みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
アイシスは、トヨタから販売されているミニバンです。
3列シートの7人乗りとなっており、高い乗降性と自在な室内空間が人気を集めています。
そんなアイシスですが、購入を検討するうえで故障や弱点などが気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、アイシスの弱点や故障箇所について徹底調査しました。
あわせて、安心して購入するためのポイントについてもまとめています。
ぜひ参考にして、アイシスの購入判断に役立ててください。
アイシスで気をつけるべき弱点や故障箇所
アイシスの購入を考えているなら、以下の弱点や故障個所について確認しておきましょう。
それぞれの詳細について、詳しく解説していきます。
燃料装置の不具合(リコール)
アイシスでは、一部の車両に燃料装置の不具合が確認されています。
原動機の燃料配管(デリバリーパイプ)に不具合があり、2009年5月13日~2009年9月28日に製作された計3067台が対象です。
不具合の内容は「燃圧センサーの締結用工具が不適切」なことが関係しています。
周辺部品と干渉し締結力が不足しているため、燃料臭がしたり燃料漏れが起きたりする点に注意しましょう。
リコール対象であるため、対象車の場合は修理代金はかかりません。
トヨタのお客様相談センターへ問い合わせれば、どのようにすればいいかを教えてもらえます。
オルタネーターの不具合
アイシスは、オルタネーターの不具合についても報告されています。
オルタネーターは車の電気系統に関連する部分で、ヘッドライトが暗くなったりメーターパネルのライトが消えたりするのが代表的な故障例です。
その他にも、エアコンやオーディオなどの動作が止まってしまう可能性も考えられるでしょう。
運転については、ブレーキペダルやステアリングが重くなる症状が出ることもあります。
そのまま放置するのは大変危険ですので、少しでも違和感を感じたらすぐにディーラーや修理店で相談しましょう。
なおオルタネーターの交換費用は、部品代・工賃を合わせて6万円~10万円程度の費用が掛かります。
ラジエーターからの水漏れ
車の真下から水漏れが確認できる場合は、ラジエーターの故障・劣化が考えられます。
ラジエーターの主な役割は、車のエンジンを冷却することです。
エンジンが高温になるのを防ぐことで、車のオーバーヒートを防止してくれます。
ラジエーターから水漏れしてしまうと冷却水が上手く循環せず、最悪の場合にはエンジンの故障につながってしまうでしょう。
故障箇所については、ラジエーター本体・ラジエーターホース・ヒーターホースなどさまざまです。
そのまま放置するのは危険ですので、修理業者に持ち込んで、どこが故障しているかは必ず特定しましょう。
修理代については、本体を交換する場合、3~8万円程度が相場です。
CVT不具合
CVTの不具合が起きると、走行中の振動や異音が気になるようになります。
上手く加速しない症状も出るようになり、最終的に走行できなくなってしまう点には注意が必要です。
エンジンの回転が空回りするような感じや上り坂で車が進まないなどが気になるなら、そのまま車を走らせるのはやめましょう。
CVTの修理費用は、他の部品を修理するのと比べて高額です。
安くても、30万円程度の修理代がかかることを想定しておきましょう。
後悔せずにアイシスを購入するには
後悔せずにアイシスを購入するためには、以下3つのポイントをチェックしましょう。
上記を確認しておけば、アイシス購入時のトラブルも回避できます。
購入前に外内装や機関面を要チェック
アイシスを購入する前は、必ず外内装や機関面をチェックするようにしましょう。
外内装に問題があると、車の状態が悪いと考えられます。
まずはサビや傷などが目立っていないかを確認してみましょう。
また、機関面について確認しておくのも大切です。
エンジンから異音がしたり、うまく加速しなかったりなどが確認できる場合は、購入後すぐに修理しなければならない可能性もあります。
アイシスに限らず、車の購入前に試乗ができるなら、必ずしておくべきです。
中古車を購入する際のチェックポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【必須】修理保証がついてる車を購入する
中古車のアイシスを購入する以上、年式や距離に関係なく故障のリスクはついて回ります。
そのため、修理保証がついている車を購入するのは必須です。
修理保証が付いていない場合、何か故障が発生してもすべて自己負担しなければなりません。
故障の内容によっては、数十万円の費用が掛かることもあるでしょう。
修理対応してもらえる走行距離や期間などとあわせて、どこまでが保証範囲になっているかの確認は忘れないようにしてください。
自動車鑑定書を確認する
中古車のアイシスを買う際は、自動車鑑定書を必ず確認しておきましょう。
自動車鑑定書は、NPO法人日本自動車鑑定協会の査定士が「第三者目線」で鑑定・発行するものです。
そのため、車の状態に嘘偽りがありません。
車の状態を保証してもらえるため、安心して購入できるでしょう。
また、自動車鑑定書はすべての車についているわけではありません。
あくまでも販売業者が依頼し、鑑定・発行するものです。
逆にいうと、自動車鑑定書がない車は、何かしらの不具合を隠している可能性があります。
もし自動車鑑定書がない場合はその車の購入を見送り、販売業者の変更も検討してみましょう。
アイシスについてよくある質問
アイシスに関するよくある質問として、以下の2つを紹介します。
上記の疑問を解消しておけば、アイシスが自分に合うかどうかも判断しやすいです。
アイシスってどんな車なの?
アイシスは、2004年に発売されたトヨタのコンパクトミニバンです。
実際に乗っている人からは、以下の点が評価されていました。
- 左側センターピラーレスドアが便利
- シートアレンジが豊富
- 走行性能はスポーティー
見た目のデザインはもちろん、実用性の高さが評価されているため、ファミリーカーとしても最適です。
特に子育て世代であれば、非常に活用しやすい車種の一つといえるでしょう。
アイシスに付いて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
アイシスの寿命は?20万キロは乗れる?
結論、アイシスの寿命は決して短くありません。
定期的にメンテナンスをすれば、10万キロ・20万キロは普通に乗り続けられます。
車種は異なりますが、タクシーや運送に使われるワゴン車などは、20万キロを超えているものも多いです。
アイシスに長く乗り続けたいのであれば、鑑定書・保証が付いた状態の良い車を購入しましょう。
購入時に車両の状態が良ければ、長く乗り続けられる可能性も高まります。
まとめ
今回はアイシスの故障や不具合の例について解説しました。
アイシスはいくつかの故障・不具合が報告されています。
しかし、車を購入する以上、故障が全くないということはありません。
そのため、そこまで気にする必要はないといえるでしょう。
もしアイシスの購入を検討しているなら、一度車両販売店に相談してみるのがおすすめです。
弊社ラインアップは埼玉県のミニバン中古車専門店として、数多くの相談・販売を行ってきました。
アイシスに限らず、ミニバンの購入に悩んでいるのであれば、ぜひ一度お問い合わせください。
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