みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
中古車選びでは、大抵の方が低年式で走行距離が少ない車がいいと思われがちです。
特に初心者は低年式で走行距離が少なければ、問題ないと判断して購入してしまいます。
一見良さそうにも見えますが、低年式で走行距離が極端に少ない車は危険なことが多いです。
本記事では中古車選ぶ際に低年式で走行距離が少ない車が危険な理由ついて徹底解説。
また、程度の良い低年式の中古車を購入する方法を紹介しています。
中古車の購入を検討されている方は参考にしてください。
中古車選びは走行距離だけで判断してはいけない
中古車選びは走行距離だけで判断してはいけません。
走行距離だけで判断すると、購入後に故障トラブルで多額の修理代を支払う恐れがあります。
特に初心者は中古車に関しての知識が浅いため、距離が少ない車や低年式の車を選びがちです。
距離が少なく、低年式の車は新車に近い状態と感じてしまい、車の状態を確認せずに購入してしまいます。
一見良さそうですが、低年式で距離が少ない車は危険なため、注意が必要です。
例えば、走行距離が少ない車の場合は近距離移動をメインとして扱われていた可能性もあり、エンジンに負担が掛かっているかもしれません。
エンジンに負担が掛かっていると購入後に故障トラブルにあう可能性も高いです。
また、低年式の車はメンテナンスがされておらず、消耗品の交換がされていない場合もあります。
例えば、バッテリーを交換せずに使用し続けると、ライトが点灯しなくなったり、車が突然動かなくなったりしますので消耗品の交換は重要です。
中古車選びは走行距離や低年式だけで判断してしまうと、購入後の故障トラブルで高額な修理代を支払わなければなりません。
故障トラブルにあわないように、年式や走行距離だけで判断せずに車の状態を念入りに確認する必要があります。
低年式中古車で走行距離が少ない理由
ここでは低年式中古車で走行距離が少ない理由について紹介していきます。
休日にしか使わない
低年式中古車で走行距離が少ない理由に休日しか使わない車が挙げられます。
休日にしか車を利用しない、いわゆるサンデードライバーです。
都会であれば、交通手段は車だけでなく、電車やバスなどさまざまです。
そのため、平日のほとんどは車を使用しません。
例えば、都会の会社員なら通勤する際にも車ではなく、電車やバスを利用します。
車を使用するときは、週末に買い物に出かけたり、ドライブを楽しんだりする程度です。
休日にしか乗らないため、車はほとんど動かず放置状態になります。
近所しか走らない
低年式中古車で走行距離が少ない理由に近所しか走らないことが挙げられます。
車に乗る機会が多くても、使用する目的によって走行距離は少ないです。
例えば、子どもの送迎や近くのスーパーを利用する程度であれば、走る距離は短く、走行距離も少ないでしょう。
また、会社員は通勤先が近場であれば、行き来もそこまで距離が掛からないため走行距離は多くなりません。
車を使用する目的が近くのスーパーや近所の送迎しか使わないなどであれば走行距離も少ないです。
車検切れや故障で放置されていた
低年式中古車で走行距離が少ないのは、車検切れや故障で放置されていたのが理由に挙げられます。
車を所有している人で家の車庫に放置したままの人も多いでしょう。
例えば、仕事の都合で海外転勤になり、車を車庫にそのまま放置してしまい車検切れになります。
また、転勤するため、車を故障したとしても乗る機会がないため放置したままにしているかもしれません。
車を放置しておくと、車は稼働しませんので走行距離は少ないです。
低年式の中古車で走行距離が少ないと危険な理由
ここでは、低年式の中古車で走行距離が少ないと危険な理由を詳しく解説していきます。
低年式で走行距離が少ない中古車が危険な理由は下記の通りです。
中古車の購入が初心者の方は年式と走行距離で判断しがちなので、危険な理由をしっかりと理解する必要があります。
危険な理由を理解しておけば、購入後の故障トラブルにもあわないので参考にしてください。
エンジンやオートマなどのオイルが循環しておらず壊れやすくなる
低年式で走行距離が少ない中古車は、エンジンやオイルなどが循環しておらず壊れやすい危険があります。
車を稼働させないとエンジンオイルが固着して循環しなくなり、エンジンが焼きつくなど故障する可能性が高いです。
低年式で走行距離が少ない中古車は、一見掘り出し物のように見えますが、購入後にエンジントラブルが起きるかもしれません。
エンジンも機械なのである程度動かしている方は車の状態は良好ですが、動かし過ぎや全く動かしていない場合は故障する恐れがあります。
例えば、低年式で走行距離の少ない中古車は休日しか乗る機会がないことや、仕事で長期間車を放置している車がほとんどです。
車が稼働せずに放置状態なため、オイルが循環しなかったり、固着したりする場合もあります。
故障した場合、エンジンの修理は大掛かりなため、相当の費用が必要です。
また、オートマオイルの循環をしていないと燃費が悪くなったり、加速が鈍くなったりするため、快適なドライブを楽しめません。
車も機械と同じなので、動かし過ぎ切ると故障になる可能性もありますが、全く動かないのも故障に繋がります。
ある程度動かしていた車であればエンジンの調子が良いのですが、全く動かさず放置したままの車は危険なので注意してください。
ベルト類やパッキンなど消耗部品も劣化しやすい
低年式で走行距離が少ない中古車は、ベルト類やパッキンなどの消耗品が劣化しやすいため、故障する危険性があります。
車に乗る機会が少ないと、車の状態を確認する時がなく、メンテナンスが不十分になりがちです。
ベルト類やパッキンなどの消耗品は経年劣化するため、交換しないまま放置しておくと故障にも繋がります。
例えば、ベルトはエンジンの動力を伝達するための大切な部品です。
交換しないまま放置するとオーバーヒートだったり、バッテリーがあがったりするなどの故障トラブルになります。
エンジンオイルやオイルエレメントは定期的に交換しないとエンジンの故障にも繋がりますので注意してください。
また、長い間放置している車は危険です。
車に乗る機会がなく、長期間放置していると車に残っているガソリンが腐ります。
ガソリンが腐るとタンクや配管部などが腐り始めて、揮発性悪化によりエンジンの始動が不安定になる可能性が高いです。
配管などが腐ると燃料フィルタなどが詰まり、エンジンの状態も悪くなります。
走行中に突然エンジンが停止して、事故に繋がるケースもあるので長期間放置している車は危険ですので注意しましょう。
近所しか走らない車はエンジンに負担がかかる
低年式で走行距離が少ない中古車は、近所しか走らないのでエンジンに負担が掛かり故障する可能性が高いです。
近所しか走らない車はエンジンが冷えた状態で走り、暖まる前に停止を繰り返すのでエンジンに負担が大きくかかります。
エンジンに負担が掛かると、オーバーヒートなどで車が突然故障する可能性も出てきます。
エンジンが故障すると修理代は40〜50万円ほどかかりますので、エンジンを掛けて異音がしないかなどきちんと確認して購入を検討するようにしてください。
きちんとメンテナンスされているケースが少ない
低年式で走行距離が少ない中古車は、きちんとメンテナンスされていないケースがあるため危険です。
年間で数百キロから数千キロしか乗らない方は定期的にメンテナンスをしていない可能性があります。
定期的に消耗品を交換したり、状態を確認したりしないと故障する可能性が高いです。
放置している車の場合は、きちんとメンテナンスされていないため、部品が劣化しているかもしれません。
車を走らせず、メンテナンスもしないまま放置すると、本来の性能も発揮できません。
そのため、さまざまな箇所から不具合が起き、故障トラブルに繋がり、事故などを引き起こす可能性があります。
例えば、エンジンオイルは定期的に交換が必要です。
エンジンオイルを交換しないまま使用し続けると燃費が悪くなったり、突然車が動かなくなったりします。
また、タイヤの溝なども確認して定期的にメンテナンスが必要です。
タイヤが擦り減って溝がなかったり、逆に溝はあるけどタイヤのゴムが劣化したり固着してしまっているケースも考えられます。
特に雨天時など、道路が滑りやすい状態だと、ブレーキが効かず、車や壁に衝突する事故にも繋がるため危険です。
低年式で走行距離が少ない中古車は、十分にメンテナンスがされていない可能性が高いため注意してください。
メーター改ざんされている可能性も
低年式で走行距離が少ない中古車は、メーターが改ざんされている可能性があるため危険です。
走行距離が少ない車は、メーターの改ざんや交換などをしている可能性もあります。
走行距離のメーター改ざんとは販売店が走行距離を偽り販売している車です。
例えば、販売している車の走行距離が3万キロと表示されていますが、実際は20万キロ以上走行した車の可能性もあります。
悪質な販売店では走行距離を偽り、中古車を販売しているとこもあるので注意が必要です。
走行距離のメーターが改ざんされた車は安値で販売されているケースがあります。
例えば、初心者は掘り出し物と思い、メーターが改ざんされた中古車に気づかず購入すると、納車後に故障して多額の修理代を支払う可能性が高いです。
走行距離のメーターが極端に少ない中古車はメーターが改ざんされている可能性があるため注意してください。
正しい見分け方のポイントはこちらの記事でまとめてあるので参考にしてください。
程度の良い低年式の中古車を購入するには
低年式で走行距離が少ない中古車の危険な理由について解説してきました。
ここでは程度の良い年式の中古車を購入する方法を紹介していきます。
程度の良い低年式の中古車を購入する方法は下記の通りです。
初心者は程度の良い車がわからない方も多いと思いますので、中古車を購入する際には参考にしてください。
平均的な走行距離の車を選ぶ
程度の良い低年式の中古車を購入するには平均的な走行距離を選ぶようにしましょう。
年式と走行距離とのバランスを確認するのがおすすめ。
例えば、走行距離は年間8,000から1万キロが平均的と言われています。
年式が5年であれば5万キロ、10年落ちなら10万キロ前後が妥当です。
「距離が少ないから買いだ」とならず、年式相応の走行距離で走っている中古車を選ぶのがおすすめです。
納車前の整備をしっかりしてもらう
程度の良い低年式の中古車を購入するには納車前の整備をしっかりしてもらうのが大切です。
納車前に整備があるかないかで大きく変わってきます。
販売店によって整備してくれるところとしてくれないところもあるので、あらかじめ確認してください。
また、納車前の整備があるならどこまで整備をしてくれるか確認も必要です。
どこまで整備してくれるかによっても納車後の車の状態も異なります。
例えば、ただ単にオイル交換のみの場合だと、エンジンや電装機器の整備はないため、納車後トラブルが起きる可能性もあります。
販売店によっては整備したところの証明書をもらえるため、事前に確認しておきましょう。
納車前にしっかりと整備して貰えば、納車後のエンジンなどが故障する恐れもありません。
そのため、中古車を購入する販売店にあらかじめ整備がしてくれるか確認してください。
メーター改ざんや修復歴の確認をする
程度の良い年式の中古車を購入するには、メーター改ざんや修復歴の確認が大切です。
見た目ではわからないため、鑑定書などをチェックするのがおすすめ。
また、修復歴の確認も重要です。
修復歴がある車とは、車に大切な骨格が曲がったり、損傷したりした箇所の交換や修理をした車になります。
修復歴がある車の主な原因は事故です。
修復歴がある車は値段が比較的安いですが、ハンドルが利かなかったり、ブレーキの効きが悪かったりします。
軽度の修復歴であれば走行に問題はありませんが、重度の修復歴だと車のフレーム(骨組み)や電装機器にも異常があるかもしれません。
確認するときは修復歴があるのか、あったらどこを修復したのか、しっかりと修理したのか確認する必要があります。
販売店によっては修復歴がある車の修復箇所と修理した証明して貰えるため、あらかじめ確認してください。
故障の際の修理保証やレッカーサービスはあるのか確認する
程度の良い年式の中古車を購入するには、故障した際の修理保証やレッカーサービスはあるのか確認が必要です。
きちんと整備しても平均的な走行距離でも中古車であれば、故障するかもしれません。
中古車を購入する際には、万が一故障したときの修理保証があるかないかで大きく変わってきます。
中古車は新車とは異なり、故障する可能性が高いです。
故障した際に修理保証があれば修理代が安くなったり、無料だったりします。
保証がないと修理代は全て自腹で支払わなければなりません。
そのため、中古車を購入する際には修理保証があるかをあらかじめ販売店に確認する必要があります。
保証があるかどうかだけでなく、保証の内容も充実しているかも重要です。
しっかりとした整備だけでなく、故障したときの対策を考えて購入すれば快適なカーライフが楽しめます。
そのためには、万が一のために充実した保証があるか販売店にあらかじめ確認するのが大切です。
中古車選びは現在の状態と納車後のフォローで選ぶのが大切
今回は低年式で走行距離が少ない車を選んではいけない理由について解説してきました。
低年式で走行距離が少ない車は、一見掘り出し物で魅力的かもしれません。
しかし、購入後すぐに壊れた、異音がする、突然止まったなどのトラブルをよく聞きます。
エンジンなどが故障すると高額の修理代を支払わなければなりません。
そうならない為にも走行距離だけで判断せずに慎重に選ぶのが重要です。
特に中古車を購入したことがない初心者はどんな車を選べばいいかわかりません。
「自分にどんな車が最適なの?」
「中古車を購入するときは、どこをチェックしたらいいの?」
上記のように車の選び方がわからない方など、中古車に関してなら当店になんでもご相談ください。
丁寧に説明させていただきます。
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