みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
「任意整理中でもカーローンを組んで、車は買えるのかなぁ」・・・などと思っている方。
任意整理中でも、カーローンを組むのは不可能ではありません。
しかし、自社ローンを利用するはめになり、自社ローンはデメリットも多くおすすめはできません。
なのでこの記事では、カーローンの審査の仕組みやカーローンの審査に通らない場合の対処法などを解説していきます。
さらに、負債を完済した後にカーローンが組めるかなどについても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
任意整理中にローンは組めるのか?ローン審査の仕組を解説
任意整理中にカーローンを組むのは、正直難しいです。
カーローンを組むためには、銀行や金融機関、ディーラーなどを利用しますが、信用情報の照会が行われます。
なので、過去に支払いの滞りや自己破産などの金融事故があった方は、審査に通らない可能性が高いです。
ローン審査の仕組みについては、利用するものによって金利や審査条件が異なるので、次の章で詳しく解説していきます。
カーローンは大きく3つのタイプに分けられる
カーローンは、以下の3つのタイプがあります。
金利や審査条件を一覧にしてみましたので、参考にしてみてください。
カーローンの種類 | 金利の相場 | 審査条件 | 審査基準 |
---|---|---|---|
銀行系カーローン | 1.5%~5% |
| 厳しめ |
ディーラーローン | 4%~8% |
| 普通 |
自社ローン | なし |
| 通りやすい |
カーローンは、主に上記の3つのサービスを利用します。
カーローンを利用すると、”信用情報の照会”があるので、次の章で詳しく見ていきましょう。
カーローンの信用情報の照会
個人の信用情報に関しては、以下の3つの機関によって管理されています。
信用情報機関 | 概要 |
---|---|
株式会社日本信用情報機構(JICC) | 支払い情報や任意整理などの信用情報を収集し、金融業者と消費者との信用取引を管理する指定信用情報機関 |
株式会社シー・アイ・シー(CIC) | クレジットカードや信販会社が加盟しており、クレジットカードやローンの利用状況を管理する信用情報機関 |
全国銀行個人信用情報センター(KSC) | 銀行や信用組合が加盟しており、クレジットカードや各種ローンの契約内容などを記録する個人信用情報機関 |
銀行系カーローンやディーラーローンを利用すると、上記の信用情報機関を利用して信用情報の照会が行われます。
なので、任意整理中の方は審査に通りにくいです。
ただし、自社ローンを利用した場合は信用情報の照会は行われないので、審査に通りやすくなります。
任意整理中はカーローンが組みにくい理由とは
銀行系カーローンやディーラーローンを利用をする場合、任意整理中の方はカーローンが組みにくいです。
銀行やディーラーは、信用情報の照会を行い、カーローンを組む人に返済能力があるかを判断します。
なので、過去に支払いが滞ったり自己破産などの金融事故がある方は、”返済能力がない”と判断され審査に通りません。
ただ、ローン会社によって審査基準は異なります。
現在の職業や収入、勤続年数から審査に通る場合もあるでしょう。
ただ、1度信頼性を失うと取り戻すのは難しいので、銀行系カーローンやディーラーローンは審査に通らない可能性が高いです。
任意整理完済後はカーローンは組めるのか?
任意整理を行い負債を完済しても、5年間程度はローンは組めません。
返済状況や取引事実に関する情報に関しては、株式会社日本信用情報機構(JICC)に5年程度記録が残るからです。
株式会社日本信用情報機構(JICC)の公式サイトにも、下記のように記載されています。
返済状況に関する情報
内容 | 登録機関 | |
---|---|---|
入金日、入金予定日、残高金額、完済日、延滞等 | 契約日2019/9/30以前
契約継続中及び完済日から5年を超えない期間 | 契約日2019/10/1以降
契約継続中及び契約終了後5年以内(※) |
取引事実に関する情報
内容 | 登録機関 | |
---|---|---|
債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等 | 契約日2019/9/30以前
当該事実の発生日から5年を超えない期間 | 契約日2019/10/1以降
契約継続中及び契約終了後5年以内 |
株式会社日本信用情報機構(JICC)では、返済状況や取引事実に関する情報は5年経過すると削除される仕組みです。
なので、5年待てばカーローンを組める可能性があります。
任意整理中にカーローンの審査をするコツ
任意整理中にカーローンの審査を行うコツについてお話していきます。カーローンの審査に通りやすくなったり、審査に落ちるリスクを減らせるので、ぜひ参考にしてみてください。
任意整理中の系列会社以外に審査を出す
任意整理中にカーローンの審査に通るには、返済を続けている同じ借入先での申し込みは避けるようにしましょう。
任意整理中に同じ借入先でカーローンの申請を行っても、間違いなく審査に通らないからです。
その点、ほかの金融機関やローン会社なら審査に通る可能性があります。
なので、任意整理中の借り入れ先での申し込みは避けて、ほかの金融機関を利用するようにしましょう。
他社の借り入れを返済する
他社の借入を完済すると、審査に通る可能性が高くなります。
借り入れを行い、プラン通りに返済すると信頼性が高くなるので、返済できるものがあれば必ずプラン通りに返済してください。
借入先が複数ある場合は、1社でも返済できるように努力しましょう。
借入先が複数あると”返済能力がない”とみなされるので、1社でも返済できればローンを組める可能性が高まります。
任意整理中でも車を買いたい!ローンが通らないときの対処法
ここからは、任意整理中でも車を買いたい方向けに、ローンが通らないときの対処法を下記の順で説明していきます。
- 家族名義で審査する
- カーローンに強い販売店で審査をする
- 自社ローンでの購入はおすすめしない
上記を一つずつ解説していきますので、参考にしてみてください。
家族名義で審査する
任意整理中でも車を購入したい方は、家族名義でカーローンの審査を受けてみると良いでしょう。
自分の信用情報に問題があっても、信用情報に問題のない家族の名前を利用すれば、カーローンが組めるからです。
例えば、夫婦でしたら旦那さんが任意整理中でカーローンが組めなくても、奥さんの名前を使用すればカーローンは組めます。
ただ、その際は奥さんが審査対象となるため、奥さんの信用情報に傷がないのが条件です。
また、任意整理中にカーローンを組むと、任意整理の返済+カーローンの返済がプラスされるので、無理のない返済計画を立てる必要があります。
カーローンに強い販売店で審査をする
審査を受ける場合は、カーローンに強い販売店を利用するのがおすすめです。
信販会社との信頼関係があれば、条件(金額指定、保証人、金利アップ)によって、審査に通る可能性があります。
ちなみに、ローン会社は車販売店との力関係の影響で、ローン審査は平等には行われません。
かんたんに言うと、お得意さまの審査は甘いが、お得意さま以外の審査は厳しくなるなどの事例が多々あります。
また、月の販売台数も少なく、ローンの実績もないお店では、審査を受けても落ちる可能性が高いです。
さらに、審査を受けると履歴が残り、次の申請の際に審査が厳しくなる場合もあります。
なので、カーローンを申し込む際は、カーローンに強い販売店で審査を行うようにしましょう。
自社ローンでの購入はおすすめしない
任意整理中に車が欲しくても、自社ローンでの購入はおすすめしません。
自社ローンは金利なしで利用できるのが魅力ですが、利息相当分の手数料が車両本体価格に上乗せされるからです。
すると、ほかのカーローンを利用するよりも月々の返済額が大きくなります。
ほかにも、返済期間が短く、販売店がつぶれると車を引き上げられるなどのリスクもあり、デメリットが多いです。
審査は、銀行系カーローンやディーラーローンよりは通りやすいですが、それでも最低限の支払い能力は求められます。
なので、自社ローンは利用しない方が良いでしょう。
任意整理中にローンが通るかは事前審査で確認できる
任意整理中に、カーローンの審査に通るかは、事前調査で確認できます。
ラインアップでは、ネットからかんたんに事前調査ができるので、興味がある方はこちらのページにアクセスしてみてください。
任意整理中でも、カーローンの審査に通るのは決して不可能ではありません。
家族名義で審査を受けたり、カーローンに強い販売店で審査を受ければ審査に通る場合もあるので、ぜひ試してみてください。
ただ、自社ローンを利用すると月々の返済額が大きくなるので、利用しないようにしましょう。
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