中古車ミニバンを購入するなら「諸費用」よりも「支払い総額」が大切な理由

中古車ミニバンを購入するなら「諸費用」よりも「支払い総額」が大切な理由

みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。

ミニバンに限らずですが、中古車を購入するときは諸費用の支払いが必要になります。

この諸費用について、どのような項目が含まれ、どの程度金額がかかるのか必要かわからない人も多いのではないでしょうか。

結論として、諸費用は車両購入時の税金や必要な手続きを代行する費用となり、埼玉県のミニバン取扱店の相場は15~40万円となります。

ただし、中古車ミニバンを購入するときは、諸費用だけでなく支払総額をチェックするようにしましょう。

この記事では中古車ミニバンを購入するときの、諸費用よりも支払い総額が重要な理由と併せて、諸費用として必要になる項目の内容について紹介しています。

中古車ミニバンを購入するなら覚えておきたいポイントばかりですので、ぜひ参考にしてください。

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中古車ミニバンの支払総額は「車両価格+諸費用」

中古車ミニバンの支払総額は「車両価格+諸費用」

中古車ミニバンを購入するとき、車両本体の価格だけ支払えばいいと考えている人は多いですが、それは大きな誤りです。

中古車ミニバンを購入するときは車両価格のほか、諸費用が発生します。

諸費用というのは税金や手数料など、ミニバン車両本体を持つのに必要な費用全般のことを指し、購入時はこれらの費用が含まれた総額を見なければなりません。

また、諸費用は購入する店舗によっても異なり、手数料の部分は特に注意が必要です。

中古車ミニバンを購入するときは、車両価格だけで比較するのではなく、必ず諸費用が含まれた総額で比較しましょう。

中古車ミニバンの諸費用の相場は20万?

一般的に、中古車購入にかかる諸費用の相場は車両本体価格の10~20%といわれています。

そのため、100万円程度の中古車を購入する場合であれば、相場は20万円程度となるでしょう。

ただし、ミニバンに限らずですが、中古車の車両本体価格は年式や走行距離、車種の人気によって大きく異なります。

埼玉の中古車ミニバン取扱店の平均相場に限れば、諸費用に15~40万円と幅があるのも事実です。

諸費用が安ければいいわけではありませんが、中古車ミニバンの購入時にコストを抑えたいなら意識してみてみるようにしましょう。

諸費用の内訳は法定費用と代行費用の2種類

諸費用は大きく分けると、「法定費用」と「代行費用」の2種類に分かれます。

ここからはそれぞれがどのような費用なのか、またどのような項目として必要なのかについて、詳しくみていきましょう。

法定費用とは

法定費用とは

法定費用とは、車検に必要な税金や手数料、保険料のことを指します。

支払うべき金額は車両によって大きく異なり、重量や車種・性能によって大きく変動することを覚えておきましょう。

なお、法定費用は「道路運送車両法」をはじめとする法律により、一律の基準が設けられています。

法定費用の具体的な項目は以下の通りです。

ここからは上記5つの項目について、詳しくみていきましょう。

自動車税

自動車税は、都道府県が課税して毎年4月1日にその車両を所有している人が支払う税金です。

排気量に応じて税額は異なり、500ccごとに税額が加算されていきます。

~1,000cc25,000円
1,001cc~1,500cc30,500円
1,501㏄~2,000cc36,000円
2,001cc~2,500cc43,500円
2,501㏄~3,000cc50,000円
3,001cc~3,500cc57,000円
3,501㏄~4,000cc65,500円
4,001cc~4,500cc75,500円
4,501㏄~6,000cc87,000円
~6,000cc110,000円
自動車税一覧

なお、軽自動車の場合は上記の表に該当しません。

排気量に関係なく、一律10,800円の税額となる点は、念のため覚えておきましょう。

自動車重量税

自動車重量税はその名称の通り、車の重量に応じて支払う必要がある税金のことです。

納税タイミングは車両購入時のほか、車検時に発生する車検代と合わせて次の年数までの分を支払います。

税額は車種・車両重量・年数に応じて決定し、0.5tごとに税額が上がるのが特徴です。

また、新規登録から13年後・18年後に金額が増加することも覚えておきましょう。

なお、エコカー減税の対象車についてはその燃費水準に応じて減税されます。

自賠責保険

自賠責保険は、原動機付自転車を含むすべての自動車が加入を義務付けられている保険です。

強制保険と呼ばれることもあり、無保険で運転する場合は違法となるため注意しましょう

自賠責保険は運転中の人身事故に対する保険となっており、物損事故は対象になりません。

また、保険には限度額が設けられており、事故によって発生した被害によって上限が異なります。

傷害による損害120万円
後遺障害による損害神経機能や精神・胸腹部機能への著しい障害で介護を必要とする場合常時介護が必要な場合:4,000万円
随時介護が必要な場合:3,000万円
上記以外の後遺障害75~3,000万円(等級により異なる)
死亡による損害3,000万円

なお、上記の金額はすべて被害者一人当たりに発生する金額です。

環境性能割(取得税)

環境性能割(取得税)は、自動車を取得したときに発生する費用です。

2019年10月に導入され、それ以前は自動車取得税が代わりに課税されていました。

税額を求めるには「自動車の通常の取得価額×税率」用いられ、燃費性能がいい車ほど税率は低くなります。

また、新車・中古車による違いはなく、あくまでも燃費性能だけが関係する費用と認識しておきましょう。

なお、自家用車の場合は0~3%、軽自動車もしくは営業車の場合は0~2%のように、車種や用途によって異なる点にも注意が必要です。

消費税

車両を購入するときは、他の買い物と同じように消費税が発生します。

車両本体の価格はもちろん、カーナビやフロアマットなど、中古車販売店が取り扱っているオプションを購入した場合も、消費税は必要です。

車両購入時は、本体価格の表示が税込・税抜のどちらになっているかを必ず確認しましょう。

消費税が含まれていなければ、本体価格が大きい分、数万円の差額が生まれます。

リサイクル料金

リサイクル料金とは、車を処分するときに発生する諸費用のことを指します。

新車・中古車を購入するときに支払う必要があるとして、「自動車リサイクル法」で義務付けられている料金です。

リサイクル料金は車種によって異なりますが、中古車ミニバンの場合は10,000円~18,000円程度が相場となります。

そのほかにも情報管理料金130円・資金管理料金290円が必要となるため、中古車購入時に必要な費用として把握しておきましょう。

代行費用とは

代行費用とは

代行費用はいわゆる手数料のことで、中古車販売店への支払いが必要な費用のことを指します。

代行費用には一律の基準が設けられているわけではありません。

そのため、利用する中古車販売店によって金額が異なることを覚えておきましょう。

ここからは具体的な代行費用の内訳として、以下の6つを紹介します。

各費用の内容について、詳しくみていきましょう。

登録代行費用

中古車を購入した場合、車の名義変更や移転登録などの手続きをしなければなりません。

これらの手続きを販売店が代行するのにかかるのが、「登録代行費用」です。

登録代行費用の相場は2~5万円程度に設定されていることが多くなっています。

なお、手続きに関しては代行できるものの、必要な書類に関しては購入者側で用意しなければなりません。

また、基本的に各種手続きは販売店が行いますが、販売店によっては購入者自身での各種手続きを認めている場合があります。

もし自分で運輸支局に行って手続きできるのであれば、登録代行を依頼せずに自分で手続きするのも一つの手段です。

車庫証明代行費用

車を購入した場合、車が保管できる場所を所有していることを証明する必要があります。

車両保管場所の取得照明を代行してもらうときに発生するのが、「車庫証明代行費用」です。

車庫証明代行費用は1~2万円程度が相場で、手続きに必要な書類は購入者側で用意しなければなりません。

また、車庫証明は警察署に行くことで自身での手続きが可能ですが、申請と受領で最低でも2回の訪問が必要です。

自由に動けるのであればいいですが、基本的に代行依頼してしまったほうが手続きはスムーズに進められるでしょう。

整備費用

整備費用は、中古車引き渡しの前に車両が問題なく利用できるかを点検・整備するのに必要な費用です。

整備費用には消耗品の点検やオイル交換などの項目が含まれています。

整備費用に関しても中古車販売店によって金額は大きく変わり、数千円~数万円に設定されていることが多いです。

安全に中古車を利用するために必要な項目ですが、あまりに高い金額を提示された場合は、その内訳を必ず確認するようにしましょう。

納車費用(陸送費用)

販売店から自宅まで車を送り届けてもらうには、納車費用(陸送費用)が必要になります。

納車費用(陸送費用)についてはあくまでも車を送り届けてもらった場合にかかる費用となり、自分で取りに行く場合は費用が発生しません。

ただし、販売店によって購入者が取りに行けるかどうかは変わるため、一度確認してみましょう。

費用に関しては、販売店から納車場所までの距離によって変動します。

納車前準備費用(外内装仕上げ)

納車前準備費用は、中古車の外装および内装をきれいにするために必要な費用です。

たとえば、ルームクリーニングやフロアマットの交換、ワックスがけなどがあげられます。

納車前準備費用に関しては販売店ごとに料金設定が異なり、販売店によってはプランを用意しているケースも多いです。

また、納車前準備費用自体が整備費用に含まれている場合もあることも覚えておきましょう。

保証費用

すべての販売店に該当するわけではありませんが、修理保証の金額が別途必要になる場合があります。

修理保証自体は販売店独自の制度であることが多く、一般的には保証期間の延長で加算されることが多いです。

もしくは故障時の保証範囲を広くする目的で支払いが必要なケースもあり、よほどのことがなければ加入するかどうかを選べるでしょう。

保証が必要かはしっかりと判断し、不要であれば加入しないのも一つの手段です。

諸費用は安くなるのか?

結論として、諸費用自体を安く抑えること自体は十分に可能です。

法定費用の部分に関しては、国や自治体が決めているため、一律の基準に沿った支払いをしなければなりません。

車種や重量などから計算される費用であるため、自分の力ではどうすることもできない項目です。

対して代行費用は、販売店が独自に設定している料金となります。

そのため車両登録や車庫証明など、自分でできることをやればその分費用を抑えることが可能です。

ただし、自分での手続きを認めているかは販売店ごとに異なります。

自分でできない場合は当然代行費用がかかるため、販売店に確認してみるようにしましょう。

【諸費用に騙されるな】大事なのは支払総額で何をしてくれるか

中古車ミニバンを購入するとき、諸費用の金額だけで判断するのは危険です。

まずは支払総額の中で、何をどこまで対応してくれるかを確認しましょう。

諸費用は販売店の見せ方で大きく変わり、車両価格をかなり安く掲載していながら諸費用を高く設定していたり、逆に車両価格を高くして諸費用を安く設定していたりします。

結果的に総額だけ高くなって、整備やクリーニングが満足に実施されていないケースも珍しくありません。

まずは諸費用を気にするのではなく、その販売店がどこまで対応してくれるかを確認しましょう。

整備がきちんとされ、クリーニングや外装コーティングをしてもらった中古車ミニバンであれば、安全かつ快適に乗り続けられます。

まとめ

今回は中古車ミニバンを購入するときに発生する諸費用について解説してきました。

結論として、諸費用は車検や整備、手続きを代行するのに必要な費用です。

諸費用は販売店ごとに価格設定が異なりますが、金額だけを見ないようにしましょう。

諸費用が高くてもしっかりと整備してもらえれば安心して中古車ミニバンに乗れますし、逆に安くて整備が適当だと、重大なトラブルにつながるかもしれません。

弊社ラインアップでは、中古車ミニバン専門店として納得のいく諸費用および整備内容を提示しております。

埼玉県で中古車ミニバンの購入を検討しているのであれば、ぜひ一度ご来店・ご相談ください。

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