みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
初めて自動車を購入したときに、後悔したと感じる人がいます。
実際に、当店ラインアップにもこれまでたくさんの相談を受けてきましたが、初めて買った自動車で後悔した人から相談を頂くことが多いです。
では、実際に初めて自動車を購入して失敗した理由には、どのようなものがあるのでしょうか?
この記事では、初めて車を購入した人が後悔したポイントと、後悔しないための車の選び方を解説します。
初めて買った車で後悔した理由とは?
初めて自動車を購入した際に、後悔したと感じる理由には以下のようなケースがあります。
各理由の詳細について、詳しく解説します。
グレードの低い車を買って後悔
初めての自動車は、まだ運転に慣れていないために事故のリスクが高まりますので、価格の低い低グレードを選ぶ方も多いです。
また、就職などで自動車を購入する場合は20代で購入するケースが大半となります。
20代の場合、収入的にまだ安定していないためにあまり高価な自動車は購入できず、ついついグレードの低い自動車を選びがちです。
グレードの低い自動車自体は悪くないものの、「安いから」だけの理由でグレードの低い自動車を買うと失敗する場合があります。
特に、低いグレードの自動車では装備などの使い勝手の部分で、買ってから後悔する場合が多いです。
例えば、電動ドアの有無、安全装備、ナビ類の機能の違い、内外装の違いなどはグレードによって顕著であり、運転に慣れていないからこそ欲しい装備がある場合があります。
低いグレードの自動車では、欲しい機能が得られずに結果として後悔したと感じる場合があるのです。
例えるなら、スマートフォンの機種選びに似たようなところも多いのがクルマ選びです。
「友達との連絡が出来れば十分で買ったんだけど、画質の良いカメラもあった方が良いな」とか、「SIMフリーの方が良かったな」とか、買ってから変えることのできない部分で後悔している人は多いです。
車に例えると、後から変えられない装備や、日常の快適さが向上する機能、今後快適に乗れるかに関係してくるであろう、
- ナビの機能や大きさ(Bluetooth、TV画質、ミラーリング、画面のインチ数、音質調整機能等)
- パワースライドドアの装備状況
- サンルーフの有無
- リアオートエアコンなどの快適装備
- シートポジション調整機能(ハンドルの前後奥行調整機能、シートの座面上下調整機能など)
- ボディカラー(不人気色は価格が安い)
- 車そのものの状態(内外装や機関面が粗悪なもの)
このような部分で、安いものを買った結果、満足できないといったことは多いです。
ナビ機能であれば、お値段はかかりますが後から変えられるものが多いです。
しかし、パワースライドドアやサンルーフ、リアオートエアコン、シートポジション調整機能などは、あとから変えることが出来ないので、その装備のまま乗り続けることになります。
実はこれが不満が貯まる原因になっている人は多いです。
燃費の悪い車を買って後悔
初めて自動車を購入する場合、どうしても車体価格や欲しいグレードばかりに注目してランニングコストを意識しない人が多いです。
実際に自動車を保有すると、各種税金や保険料、メンテナンス費用とともにガソリンなどの燃料費も考える必要があります。
昨今、燃料費は高騰を続けており、大きな負担となってしまいます。
自動車の世界では、ハイブリッド車が当たり前になりつつあり、電気自動車の普及もあります。
自動車の場合、スポーツカーのように見た目を重視すると排気量が多く燃費の悪い自動車が選択肢となってしまいます。
燃費の悪い自動車を選ぶと、当然燃料費で苦しまなければならなくなります。
電気自動車は燃費は良いと思いがちですが、こちらも高騰している電気代そのものの負担が大きく増えますし、燃料電池自体の持ちも5万キロくらいで性能ダウンしてしまうことが多いようです。
想像した維持費ではないことに乗ってから気付いてしまった場合、結果として自動車に乗る機会が減って後悔したと感じてしまいます。
中古車市場では、ハイブリッド車の価格高騰もあるため、一概に燃費の良い車がコスパが良い買い物とは言えないのですが、維持費も含めた車種検討をしていくことで、実際に所有してからの相違が無くなるため、トータルコストを抑えたい方は維持費も含めたトータルコストで考えるべきです。
維持費を考えずに買って後悔
先に解説したとおり、初めて自動車を購入する際には、車両価格や欲しい車ばかりに注目してしまいがちです。
ただし、実際には燃料費以外にも各種税金や保険、車検費用、消耗品費などがかかってしまいます。
自動車保有時に主にかかる費用と相場は、概ね以下のとおりです。
軽自動車 | コンパクトカー | ミドルサイズミニバン | |
---|---|---|---|
自動車税 | ¥10,800 | ¥29,500 | ¥39,500 |
自動車重量税(2年に1回) | ¥6,600 | ¥24,600 | ¥32,800 |
自賠責保険料(2年に1回) | ¥17,540 | ¥17,650 | ¥17,650 |
任意保険料 | ¥80,000 | ¥85,000 | ¥90,000 |
車検点検・整備代(平均目安) | ¥25,000 | ¥30,000 | ¥30,000 |
オイル交換等費用(年3回) | ¥15,000 | ¥18,000 | ¥20,000 |
1万キロ走行時ガソリン代 (軽14km/l、コンパクト14km/l、ミニバン10㎞/l) | ¥114,285 | ¥114,285 | ¥160,000 |
駐車場代(月8000円の場合) | ¥96,000 | ¥96,000 | ¥96,000 |
月平均 | ¥28,388 | ¥31,575 | ¥37,143 |
自動車のサイズによって異なるものの、ガソリン代も含めて毎月30,000円から40,000円程度は見込んでおく必要があります。
また、タイヤやブレーキパッドなどは2.5~5万キロに1回ほど交換が必要です。
タイヤはサイズや銘柄にもよりますが4本で、4~8万円。
ブレーキパッドは4輪分で、2~3万円程度を見ておくと良いでしょう。
軽自動車を買って後悔
先に自動車の維持費について解説しましたが、軽自動車の場合は自動車税や自動車重量税などが普通車よりも安いため、購入する際に有力な選択肢となります。
ただし、維持費が安いという理由だけで軽自動車を購入すると、実際に乗車すると狭さを感じがちで、またエンジンのパワーが弱いと感じがちです。
燃費もコンパクトカーと大差がないことも多く、維持費が安いというのが最大のメリットというわけでもないのが軽自動車です。
最近だと、維持費よりも乗り回しやすさで選ばれることも多いです。
実際の維持費は、ミニバンクラスと比較して1万円くらいの差となるため、個人差もありますが「それくらいしか変わらないんだね」という方も多いです。
「少しでも安く」という方や、「乗り回しやすさ」なら軽自動車も良いですが、安全性能や燃費も含めて考えるのであれば、普通自動車も選択肢に入れて良いと思います。
また、購入した時点では問題ないものの、家族が増えた場合に人数も多く乗せられないため、結果として普通自動車のサイズに買い替えなければならないなどの事態に陥りがちです。
他にも、かつては軽自動車は普通車との価格差が大きかったものの、安全性能や快適装備の向上などによって価格差が徐々になくなっており、オプション次第では普通車よりも高いケースが増えてきました。
あえて軽自動車を購入するメリットがない状況において、あえて軽自動車を選定して失敗するケースも散見されます。
保証なし現状販売の激安中古車を買って後悔
自動車を購入する際、少しでも安い自動車を購入したいと考えていると、思わぬ落とし穴にはまってしまいます。
とにかく値段しか眼中になく、激安車両を購入したものの、保証が付いておらず購入してすぐに故障してしまう場合があります。
故障した旨を販売店に伝えても、現状販売であるとの理由で売りっぱなしにされ、何十万も修理費用がかかったため廃車にせざるを得ないなどの事例も見られます。
保証が付いていない、または保証が付けられないような車は、故障率が異常に高くリスクが高すぎる買い方になってしまいます。
保証が付けられないということは、保証会社が提携してくれないような会社です。
もし保証会社と提携できても、壊れやすい車を販売しているところは保証料が高いため、相場から大きく逸脱した保証料を支払わなければいけません。
新車を買って後悔
自動車を購入する場合、必ずしも新車を購入する必要はありません。
まだ運転に慣れていない状況であれば、ぶつけるリスクなどを考えれば中古車を選定するのも一つの方法です。
実際に、新車を購入したものの、すぐにぶつけて後悔したという事例も少なくありません。
中古車でも、納車後すぐにぶつけてしまうのはありがちですが、新車と比べて「金銭的・精神的ダメージ」は少なく済みます。
また、長く乗るだろうと考えて新車を購入したものの、使用用途が変わってしまったり、すぐに飽きてしまい売却することになったりしたら、大きく値下がりしてしまって想像以上のトータルコストになり損をしたというケースもあります。
初めて車を買う初心者が後悔しないための選び方とは
初めて自動車を購入する際に、初心者が後悔しないためには以下のような点に注意が必要です。
各選び方について、詳しく解説します。
新車か中古車かをきちんと考える
初めての自動車選びにおいて、大きな分かれ道となるのが新車を選ぶか中古車を選ぶかがあります。
新車の場合、当然車体のコンディションはよく安全機能など最新装備を装着できるメリットがあります。
一方で、どうしても費用が高くなってしまい、また慣らし運転しなければならないなどのデメリットもあるのです。
中古車の場合、新車と比較して安く購入できるメリットがあり、もしぶつけてしまった場合でも精神的なダメージが新車よりも少ないメリットがあります。
一方で、中古車の場合は個別の車体によってコンディションは千差万別であり、中にはメンテナンスをろくにおこなっていないため、購入してすぐに故障するリスクもあるので要注意です。
それぞれのメリットやデメリットをしっかり把握して、自分にとってどちらが最適かを考えて購入する必要があります。
また、高年式の車でない限り、グレードごとの金額の差は少ないです。
そのため、後から変えられない装備(パワースライドドア等)や、お金と手間のかかる装備(ナビやオーディオ等)は、自分のお気に入りのものが付いている車を選ぶことで、長く乗り続けられる原動力にもなるので、この辺りもよく考えてクルマ選びをしていくと後悔しないでしょう。
車に乗る上で何にお金がかかるか調べておく
自動車を購入する際には、当然諸費用が発生します。
また、購入後も先に解説した維持費がかかるため、それを見越して購入する必要があります。
以上から、自動車を購入、維持するためにかかる費用を棚卸して、本当に維持できるかをしっかりと検討してください。
いかに、身の丈に合った自動車を選べるかがポイントとなり、場合によっては普通車ではなく軽自動車を選択するなどの検討も必要となります。
予算や支払い方法をシュミレーションしておく
特に新車の購入を検討している場合、初期的に多くの費用が必要です。
もちろん、一括払いする必要はなく、ローンや残価設定型クレジットを組んで返済する方法もありますが、当然毎月の返済が必要となり、総支払額も大きな差になります。
支払いは現金なのかローンなのかによって、返済計画が大きく異なりますので、自分に合った方法とトータルコストのバランスを考えて購入しましょう。
予算はどれくらいを見込むのか、現金ならいくらまで支払えるのか、そしてローンなら月々いくらまでなどシュミレーションしておくことが重要です。
お店選びも車と同様に大切
自動車選びにおいて、自動車のコンディションばかりを気にしがちですが、しっかりした販売店で購入することも重要です。
例えば、中古車を購入する際には保証の有無により、購入後に車が故障した際に大きく対応が異なります。
なるべく長く保証してくれる販売店で購入するのが良いでしょう。
また、初めての自動車選びでは何かと不安を覚えることが多いですが、親身に相談に乗ってくれる販売店を選ぶと、後で役に立つ場合があります。
まとめ
初めて自動車を購入する際に、目の前の状況だけで購入してしまうと、購入後に後悔してしまうケースが多いです。
- 購入後も満足して乗り続けられる車か?
- 維持費よりもトータルコストを意識したクルマ選び
- 維持費以上に違う「軽自動車・普通自動車・新車・中古車のメリットデメリット」
- 中古車は、状態の良い車、手厚い保証付きを選ぶことでトータルコストを下げられる
今回紹介したようなポイントに注意して、後悔しないクルマ選びをおこなえるかが重要になります。
当店ラインアップでは、初めての自動車選びも適切にサポートさせていただきますので、もし中古車購入でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
見極め方から、車種選びまで、お客様のご希望に合ったアドバイスをさせて頂きます。
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