みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
ホンダを代表するミニバンと言えば「ステップワゴン」が人気です。
ステップワゴン(RK型)は車内空間が広く、たくさんの荷物が載せられることからファミリー層からとても人気です。
その中でも専用エアロパーツや専用装備が搭載されたスポーティーなモデルがスパーダが特に人気の高いモデルになります。
ステップワゴンスパーダの購入を検討している方の中で、
「前期モデルと後期モデルは何が違うの?」
「前期モデルと後期モデルのどちらが安いの?」など悩んでいる人もいるかもしれません。
そこで本記事ではステップワゴンスパーダの前期と後期について徹底解説しています。
また、ステップワゴンの中古車相場についても紹介していますので、購入を検討されている人は参考にしてください。
ステップワゴンスパーダ(RK型)の基本情報(販売期間)
ステップワゴン(RK型)の基本情報を前期モデルと後期モデルに分けて簡単に表にしました。
ステップワゴン(RK型)の開発テーマは「家族みんなが楽しく乗れるミニバン」です。
広さと大きさなど車内空間で過ごすためには快適なサイズに設計されています。
前期モデル | 後期モデル | |
---|---|---|
販売期間 | 2009年10月-2012年3月 | 2012年4月-2015年3月 |
型式 | DBA-RK1,2 DBA-RK5,6 | DBA-RK1,2 DBA-RK5,6 |
駆動式 | FF,4WD | FF,4WD |
全長×全幅×全高 | 4690×1695×1815mm | 4690×1695×1815mm |
車両重量(kg) | 1,580-1,710 | 1,640-1,760 |
乗車定員 | 8人 | 8人 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛レギュラーガソリン |
排気量(L) | 1.997 | 1.997 |
表を見てわかるように、ステップワゴンの前期モデルと後期モデルには販売期間以外、型式や駆動式、使用燃料などの違いはほとんどありません。
しかし、外観デザインなどの変更点が結構あるので、次からはその違いを解説していきます。
ステップワゴンスパーダ(RK型)前期・後期の違いを解説
ここからはRK型ステップワゴンスパーダの、前期と後期の違いを実写を交えてご紹介していきます。
ヘッドライト
形状に大きな変更はありませんが、見た目は後期モデルの方がスタイリッシュなデザインです。
そして、後期モデルでは標準装備でプロジェクタータイプが採用されています。
フロントグリル
フロントグリルとは前面の格子状のパーツの部分をいいます。
前期モデルのフロントグリルは平面型でシンプルなデザインです。
後期モデルではフロントグリルのデザインが大きく変わっています。
前期モデルと比較すると、後期モデルはメッキの棒が一本、一本が斜めの形状となり立体型になりました。
そのため、前期モデルと比較するとより高級感のある迫力のあるデザインです。
フロントバンパー
フロントバンパーを意匠変更し、クロームメッキ加飾部分が拡大化されました。。
フロントグリルのメッキと相まって、前期型を車の顔つきが変わり、キリッとしたカッコいいデザインになります。
テールライト
テールライトとは車両の後方部分にあるライトです。
悪天候や夜間時に後続車に車の存在を知らせることができます。
前期モデルと後期モデルでは、テールライトの形状は大きく変更はされていませんが、
レンズのデザインが変更され更にクリア感も増しました。
アルミホイール
前期モデルではタイヤのサイズは16インチと一部モデルで17インチが採用されていました。
後期モデルでは16インチのデザインはそのままで、17インチアルミのデザインが上記写真のように変更されました。
リアガーニッシュ
リアガーニッシュは車のリアゲート部分にある装飾物です。
前期モデルより後期モデルの方がワイドに広がるデザインに変更されています。
前期モデルはシンプルですが、後期モデルはリアガーニッシュがワイドに広がることで高級感があります。
2列目シート
前期モデルと後期モデルでは2列目シートの選択肢が違います。
前期モデル
チップアップ&スライドシート
前期モデルのチップアップ&スライドシートは2列目シートの中央がワンタッチでシートが折り畳めるのが特徴です。
そのため、3列目シートへの移動がスムーズに行えます。
例えば、3列目にお子さんが乗っていても何かあった場合は、素早く移動ができるため便利です。
6:4分割タンブルシート
6:4分割タンブルシートでは、3列目に移動するのに2列目シートを折りたたまなくてはいけない一手間があります。
しかし、チップアップ&スライドシートは違い真ん中の席もしっかりとしたシートとなるので乗り心地が圧倒的に良いのがメリットです。
後期モデル
キャプテンシート
チップアップ&スライドシートが後期モデルではキャプテンシートに変更になりました。
キャプテンシートの特徴は2列目シートが独立している点です。
シートの両サイドにアームレストが付いているため、ゆったりとドライブを楽しめます。
ただ、キャプテンシートの場合は最大7人しか乗車できません。
6:4分割タンブルシート
そして、後期型からはシートの素材もファブリック/合皮コンビシートのハーフレザーシート仕様も追加されました。
ステップワゴンのシートアレンジが知りたい方は下記の記事を参考にしてください。実写で解説しています。
燃費
前期モデルと後期モデルでは燃費も違います。
カタログを参考にわかりやすく簡単に表にしてみました。
前期モデル
FF燃費(JC08モード) | |
---|---|
スパーダS | 13.2km/ℓ(4WD:11.6km/ℓ) |
スパーダZ | 13.2km/ℓ(4WD:11.6km/ℓ) |
スパーダZi | 13.2km/ℓ(4WD:11.6km/ℓ) |
後期モデル
FF燃費(JC08モード) | |
---|---|
スパーダ S | 14.8km/ℓ(4WD:13.6km/ℓ) |
スパーダZ | 14.8km/ℓ(4WD:13.6km/ℓ) |
スパーダ Z・COOL SPIRIT | 13.8km/ℓ(4WD:13.6km/ℓ) |
スパーダ Zi | 13.8km/ℓ(4WD:13.6km/ℓ) |
後期モデルは前期モデルよりも燃費が向上されています。4WDでも燃費が10.0km/ℓ以上の運転が可能です。
前期モデルでもミニバンとしては十分すぎる燃費になりますが、後期モデルはさらに燃費が向上しているため、経済的にも嬉しい車ですね。
RK型ステップワゴンの燃費についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事も御覧ください。ライバル車との比較もしています。
ステップワゴン(RK型)後期から追加されたもの
ステップワゴン(RK型)の前期モデルと後期モデルの違いについて解説してきました。
後期モデルから追加されたのはアイドリングストップ、新型CVT、4WDも5速ATからCVTに変更などが挙げられます。
ひとつひとつ詳しく説明していきますので参考にしてください。
アイドリングストップ
ステップワゴン(RK型)の全車に標準装備されているアイドリングストップは燃料の節約と排出ガスの削減ができます。
仕組みは、エンジンの回転を停止するため、停車時の燃料消費の削減が可能です。
また、停車中にエンジンが停止するので排気ガスの排出も抑えられます。
アイドリングストップの作動条件はブレーキペダルを踏み込まれて完全停止している時です。
踏み込んでいるブレーキペダルを放すことでエンジンが再始動し、スムーズに発進ができます。
アイドリングストップは燃料の節約にも地球環境にも良いので優れた機能です。
アイドリンクストップが作動している時はディスプレイ内のランプが点灯して知らせてくれるため便利でしょう。
新型CVT
CVTとは無段変速機という意味です。
運転の操作はAT車と同じで、自動で変速します。
AT車との違いは変速の仕組みです。
AT車はギアが存在するのに対して、CVTにはギアが存在しません。
CVTはベルトを2つの円錐状プーリーに摺動位置を変えることで、変速比を途切れることなく変化させます。
CVTの良いところは、エンジンの回転が無駄なく車輪に伝わるため、燃費が向上します。
また、AT車と比較してもスムーズに無変換で変速が可能です。
CVTは変速にギアを使用せずベルトを動かすため、変速ショックがほとんどなく、シフトチェンジしたとしても不快感がありません。
日本の道路は信号が多く、渋滞も頻繁に起きます。
その度に加速と減速を繰り返すので、変速がスムーズなCVTは日本の道路と相性がいいでしょう。
ステップワゴン(RK型)のCVTは伝達効率の向上を目的とし、CVT専用オイル、高効率のオイルポンプ、高強度のベルトを採用しています。
新型のCVTは従来のCVTやATと比較しても燃費が向上するので優れた機能です。
ステップワゴン(RK型)のCVTは全タイプに採用しています。
乗る人にも優しく、力強くスムーズな走りと低燃費を両立した機能です。
AT車より低燃費で走行できるのは経済的に嬉しい一面にもなります。
また、力強くスムーズに走行できるため、負荷を掛けずに快適にドライブを楽しめるでしょう。
4WDも5速ATからCVTに変更
ステップワゴン(RK型)前期モデルでは2WDでしかCVTを搭載していませんでした。
後期モデルからは4WD車も5速ATからCVTを採用しています。
4WDの良いところは安定した走行です。
雪道や凍結した路面などの悪路走行には優れています。
5ATはなめらかなシフトチェンジと低燃費を高レベルで設定が可能です。
ただ、4WDは燃費があまり良くはありません。
CVTを採用することでスムーズな走行と低燃費が実現できます。
また、シフトチェンジしても不快感はほとんどありません。
低燃費と安定した走行でこれまで以上に快適なドライブができるでしょう。
ステップワゴンスパーダ(RK型)前期・後期の中古車相場の違い
ステップワゴン(RK型)の後期モデルで追加されたものについて説明してきました。
中古車相場での前期モデルと後期モデルの違いについて解説していきます。
ステップワゴン(RK型)の購入を検討されている方は参考にしてください。
今回はステップワゴン(RK型)に人気がある「スパーダZ」で前期モデルと後期モデルの中古車相場を比較します。
グーネットを参考に前期モデルと後期モデルの中古車相場を走行距離別で表にしました。
走行距離数 | 前期モデル | 後期モデル |
---|---|---|
3万km〜5万km | 110万円〜120万円 | 140万円〜160万円 |
5万km〜8万km | 90万円〜100万円 | 120万円〜130万円 |
8万km〜10万km | 80万円〜90万円 | 110万円〜120万円 |
10万km〜13万km | 40万円〜70万円 | 100万円〜110万円 |
前期モデルであれば、100万円を切るお車も出てきています。
さらに中には、後期モデルでも10万kmを超えたお車であればお店によっては100万円を切るお車も出てくるでしょう。
ただ、あまりにも激安な中古車は非常に危険です。
事故車などを簡単に修理して激安で販売している可能性があります。
悪質な販売店もあるので注意してください。
安いには必ず理由があり、極端に安い理由の多くが
- 重度の修復歴がある
- 機関面の状態が悪い
- 内外装の状態がひどい
このいずれかにあたります。
ステップワゴンスパーダの中古車を購入する際には、必ず自動車鑑定書と修理保証が付いているお車を選ぶようにしましょう。
ステップワゴン(RK型)前期・後期の違いまとめ
今回はステップワゴン(RK型)の前期モデルと後期モデルの違いについて解説してきました。
ステップワゴン(RK型)は車内空間が広く、ゆったりと過ごしたり、多くの荷物を載せられたりするのが特徴です。
そのため、ファミリーに人気があります。
後期モデルでは新たに追加された機能が多く、燃費も向上して経済的です。
ただ、激安の中古車は非常に危険なため注意が必要になります。
販売店の中には事故車を修理して、激安で売る悪質な販売店も多いでしょう。
そのため、良い車を手に入れるためには、良い販売店を見つける必要があります。
良い販売店を選ぶポイントは、取扱い台数が多く、手厚い保証が充実している点です。
取扱い台数が多いと希望の車に出会える可能性があります。
手厚い保証があると購入後の万が一の故障も安心です。
当店ではステップワゴンの取扱い台数が多く、サポートも充実しています。
お客様に購入後も安心して長く乗っていただけるような手厚い保証内容です。
中古車を購入するのが不安?
保証はなにがあればいいの?など疑問や不安があれば一度、当店にお気軽にご相談ください。
丁寧にご説明いたします。
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