みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
これから車をローンで購入検討されている方の中に、
「中古車のローンは何年組めるかわからない。みんなはどれぐらいの期間に設定してるんだろう?」
中古車のローンは、各ローン会社によってローンを組める年数が異なり、ローンを何年組んだらいいか迷ってしまう人も多いでしょう。
そこでこの記事では、自動車ローンは何年組むのが良いのか?長期や短期ローンのメリット・デメリットと合わせて紹介していきます。
ほかにも、ローンの年数を決める際のポイントなども説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
中古車ローンはどこで組める?
中古車ローンはどこで組めるのかについて、下記の順で説明していきます。
上記をひとつずつ解説していきますので、参考にしてみてください。
信販会社でのオートローン
中古車ローンは、信販会社のオートローンを利用すれば組めます。
信販会社のオートローンは即日審査できるところが多いですが、金融機関でローンを組むよりも金利が高くなってしまうのがデメリットです。
ただ、金融機関より審査は甘い傾向があります。
審査が甘くなる理由としては、信販会社によって見ている信用情報機関のデータが異なるからです。
なので、ある信販会社では審査に通らなくても、ほかの信販会社では審査に通る場合もあります。
中古車屋さんでのローン契約のほとんどは信販会社でのオートローンが基本的だと思ってください。
金融機関でのマイカーローン
中古車のローンは、銀行や信用金庫などの金融機関を利用して組む方法もあります。
金融機関で中古車のローンを組むと、金利は安いです。
しかし、手続きに時間がかかるのと審査が厳しめとなっています。
下記は、三菱UFJ銀行と城南信用金庫の条件です。
金融機関名 | 三菱UFJ銀行 | 城南信用金庫 |
---|---|---|
ご利用いただける方 | 次の条件をすべて満たす個人のお客さま 年齢が申込時に満18歳以上、完済時に満70歳の誕生日までで、保証会社(㈱ジャックス)の保証を受けられるお客さま。 前年度の税込年収(事業所得の方は申告所得)が200万円以上のお客さま。 ※年金収入のみのお客さまは対象外です。勤続(営業)年数が1年以上のお客さま。 今回の自動車購入について、当行以外からのお借り入れがないお客さま。 Eメールアドレスをお持ちのお客さま。 ※外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 | 原則として、当金庫の本支店所在地の近隣にお住まいか、近隣の事業所にお勤めで、安定した収入の見込まれる方。 2. 当金庫の会員となれる方。(1) 当金庫の営業地域内に住所または居所を有する方。 (2) 当金庫の営業地域内の事業所に勤務されている方。 (3) 当金庫の営業地域内に事業所を有する者の役員の方。 上記条件のいずれかに該当される方であれば、当金庫に出資をしていただき、会員となることができます。なお、会員となっていただかなくともご融資をさせていただくことが可能な場合もございますので、詳しくは当金庫本支店の店頭窓口でお問い合わせください。3. 一般社団法人しんきん保証基金の保証が得られる方。 |
借入金額 | 50万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 1万円以上1,000万円以内(1万円単位) |
借入期間 | 6ヵ月以上10年以内(1ヵ月単位) ※据置タイプは10年固定(元金据置期間3年、元金返済期間7年)となります。 | 10年以内 |
上記のように、金融機関によって細かな条件があるので、利用する前にしっかり確認しておきましょう。
販売店での自社ローン
自社ローンとは、中古車販売店で直接ローンを組むタイプのものです。
自社ローンは審査がゆるく、過去に料金の未払いなどがあってブラックになってしまった方でも、現在安定した支払い能力があればローンを組める可能性があります。
ただ、私は絶対に自社ローンはおすすめしません。
おすすめできないのは、車代が通常よりも高いからです。
50万円の車を、倍の100万円で売却するなど当たり前のようにあります。
車代が高い理由は、ブラックの方にローンを組ませるので、いつ支払いが滞っても利益が出るような値段設定にしているからです。
なので、特別な理由がない限りは、自社ローンは利用しないようにしましょう。
ローンは最短、最大何年組める?
自動車ローンは、新車と中古車で区別がありません。
では、自動車ローンはどれぐらいの期間組めるのでしょうか?
信販会社や各金融機関でローンが組める期間を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
一般的な平均年数は3〜5年
中古車のローンは、車検のタイミング(3年や5年)で買い替える人が多いため、自動車ローンも3年~5年で組まれるのが一般的です。
ただ、どれぐらいの期間ローンが組めるからは、信販会社や銀行によって異なります。
信販会社や銀行・信用金庫、中古車販売店で何年ローンを組めるかをまとめましたので、下記の表をご覧ください
各会社 | ローン期間 | 融資金額 |
---|---|---|
Orico(信販会社) | 返済期間 返済期間 1ヵ月~154ヵ月返済回数 1回~154回 | 10万円~500万円 |
三菱UFJ銀行 | 6ヵ月以上10年以内(1ヵ月単位) | 50万円以上1,000万円以内 |
みずほ銀行 | 最長7年 | 最大300万円 |
三井住友銀行 | 1年以上10年以内 | 10万円以上300万円以内 |
城南信用金庫 | 10年以内 | 1万円以上1,000万円以内 |
京都信用金庫 | 6ヶ月以上8年以内 | 1万円以上1,000万円以内 |
中央労働金庫 | 最長10年 | 最高1,000万円 |
ガリバー(自社ローン) | 6回払い(半年)~84回払い(7年)※最長84回までの分割払い可 | 記載なし |
上記の表を見てもわかるように、ローンの期間は最短で6ヶ月以上、最長で154ヵ月(12年10カ月)となっています。
ローンの年数によるメリット・デメリットとは
ここからは、ローン年数によるメリット・デメリットについて、下記の順で紹介していきます。
上記を順に詳しく見ていきましょう。
短いローンのメリット
ローンの年数が短いメリットは、次のようなものが挙げられます。
- 支払い回数が少ない分金利がかからなくなるので、総支払額が減る
- 長期間の支払いのプレッシャーやストレスがなくなる
- 返済期間内のトラブルが起こる可能性が低い
ローンを支払う期間が短いと、金利を払う回数が少なくなるので、元金とあまり変わらない値段での支払いが可能です。
また、中古車を安く購入して高く売るなど、買い替えのサイクルが早い方にも、ローン期間が短いのは有利に働きます。
短いローンのデメリット
短い期間でのローンのデメリットは、月々の支払額が高くなる点です。
例えば、120万円の車を購入して12回の分割払いをする場合は、ざっくり月々の返済額は10万円となります。
家族がいて、車代をできるだけ抑えたいと思っている方には、月々10万円の支払いは厳しいでしょう。
人によっては、月々の高額な支払いにストレスを感じてしまう人もいるので、注意が必要です。
また、支払いが滞れば自身の信用情報にも傷がつきます。
なので、無理のない返済計画を立てるようにしましょう。
長いローンのメリット
ローンを長期間に設定した場合のメリットは、月々の返済額が少なくなる点です。
低価格の車を購入すれば、月々の支払いを数千円程度に抑えられます。
また、支払額が少ないと余裕を持って支払いができるので、精神的なストレスやプレッシャーも少なくなるでしょう。
さらに、もし病気や体調不良で働けなくなった時のことを考えると、毎月の支払額は少ない方が料金を滞納するリスクを減らせます。
なので、金銭的に余裕を持ちたいのならば、ローンの期間は長めに設定した方が無難です。
長いローンのデメリット
ローンの期間を長期間に設定した際のデメリットは、金利が高く付く点です。
ローンの期間が長いと、支払いを行う期間が長くなるので、支払う金利が多くなってしまいます。
もう一つのデメリットは、事故で車を失った場合です。
事故で車が廃車になってしまうと、ローンだけが手元に残ります。
一括返済はできますが、車を購入したばかりの頃は一括返済は難しいでしょう。
また、ローン期間中に車に飽きて新しい車が欲しくなる場合もあります。
ただローンが残っているため、なかなか新しい車に手が出にくくなるのも、デメリットの一つでしょう。
ローンの年数を決めるポイント
ここからは、ローンの年数を決めるポイントについて、下記の順で説明していきます。
上記を一つずつ解説していきますので、参考にしてみてください。
ローン以外の車にかかる費用を把握しておく
ローンの期間を決める際には、ローン以外に必要になる費用も把握しておかなければなりません。
車を購入すると、下記のような費用が必要になります。
- ガソリン代
- 駐車場代
- 保険代
- 税金代
- 車検代
車を購入すると、上記のような維持費が発生します。
1年間でかかる維持費は、ミニバンの場合約33万円~約35万円です(車種によって異なる)。
1年間のガソリン代を約10万円とすると、自賠責保険料で10,005円、自動車税で36,000円の費用がかかります。
その他、自動車重量税やオイル交換代などを含めると、年間で約33万円~約35万円の維持費はかかるでしょう。
なので、ローンの返済額と維持費を計算し、無理のない支払いが行えるローン期間を設定してください。
ボーナス払いの併用も可能
知らない人も多いと思いますが、車のローンは「ボーナス払い」が可能です。
ボーナス払いは、月々の支払い額にプラスして、ボーナス額を増額して支払いを行います。
ボーナス時にまとまった金額を支払うことで、毎月の返済額を少なくできるのがメリットです。
ボーナス払いは、基本的には年に1、2回行えます。
各ローン会社によって異なりますが、8月や12月・1月に行えるケースが多いです。
また、ボーナス払いする月を契約者自身で設定できる場合もあるので、契約時に各ローン会社に聞いてみてください。
ただ、ボーナスでもらえる金額は景気に左右されます。
また、ローン期間中に仕事を辞めてしまい、ボーナスがもらえなくなる場合もあるでしょう。
そういった事態も考慮しながら、ボーナス払いを利用するかしっかり検討してください。
何年乗るかを考える
ローン期間を決める際は、購入した車を何年乗るかしっかり考えておきましょう。
次の車を購入しローンを組む際に、前の車のローンとかぶらないようにする必要があります。
多くの人は車検時に、次の車を購入するか検討する人が多いです。
なので、車の車検に合わせるなら、車検の満了時にはローンは完済しておくのがおすすめとなります。
また、ローンの期間および金額は、今後のライフスタイルと照らし合わせるのも重要です。
子供の成長にともない、学費や養育費がかさむようになるので、そういった点も考慮しながらローン期間や支払う金額を決めるようにしましょう。
長く乗れる中古車を選ぶ
中古車を購入する際は、できるだけ長く乗れる車を選択するようにしましょう。
購入後すぐに故障してしまうと、ローンだけが手元に残り損をするからです。
なので、車のローンを組む際は保証がついている車を選択し、なかでも「保証期間」と「保証範囲」に注意しましょう。
それぞれで気を付けなければいけない点は、次の通りです。
- 保証期間
保証期間は最低1年ついているのがおすすめで、ラインアップでは永久保証を付けています。保証期間内であれば、初期不良などがあった際にサポートが受けられるので大変便利です。 - 保証範囲
「エンジン系統」「ミッション系統」「ブレーキ周り」を保証してもらえるローンを選択しましょう。前述した3つのパーツは、車を運転する上で欠かせないものなので、保証範囲内か必ず確認しましょう。
できる長く乗れる車を選択するには、上記は必ずチェックしておきましょう。
まとめ:余裕のある返済期間で選ぶのがおすすめ
中古車を購入する際のローン期間は、余裕のある返済期間で選択するのをおすすめします。
月々の支払いを余裕を持って行えると、いずれはお金が浮いてきて、一括返済も可能です。
毎月高額のローン返済額に設定して支払えなくなった場合、個人情報に傷が付くので注意しましょう。
ラインアップでは、ローンの審査やシュミレーションのご相談も承っていますので、気軽にご連絡ください。
コメント