中古車を個人売買で購入するリスクとは?多発するトラブル事例を解説

中古車を個人売買で購入するリスクとは?多発するトラブル事例を解説

みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。

自動車を購入する場合、新車で購入するケースと中古車を購入するケースがあります。

中古車の中でも業者から購入する場合と、個人売買でも購入可能です。

個人売買の場合、一見お得に感じるケースが多いのですが、実際に利用するとトラブルに巻き込まれて失敗するケースが多いです。

では、中古車を個人売買で購入するリスクには、どのようなものがあるのでしょか?

この記事では、個人売買で多発するトラブル事例などを含め、中古車を個人売買で購入するリスクを紹介します。

タップできる目次

中古車の個人売買はリスクが大きい

中古車店などで購入する場合、自動車の売価には当然中古車店の利益となる部分が加算されています。

よって、個人売買すれば多少のマージンはあるものの、初期的には欲しい自動車が購入できると思われがちです。

ただし、実際にはお互いが売買に慣れていないこともあり、トラブルが発生する場合が多く見られます

個人売買では、明確なルールがないためにお互い暗黙の了解で手続しなければならない点も、トラブル発生の大きな要因です。

また、まったく知らない方から購入する場合、場合によっては修理しないと運転できないような自動車を購入させられるケースもあります。

この場合、中古車店で購入するよりも余計に費用がかかってしまうなどのトラブルも発生するため、注意が必要です。

中古車の個人売買で起こるトラブルとは

中古車の個人売買で発生する、主なトラブルとしては以下のような点があります。

各トラブルについて、詳しく解説します。

お金を払わないで逃げられた

個人売買で自動車の購入を検討していて購入が決定した場合、代金を支払う必要があります。

代金の支払いタイミングは個人間で決定しますが、自動車を引渡した後に代金を支払う場合があります。

この際に、代金の支払いがされずにそのまま踏み倒される可能性があるのです。

お互いが顔見知りの存在であれば、後で催促することも可能ですが、全く面識のない方と個人売買すると催促もできません。

その後、まったく連絡先が把握できずに逃げられて回収できないケースも多くあるので注意が必要です。

必要書類が揃わず名義変更できない

相手から個人売買で自動車を購入する場合、最終的には名義変更が必要となります。

自動車の名義変更は、車両の所有者を変更する場合に必ずおこなわなければなりません。

もし、名義変更しないと事故、違反を発生した場合に保険が適用されないなどのトラブルに発展するので注意してください。

自動車の名義変更を実施する際には、以下の書類などを準備しなければなりません。

  • 売り手側:車検証や印鑑証明、委任状や譲渡証など
  • 買い手側:住民票または印鑑証明など住所が確認できる書類

もし、売り手側が車検証を準備していない場合、名義変更が正しく完了できずにそのまま引き渡されるケースが多く見られます

また、自動車の名義がローン会社となっていて、ローンが残っていて書類が揃えられずに名義変更できない場合もあります。

故障や傷があった

個人売買で自動車を購入する場合、ほとんどが中古車となります。

中古車の場合、自動車の状態はそれぞれ異なるため、状態を確認してから購入しなければなりません

実車を自分の目で確認して判断する形が理想ですが、遠方に住んでいる方から購入する場合は、写真などで確認する場合も多いです。

また、相手の口頭での説明だけで判断する場合も見られますが、その場合引き渡し時に傷があったり不具合が発覚したりして、トラブルとなる場合があります。

これは、売り手側としては少しでもマイナスになるものを隠しているケースと、この程度の傷であれば問題ないと判断し、買い手側との意見の相違がある場合が考えられます。

事故車や盗難車両が販売されていた

中古車として、事故車が販売されているケースがあります。

事故車と言っても、エクステリアは修理しているため、一見すると問題ないように見えます

ただし、事故車の場合は自動車の強度が弱まっていたり、すぐに故障して修理費が余計にかかるリスクがあります。

中古車屋で購入する場合、事故車であることを明記しなければならず、容易に確認可能です。

一方で、個人売買の場合は事故車であることを隠して売買するケースが見られます。

また、最近では特に希少価値の高い自動車には中古でも非常に高い価格で販売されています。

そこで、現在は生産されていない希少価値の高い中古車の盗難被害が横行しているのです。

そして、盗難車両であることを隠して個人売買されるケースが目立っています

盗難車両を掴まされると、当然トラブルに巻き込まれてしまう形となります。

整備されていないのですぐに壊れた

個人売買では、適切に整備していない自動車であっても売買されるケースがあります。

自動車は、定期的にメンテナンスしていないと故障するリスクが高まります。

引渡し時点では走行できたとしても、適切に整備されていないと納車されるのですぐに壊れてしまうケースが多いです。

中古車の個人売買のメリット

ここまでは、中古車の個人売買におけるトラブル事例を見てきましたが、個人売買する場合にはメリットもあります。

代表的なメリットが、業者を通さないので中間マージンがない点です。

業者を通さないので中間マージンがない

自動車を個人売買する場合、販売店や買取店を通さないので手数料的は発生しません

販売店や買取店では多くマージンを取る場合があり、自動車本来の価値に対して明らかに高すぎる費用が加算されている場合があるのです。

個人売買の場合、例えば面識がある人同士で取引すれば、非常に安く購入できるチャンスがあります。

中古車の個人売買のデメリット

中古車を個人売買する際のデメリットとしては、以下のような点があります。

各デメリットについて、詳しく見ていきましょう。

ローンを組んで購入できない

中古車を販売店で購入する場合、高価な場合はローンを組んで購入するケースがあります。

各金融機関では、中古車に対するローンを用意しており、金利4%から10%程度で融資を受けることが可能です。

一方で、個人売買の場合は基本的には現金払いのみとなるため、ローンを組んで購入できません

また、クレジットカードなどでも支払いできないため、使用するとすればフリーローンやクレジットカードのキャッシング機能などを利用する必要があります。

この場合、金利が高くなるため実質的な負担額が高くなってしまいます。

状態が確認できない

遠方に住む人から中古車を購入する場合、状態を確認しないまま購入しなければならないケースがあります。

最近では、スマートフォンで写真や動画を手軽に撮影できるようになったので、依頼すれば状態を確認できる画像や動画によりチェックできるケースがあります。

ただし、売る側が意図的に不具合がある箇所を隠して撮影する場合もあり、過度に信用はできません。

状態を確認せず購入すると、思わぬ不具合がある自動車を掴まされる場合があるので注意してください。

修理保証がない

中古車販売店で中古車を購入する場合、修理保証を付けるのが一般的です。

中古車である以上、新車と違って納車後すぐに不具合が発生する可能性があります。

そこで、修理保証を付けておくと仮に故障しても無償で修理してもらえるため安心です。

個人売買の場合、修理保証などの仕組みは当然ないため、個人間で契約していない限りは壊れてもすべて実費で修理しなければなりません

売買に手間がかかる

中古車を個人売買する場合、買い手側として以下のような手続きが必要となります。

  • 売買契約書の締結
  • 車両の名義変更
  • 自賠責保険の名義変更
  • 車庫証明の取得
  • 任意保険の加入や切換

売買契約書では、主に以下のような内容を含めたものを売り手側と一緒になって作成しなければなりません。

  • 対象となる自動車
  • 売買代金
  • 売買代金の支払時期とその方法
  • 引渡しの時期とその方法
  • 本体代金以外の費用負担

上記手続きなどは、すべて自分でやる必要があります。

何度も経験している人であればまだしも、初めて個人売買する際には勝手がわからず手間がかかってしまいがちです。

中古車販売店で購入すれば、以上のような手続きはすべて代行してもらえるケースが多く、より手間をかけずに購入できます。

安全で安心な中古車の購入は信頼できる販売店で

中古車を個人売買する場合、中間マージンなどが発生しないので、安く購入できるチャンスがあります。

ただし、個人売買にはリスクがつきものであり、トラブルに巻き込まれる可能性もあるのです。

中古車販売店であれば、きちんとした整備や万が一の修理保証、引き渡しまでのことすべて対応してもらえるので安心です。

ミニバン専門店ラインアップでは、優良中古車を多く取り揃えており、納得の価格で販売させていただいておりますので、ぜひご利用ください。

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