中古車に任意保険は必要?入らないとどうなるかデメリットを解説

みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。

中古車を購入する際、任意保険が必要かどうか悩む人は少なくありません。

実際にこの記事を読んでいる人も、加入すべきかどうか判断できずにいるのではないでしょうか。

結論から言えば、任意保険には加入しておくべきです。

万が一のトラブルに対応できるため、安心して車に乗り続けられます。

本記事では、中古車に任意保険が必要な理由や、加入しなかった際のデメリットをまとめました。

ぜひ参考にしてください。

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自動車保険は自賠責保険と任意保険の2種類

自動車保険には、自賠責保険と任意保険の2種類があります。

それぞれの保険の詳細について、まずは下記を理解しておきましょう。

各保険の内容について、詳しく解説していきます。

自賠責保険は強制保険

自賠責保険は、車両の所有者が必ず加入することになる保険です。

車はもちろん、バイクや原動機付自転車の加入も必須となります。

保証範囲は対人のみとなっており、交通事故で相手をケガ・死亡させてしまったときに適用される保険です。

運転者自身のケガや車両の修理代などは適用対象外となるため、注意しましょう。

保険金の限度額は死亡の場合3,000万円、ケガの場合は120万円に設定されています。

しかし、実際に限度額の上限で支払いきれるケースはほとんどありません。

そのため、基本的には任意保険に加入することが必要になります。

任意保険はユーザーで判断して加入

任意保険は、ユーザー自身の判断で加入する車両保険です。

加入しない選択肢もありますが、約90%の車両が契約しているため、基本的には加入するものと考えておきましょう。

自賠責保険との大きな違いは、物に対しての保険がかけられる点です。

例えば家の塀にぶつけてしまったり、車同士が事故を起こしてしまったりした際に活用できます。

料金については年間走行距離や年齢・車種・保険等級などによって異なるため、一律ではありません。

加えて提供会社・プランもさまざまなため、しっかりと比較・見積もりをしてから契約することが大切です。

その他、弁護士特約をはじめとしたオプションの契約ができるのも、任意保険の大きな特徴といえるでしょう。

任意保険に入らないとどうなる?デメリットとは?

任意保険に加入しない場合、以下2つのデメリットが考えられます。

上記のデメリットがあることで、重大なトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。

それぞれの内容を確認して、任意保険への加入判断に役立ててください。

対人以外は補償されない

任意保険に加入していない場合、対人以外の保証は一切ありません。

自賠責保険(強制保険)の場合は、あくまでも対人保障のみを提供しています。

対物に関しては適用外となるため、車の故障や塀・建物を破損させてしまったときは全額自己負担です。

破損被害が大きいと高額な請求になることを考えると、任意保険への加入は必須といえるでしょう。

もちろん自分の車の修理代に関しても、一切補填されません。

上記のことから、対物に関する金額面のデメリットは非常に大きいといえます。

対人でも自賠責での補償金以上は負担になる

自賠責保険(強制保険)では対人保険を提供しているものの、補償金以上の金額は自分で負担しなければなりません。

相手をケガさせてしまった場合は120万円、死亡させてしまった場合は3,000万円まで補償されるものの、実際にその金額内で収まることは稀です。

そのため、基本的には自賠責保険だけで賄うのは難しいと考えておきましょう。

任意保険に加入すれば、契約するプランによって上限なしの保証を受けられます。

あくまでも保険であることを理解しておけば、任意保険の出費はそこまでデメリットになりません。

むしろ加入していないときに何かあった際の負担が大きくなるため、任意保険の契約は必須といえるでしょう。

任意保険に加入するメリット

任意保険への加入を考えているなら、以下4つのメリットについても必ず確認しておきましょう。

それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。

万が一の事故に備えられる

任意保険に加入しておく最大のメリットとして、万が一の事故に備えられることがあげられます。

保険に加入していれば対人・対物のどちらも保証してもらえるため、何かあったとしても対応してもらえるのはメリットです。

また、自賠責保険では対応してもらえない範囲まで保証してもらえるのも任意保険に加入するメリットとなります。

自分の車を修理する費用はもちろん、プランによっては自分のケガまで対応してもらえるため安心です。

もらい事故についても、いつ発生するかわかりません。

どのような場面でも保証してもらえるよう、任意保険には加入しておきましょう。

他人の車を借りても補償される

自賠責保険は、車両所有者本人事故しか対応してもらえません。

対して任意保険は、他人の車を借りても保証してもらえる「他社運転特約」がほとんどのプランに付帯しています。

たとえば旅行の際、現地の友人知人に車を借りたときや、親戚一同で外出した際に一つの車で移動したときなどに活用できるでしょう。

本来、他人の車を借りて事故を起こした場合は全額自己負担となってしまいます。

このような場合にも対応してもらえるプランが提供されているのは、任意保険ならではのメリットの一つです。

ロードサービスなどのオプションも付帯されている

任意保険は、ロードサービスをはじめとした各種オプションが付帯されていることが多いです。

事故を起こしてしまった際にレッカーを手配したり、宿泊先を探したりしなくて良いのは、大きなメリットとなるでしょう。

なお、提供されているオプションは加入する保険会社によって異なります。

無料で利用できるオプションに何があるのか、有料の場合は何を付帯するのかを慎重に判断して、自分に合った任意保険を契約しましょう。

自動車以外でも利用できる

契約する任意保険によっては、自動車運転中以外の事故でも利用できることがあります。

たとえば歩行中に事故に遭ったときや、子どもがケガしてしまったときなど、傷害保険のような使い方ができるプランも多いです。

まずは契約する前に、どのような内容で保険を受けられるか確認しておきましょう。

そのうえで料金やプランなど、任意保険をしっかりと比較することが大切です。

任意保険に入っていない割合は?入らない理由

損害保険料率算出機構が発表している数値によると、2022年度の任意保険加入割合は88.7%と発表されています。

そのため、加入していないほうがレアケースといえるでしょう。

とはいえ、任意保険に入っていない人にも何かしらの理由があります。

それぞれの具体的な内容について、詳しく見ていきましょう。

任意保険の存在を知らない

任意保険に加入しない理由の一つに、そもそも存在を知らないといった内容があげられます。

初めて車を購入する人は特に存在を知らない人が多く、自賠責保険=任意保険と勘違いしている人も多いです。

また、車を買えば自動で任意保険に加入することになると勘違いしている人も少なくありません。

上記のことから任意保険への加入が漏れ、結果として未加入の状態となってしまうのです。

周囲に車の所持者が少ない人や、あまり知識を持ち合わせていない人は十分に注意しましょう。

お金がもったいなくて入らない

任意保険にかけるお金がもったいなくて入らないというのも、任意保険に加入しない理由の一つです。

お金がもったいないと考えている人は、自分は事故を起こさないといった自信を持ち合わせている傾向にあります。

自信がある人は毎月の出費を抑えるために保険料がもったいないと考え、結果任意保険へ加入しません。

しかし、あくまでも保険は保険です。

いつ何が起こるかわからないからこそ、自分だけでなく被害者のために保険へしっかりと加入しておきましょう。

ローンの返済が大変で入れない

車の購入は、決して安いものではありません。

ローンで購入する場合は、毎月の出費額も増えてしまうでしょう。

この出費が増えることが影響して、任意保険までお金が回らないといった人は多いです。

ローンでカツカツになると、どうしても減らせる必要を減らしたいと考えてしまいます。

しかし、任意保険を削って節約するのは絶対にやめましょう。

事故が起きた際の出費は非常に大きく、結果として高くついてしまう可能性が高いです。

保険ではなく他の部分の出費を見直して、任意保険には必ず加入するようにしてください。

任意保険に入ってない人へ対処する加入するべきオプション

仮に事故に巻き込まれてしまった際、相手が任意保険に入っていなかったというケースはまれにあります。

そんなときに活用できるオプションとして、以下の2つを見ていきましょう。

それぞれの特約について、詳しく解説します。

弁護士特約

弁護士特約とは、事故の被害に遭った際に賠償請求を弁護士へ委任する際にかかる弁護士費用および法律相談費用等を補償する特約です。

任意保険に加入していても、自分に非がない場合は保険会社による示談交渉を行えません。

そのため、弁護士特約がない場合は自分で対応するもしくは弁護士に別途依頼するの2つの方法で対処する必要があります。

この時に発生する費用は高額であるため、弁護士特約があると安心です。

弁護士費用特約の保険金は、上限300万円程度に設定されています。

依頼にかかる費用は10~30万円+示談金の10%程度となることが多いため、特約で十分賄えるでしょう。

無保険特約

無保険特約は、相手が任意保険に加入していないときに損害額に応じた保険金を支払ってもらえる特約です。

ケガや後遺症・死亡事故の際は、高額な費用を請求することとなります。

数千万円単位になることもあり、保険に加入していない人からの支払いは現実的ではありません。

無保険特約に加入していれば、加害者の代わりに保険会社が補填してくれます。

基本料金に含まれているか、別途契約が必要かは保険会社によって異なるため、必ず確認しておきましょう。

中古車購入時には保険の他に修理保証も重要

中古車購入時には、保険のほかに修理保証が重要なことも理解しておきましょう。

自賠責保険・任意保険は、あくまでも事故にしか使用できません。

故障の際は自分で費用を負担し、修理する必要があります。

中古車である以上、事故以外で故障につながってしまうケースは十分考えられるでしょう。

そのため、購入する際は修理保証つきの車を選ぶのがおすすめです。

また、販売店によって修理内容が異なる点も必ず確認しておきましょう。

自分の求める条件に合った修理保証を提供していれば、中古車でも安心して乗り続けられます。

まとめ

今回は中古車で任意保険に入るべきかどうか、メリットやデメリットを解説しました。

結論、任意保険に入らない選択肢をとることはほとんどありません。

実際、9割以上の車両が任意保険に加入しています。

車に乗る以上、任意保険への加入はドライバーの義務といっても過言ではないでしょう。

本記事の内容を参考に、自分に合った任意保険を探して加入するようにしてください。

当店では、車両購入と合わせて任意保険の加入も行えますので、ぜひご相談ください。

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