドアで遊んでいるシーンのみで、ひとつたりともヴォクシーの機能や性能をアピールしているものがありません。
そのCMのイメージ通り、メーカーはお子さんがカッコよく育ってほしいと願う「パパ」に向けたコンセプトとなっております。
そして同時に、ヴォクシーは主婦の使い勝手もよいファミリーミニバン「ノア」と基本構造は同じで、実用性においても高い評価を受けております。
ヴォクシーの魅力のひとつ「見た目のカッコよさ」
多くのユーザーから「見た目がカッコいい」という評価
ヴォクシー70系の中古車を購入したユーザーの中には「見た目」だけで購入を決めたという人も多くおります。
同じトヨタ車の「ヴェルファイア」のように「強そう」なイメージで、なおかつ飽きの来ないシンプルなデザイン。
見る人の眼を惹きます。
女性だと「ポルテ」や「ラパン」のような丸くて可愛らしいクルマを選ぶイメージが強いですが、クチコミサイトの投稿者には20代の独身女性でヴォクシー70系を購入したという人も居りました。
その購入理由は「見た目が厳つくて(いかつくて)カッコいいから」だそうです。
男っぽいイメージのヴォクシー・・・実は主婦の味方!
もしも今あなたが奥さんにヴォクシーを反対されているのなら、その理由は恐らく「大きすぎて運転できない」ではないでしょうか?
女性は運転が苦手な方が多く、出来るだけ小さく車幅感覚がわかりやすい、見通しの良いクルマを好みます。
しかしその「運転できない」をサポートする機能が満載ならば如何でしょうか?
運転が苦手な方が特に恐怖を感じる「駐車」・・・ヴォクシーがサポートします!
後方を映し出す「バックカメラ」
シフトをバックギアに入れるとモニターに後方映像が映し出されます。
画面に表示されるガイドラインに沿ってクルマを操作します。
自動ハンドル操作でヴォクシーがあなたの代わりに駐車してくれる!「インテリジェントパーキングアシスト」
ヴォクシーがカメラと超音波センサーで駐車空間を検出しハンドルとアクセルを自動で操作。
ゆっくりと動くのでドライバーは安全確認をしながら危険があった場合だけブレーキペダル踏むだけで良いというまるで未来のクルマのようなシステム「インテリジェントパーキングアシスト」。*新車時にX・TRANS-X以外のグレードにメーカーオプションで有り。
運転が苦手な方には怖くてたまらない「見通しの悪い交差点」・・・それもヴォクシーが完璧サポート!
ヴォクシーの先端部には前方と横180度を見渡せる広角カメラが装備されており、
例えば見通しの悪い交差点で車体の先端をほんの少し出せば、運転席からは壁などで見にくい交差点の左右(20メートルまで)をモニターに映します。
また死角となる車体先端直下も映し出し、例えば前向きに駐車する時など、モニターで前にある障害物を確認できます。
サイドモニターは運転席からは死角となる車両左側直下を映し出し、例えば左折時、左側にある障害物を内輪差で巻き込んでしまう事故防止になります。
また路肩などへの幅寄せをサポートする車幅平行線も表示します。
運転が苦手という問題はこれらの機能がほとんど解決してくれます。
チャイルドシートへ小さなお子さんを乗せたり降ろしたりが楽になる「チャイルドケアモード」
例えば小さなお子さんがいらっしゃる場合、チャイルドシートへの乗せ降ろしがヴォクシーは他車と比べてとても楽に行えるとしたら、反対している奥さんの反応はどうでしょうか?
小さなお子さんのチャイルドシートへの乗せ降ろしは、腕力のある「パパ」ならそんなに苦ではないでしょう。
しかし女性である「ママ」にとっては大変な力仕事だと思います。
ご家族で出かけた時などそんな「ママ」がよろよろしながらお子さんをチャイルドシートに乗せているシーンを目の当たりにした事もあるのではないでしょうか?
チャイルドケアモード付きシートではレバーを引くと、シートが60度回転して正面が外側に向きます。
このシートなら無理ない姿勢のまま、女性でも楽に子供の乗せ降ろしができます。
これはグレードGのみに標準装備となります。他の全グレードはオプションとしての設定。
また装備出来るのは「7人乗りロングスライドマルチ回転シート車」のみ。(「7人乗りロングスライドマルチ回転シート」については下記で説明致します。)
便利になったチャイルドシートに関してはこれだけではありません。
チャイルドシートを金属コネクタでガッチリ固定・ISOFIXチャイルドシート対応
2010年4月以降のヴォクシーにはISOFIX規格のチャイルドシートをガッチリ固定できる「コネクタ」が付きました。
ISOFIXチャイルドシートとはシートベルトで固定する従来のチャイルドシートとは異なり、チャイルドシート下部背面に差し込みの出っ張りがあり、それを専用の差し込み穴に差し込む事で完全に固定し、高い安全性を確保できるというチャイルドシートです。
シートベルトで固定するタイプでは、チャイルドシートの固定が完全でない事が原因の事故も少なくありません。
お子さんを守りたいパパママにはとても大切な機能なのではないでしょうか。
ヴォクシーの2列目シートは二種類の設定があります。
ロングスライドマルチ回転シート
2列目シートを回転させて3列目と対面させる事ができます。
回転が可能でありながら前後47cmとロングスライドが可能。
ワンタッチタンブルシート
2列目シートをレバー1本で簡単にコンパクトに格納できる仕組みになっており、それによって3列目シートへの広い乗降スペースの確保や、3列目シートも格納する事でより広い荷室スペースを作る事が可能。自転車も入ります。
以上このように2つの設定があります。
上記のチャイルドケアモード付きシートは前者のロングスライドマルチ回転シート車にしかありませんので中古車で探す場合は注意が必要です。
ヴォクシーで仮眠もOK「フルフラットシート」
超距離ドライブでは同じ場所にじっと座っているお子さんに飽きがきてしまい、ぐずりだしたり泣いてしまったりと大変ですが、
ヴォクシーなら途中車内でフルフラットにするなどして休憩ができます。
写真を見ると2列目シートの背もたれと座面の関節部分に段が出来てしまっているのがお分かり頂けると思います。
「なんでこんな不便な段あるんだろう?もっと平らになるワゴンやミニバン見たことあるけど?!」と思いますよね?
もっと平らになるミニバン・・・確かに昔から存在します。
ただし、まっ平らになるシートは振動や横揺れに対応しなければならない「自動車の椅子」としては十分な役目を果たせない場合があり、それに対しヴォクシーのシートは座り心地やホールド性などを重視した結果、この形になったのです。
その為、完全フルフラットにならない代わりに、長時間乗っていても疲れにくいシートとなっております。
少々余談ですが、口コミサイトのヴォクシーで車中泊の旅を楽しんでいる方の投稿では、小さめのクッションで段差を埋め、さらにその上にマットを敷いたら快適に熟睡できる、とのご意見でした。
主婦に便利な小物入れがいっぱい
ヴォクシーの運転席は、携帯電話サイズが入る小物入れが4箇所、BOXティッシュがちょうど良く入るコンソールボックス、大容量グローブボックス等、モノの置き場所に困りません。
後席に居る小さなお子さんの様子を確認できる「後方確認ミラー」
ドライブ中、退屈して後席から全席のママに呼びかけてくる事の多い子どもたち。
そんな時は軽く目を合わせ、アイコンタクトするのが効果的です。
ヴォクシーの運転席には、前を向いたままでも後席とコミュニケーションできる「後席確認ミラー」が付いております。
寝てしまった子どもたちの様子を確認するのにも便利です。
メイクを直せる「サンバイザーミラー」
オシャレな「ママ」には鏡は手放せないアイテム。
そんなママに重宝するサンバイザーに付いた照明付きミラー。
運転席助手席両方に付いてます。
(ご注意:運転席のサンバイザーミラーの使用は安全な場所に駐車してから行って下さい。)
お子さんを抱っこしたままでもリモコンでスライドドアをオープン「電動スライドドア」
お子さんの抱っこ以外に、両手いっぱいに買い物袋を抱えた状態時にも活躍。
運転席からはボタン操作で開閉
運転席からはハンドル近くにあるボタン操作で電動開閉し、また2列目シートからはドアノブを軽く引くと電動開閉します。
走行中は安全装置が働き電動オープンはしないのですが、重たい手動スライドドアとは異なり電動スライドドアはスイッチを押しただけで開いてしまうため、例えば信号待ちなどの停止時にお子さんのいたずら等で開いてしまう事があります。
それを防止するため電動機能をOFFにするボタンも付いております。
もちろんこれだけでは手動スライドドアのロックが掛かっていない状態と同じなので、手動操作で開いてしまいます。
重くて小さなお子さんではそう簡単には動かせるものではありませんが、安全の為に運転席ドアに付いた集合ドアロックも同時に使う必要があります。
お子さんのいたずら防止・室内からは絶対に開かないチャイルドロック
上記の方法ではうっかりロックを忘れてしまう事もあるかもしれません。
その為、安全を徹底する場合は室内からは絶対に開かない「チャイルドロック」を利用しましょう。
(この機能はヴォクシーだけでなく一般的なミニバンならほとんどの車種で付いてます。)
ウォークスルー
通常はシートとして使える2列目シートの真ん中部分を折り畳むとウォークスルーのスペースができます。
子供なら十分楽に通れるスペースとなります。
3列目シートへの乗り降りがしやすい
動画の車両はワンタッチタンブルシート車です。
3列目シートに乗り降りする際、一般的なミニバンならほぼ全てのミニバンが2列目シートを前にスライドさせて乗降スペースを作りますが、ヴォクシーの2列目シートはレバー一本の操作で、まず背もたれが前に倒れ、その次に座面が自動的に跳ね上がる形で折りたたまれ、一般的なミニバンよりも広めの乗降スペースが生まれます。
バネの力で腕力の無い方でも簡単にワンアクションでできます。
床下収納付き・広大な荷室
動画の車両はワンタッチタンブルシート車です。
3列目シートは、簡単な操作で真ん中で割れて両サイドに格納されます。
それによって生まれる広大なスペースは自転車も積む事ができます。
全ての席が快適な空調
左右独立温度コントロールフロントオートエアコン(花粉除去モード付)
運転席側助手席側のそれぞれに温度設定できます。
また花粉除去モードはクリーンエアフィルターを通ったフレッシュエアが前席の花粉を素早く減少させます。
除菌イオンの働きで快適な車内空間「プラズマクラスター」
クリーンモードではプラスとマイナスの除菌イオンが室内に浮遊するカビ菌の活動と悪臭を抑制。
イオンモードでは清涼効果のあるマイナスイオンの放出により、車内のイオンバランスを整えます。
リアオートエアコン
後席にもオートエアコンを装備。
グレードVのみ標準装備。他は新車時のオプション。
男っぽいイメージのヴォクシーですが、あくまでもファミリーカーであり、「ママ」にとって、とても使いやすく、買い物やお子さんの送り迎えなど家事の一端が快適に安全にできるクルマである事がお分かり頂けたのではないかと思います。
カッコいいだけじゃない、実用性の高いクルマ「ヴォクシー」。
次はヴォクシー70系全グレードをご説明します。
ヴォクシー70系の中古車・グレードは「ZS」「Z」「V」「X”LEdition”」「X」「TRANS-X」の6種
ZSとZの違いはハンドルのデザイン(ZSはパドルシフト付き本皮製3本スポーク・Zはウレタン製4本スポーク)と、
年式が2010年4月以前の車両はZSのみ他グレードよりも15馬力ハイパワーなエンジンが搭載されている、という2点のみ。
(2010年4月のマイナーチェンジ以降、ZS以外のグレードにもZSと同じエンジンが搭載されました。)
外装色はパール・シルバー・ダークパープル・ブラックの4種類のみ。
外装色はZS・Zに設定されてある4種のほかワインレッド・ダークブルー・ライトブルー有り。
V
「両側電動スライドドア」「クルーズコントローラー」「チャイルドケアモード付きシート」「自動消灯ヘッドライト」等が標準装備で、さらにオプションで電動リアハッチが付けられた「快適さを追求」したグレード。
新車販売時の価格は全グレード中もっとも高価。
X”LEdition”
Xとの違いはディスチャージヘッドランプ(HID)、助手席側パワースライドドア、6スピーカー等が装備され、メーター周りのデザインがやや豪華仕様に。
X
全グレード中もっとも安価なベーシックグレード。
他グレードは6スピーカーに対しXは4スピーカー。
電動スライドドア非装備。
TRANS-X
ラゲージにこだわる最大5名乗車のグレード。
3列目シートが無い代わりに用途に合わせて様々な使い方ができる「デッキボード」装備。
リアクーラーは新車時オプションのため中古車では装備されていない場合もあるので注意が必要。
外装色はパール・シルバー・ダークパープル・ブラックの4種類のみ。
中古車ヴォクシー70系の魅力は「遊び要素」も満載!
ヴォクシーは「カッコよさ」「実用性の高さ」だけでなく「スポーツカーを楽しむ」ような「遊び要素」も取り入れられております。
80系ヴォクシーで廃止された「パドルシフト」がヴォクシー70系「ZS」には付いている
一般的なシフトレバーの他、ハンドルを握ったままシフトチェンジできるという、レーシングカーに付いているようなパドルシフトが「ZS」には付いております。
基本的にはオートマチックトランスミッションである事には違いはなく、このパドルシフトを一切操作しなくても普通のオートマチック車と一切の変わりない運転ができます。
ランボルギーニ・フェラーリ・GT-R・ランサーエボリューション等の高性能スポーツカーに多く装備される「パドルシフト」。
実用性はほぼありませんが、操作感を楽しめる「遊び要素」の機能です。
現行型80系ヴォクシーでは廃止されました。
スポーツ要素が高いエンジン性能
2007年6月のヴォクシー70系誕生からマイナーチェンジまでの2010年4月までのモデルは、上位グレード「ZS」のみ3ZR-FAEという下位グレードより15馬力ハイパワーなエンジンを搭載しております。
2010年5月のマイナーチェンジ以降全グレードに「ZS」と同じエンジンが採用されました。
パワーは6200回転時に158馬力と、歴代ヴォクシーの中では最もスポーツ要素が高い特性になっております。
新型80系ヴォクシー・中古車ヴォクシー70系・中古車60系ヴォクシーの比較
ヴォクシー60系は当時まだ技術の浅かった直噴エンジンを採用した事で不具合が続出しました。こちらの記事で詳しく解説してありますので参考にしてください。
>【買ったらヤバイ!】ノア/ヴォクシー60系はエンジン異音を必ずチェック!
アクセルを踏みこんでも吹け上がりが悪かったり、また排気ガスがモクモクとした白煙になってしまう等、続出する不具合に多くのユーザーが困惑。
設計が見直された全く新しいエンジンは60であったトラブルはほぼ全て解決。
2007年6月27日に姉妹車である「ノア」と同時に販売開始され1ヶ月でノア16500台、ヴォクシー20500台を受注。
当時新車が売れない風潮の中、ノア・ヴォクシー両車合わせて目標販売台数の3.5倍を記録。
最も新しいヴォクシー70系は2014年(1月)式となり、世間一般のイメージはまだ全く新しいクルマという印象だと思います。
新型の新車価格と中古車の平均価格帯
新車80系ヴォクシー・中古車ヴォクシー70系・中古車60系ヴォクシー、三世代とも色や装備品等をだいたい同じもの(グレードZS/Z)に条件指定して絞り込んでみました。(2017年1月時カーセンサーでの検索)
新車/80系 | 中古車/70系 | 中古車/60系 | |
価格 | ¥324万前後 | ¥39万~293万 | ¥15万~155万 |
あまりにも安すぎる中古車は何かしらの問題がある場合が多くありますので注意が必要です。
また上記表70系にある293万円もするような新車価格とほとんど変わらない高価な中古車は、とても状態が良いか、もしくは仕入れ担当者に知識がなく間違って高く競り落としてしまったかどちらかとなります。
またヴォクシー70系のような若年層に人気がある中古車は無茶な運転や大きな事故による状態が粗悪な商品車が多く存在します。
粗悪車を買わない為の注意点を書いた記事が御座いますのでぜひご覧下さい。
グーネット(Goo-net)でミニバン中古車を誰よりも賢く検索する方法と注意点
また激安過ぎる中古車が如何に危険なのかをわかりやすく書いた記事も御座います。是非御覧下さい。
ヴォクシー/車体大きさの比較
80系/ZS | 70系/ZS・Z | 60系 | |
全長 | 469.5cm | 459.5cm | 458cm |
全幅 | 169.5cm | 169.5cm | 169.5cm |
全高 | 182.5cm | 185cm | 185cm |
4WDは2~4cm程全高が高くなります。
ZS・Zのようなエアロ付きモデルは全長と全幅が2~4cm程長くなります。
ヴォクシー燃費性能の比較
80系/ZS | 70系/ZS・Z | 60系 | |
カタログ値 | 16.0km/l | 13.6km/l | データ無し |
実燃費 | 10.5km/l | 10.4km/l | 7.0km/l |
実燃費はクルマ専門SNSサイト「みんカラ」の80系ヴォクシー・ヴォクシー70系・60系ヴォクシー・各オーナーのレビュー最新20件の平均値で全車2WDのデータです。
ヴォクシー(ZRR70)の燃費については、トヨタヴォクシー(ZRR70)実際の燃費って?街乗り・高速・口コミも紹介!の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
競合他車種との比較
室内容積は同車格中ではセレナが最大
クルマ選びで、ライバル車であるステップワゴンスパーダやセレナハイウェイスター・ライダーなどと比較している方は多いと思います。
「実用性」を重視して購入を決めるのであれば、室内容積が最大のセレナが最もお薦めです。
しかしクルマの魅力とは「広さ」だけではありません。
見た目がカッコいいから、タイプだから、これらはクルマ選びにおいてとても大切な事です。
また、ヴォクシーにしか無いチャイルドケアモード付きシートを気に入った方や、小物入れ等が自分にとってとてもちょうど良い位置にあるなど、そんな細かい部分が自分にとっては必要、気に入った等、魅力を感じる部分は人それぞれ様々だと思います。
燃費以外の性能は格上のエスティマが上
車格がヴォクシーの上となる同じトヨタ車の「エスティマ」。
5ナンバー枠(長さ4.7m以下、幅1.7m以下、高さ2.0m以下)のヴォクシーに比べ、3ナンバーのエスティマは全長も全幅もやや大きくなります。
さらにエスティマ3000cc/3500ccと比較した場合、V型6気筒の静音性と力強さはとても上質なものと感じるでしょう。
より静かにゆったりと乗りたい方、遠方へ旅行などが多い方、乗車人数が常に定員スレスレの大勢で乗る事が多い方、重たい荷物を積む事が多い方はエスティマやアルファードの選択がベストだと思います。
しかし、駐車場の広さや、家の前の道幅、燃費、2400ccなら年間5千円、3000ccなら1万円安い自動車税など、大きさや維持費の面で難しい場合もあります。
また、形状が流線型のエスティマと角ばっているヴォクシーでは形の好みも分かれてくると思います。
狭い道での取り回しはシエンタの方が楽
同じトヨタ車ではあるがアイシス・ウィッシュを挟んで車格が2つ程下となるミニサイズミニバン「シエンタ」。
丸型ライトのイメージが強いシエンタですが「ダイス」という角型ライトのモデルもあります。
写真のようにこれだけコンパクトな車体でありながら3列目シートがあります。
エンジンも小さく1500ccとなり、自動車税はヴォクシーよりも年間5千円安く、実燃費は13~14km/l程。
さらに短い全長は、バック駐車や縦列駐車が苦手な方でも簡単に可能となります。
例えば、奥さんが運転が苦手で、ご主人よりも運転する事が多いなら、シエンタやホンダフリードという選択肢がベストかもしれません。
しかしクルマで家族大勢で遠出する事が多いご家族だと、乗車中のエンジン音やタイヤからの振動などは無視できないレベルになると思います。
また、シエンタもフリードも3列目シートはありますが、大勢で乗る場合、どちらもスペースに全く余裕がない状態になってしまいます。
下記リンク先の記事ではミニサイズミニバンはCMのイメージよりも実際は狭い事を明らかとした内容を書いております。宜しければご覧下さい。
ステップワゴンとフリードで迷うパパママは必読。家族の為に正しい選択ができるよう多角的に徹底比較。
車体が小さいメリットよりも、室内広さのメリットが必要になる事が多い方は、シエンタよりもヴォクシーの方がベターな選択と言えます。
まとめ・ヴォクシー70系の魅力とは?
デザイン的にまだ新しく、「カッコいい」系のミニバン
- 最終型は2014年1月式となるヴォクシー70系はまだまだ新しいイメージ
- ファミリーカーイメージの強いセレナやノアとは異なったイメージのカッコイイ系ミニバン
- 女性からも見た目の良さを評価される事が多い
主婦にも便利で喜ばれる実用性利便性の高さ
- チャイルドシートへ小さなお子さんを乗せたり降ろしたりが楽になる「チャイルドケアモード付きシート」
- 普段の使い勝手が良い収納・小物入れが充実
- 運転が苦手な人をサポートする機能「インテリジェントパーキングアシスト」や「バックカメラ」「フロントカメラ」「サイドカメラ」
- 後席のお子さんの様子を確認できる「後席確認ミラー」
- 小さなお子さんを抱っこしたままドアを開閉「リモコン付き電動スライドドア」
- 大容量の荷室スペース
「かっこよく乗りたい30代の子育て世代のパパ」をコンセプトにした「ヴォクシー70系」
テレビCMのコンセプトは「父と子は男旅をしよう」。「子」がカッコよく成長する事を願うと同時に、その中で「父」もカッコよく成長しよう、というイメージでした。
そんなふうにカッコよく乗りこなす事がヴォクシー70系の最大の魅力なのではないでしょうか。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。