大型ミニバンの中で、高い人気を誇るのが日産のエルグランドです。
2列目以降がとても広く、ゆったりと過ごせる環境が整っているので長時間のドライブでも疲れにくい特徴があります。
また、ラグジュアリー感があるエルグランドは、高級ミニバンの代名詞ともなっています。
エルグランドの中でも、特にE52型に人気が集まっていますが、その中でどのグレードが人気となっているのでしょうか。
本記事では、E52型エルグランドの中で人気を集めている4グレードを中心に、各グレードの違いなどを徹底解説します。
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E52エルグランド(2.5L)のグレード一覧
E52エルグランドは、2010年に登場したエルグランドとしては3代目に該当するモデルです。
2024年現在でも現行モデルとして君臨しており、ロングセラーを続けていることで知られています。
E52エルグランドのエンジンは、VQ35DE 3.5リッター V6とQR25DE 2.5リッター 直4が存在します。
2.5リッターの7つのグレードをまとめると、以下のようになります。
- ハイウェイスター
- ハイウェイスターアーバンクロム
- ハイウェイスターブラックレザー
- ライダー
- 250XG
- ハイスタアーバンクロムブラックレザー
- ライダーブラックライン
各グレードの年式別のスペック等は、以下となります。
エルグランドは、迫力のある外観と充実した快適装備が魅力的な日本最上級のミニバンであり、2.5リッターで手軽なサイズ感が魅力的です。
実用性だけ見ると他のミニバンに劣るところもありますが、それでも選ばれる魅力があります。
本記事では、特に売れ筋となっている4グレードについて深堀して解説します。
E52エルグランドの人気4グレード解説
E52エルグランドの中でも、特に人気の高いグレードとして、以下が挙げられます。
いずれも、上位グレードに位置付けられており、ハイウェイスターとライダーそれぞれにユーザーを引き付ける魅力があります。
各グレードの魅力的なポイントについて、徹底解説します。
ハイウェイスター
ハイウェイスターは、ベーシックモデルとなる250XGに対して、以下ようなの装備が付いたグレードです。
- 18インチアルミホイール
- 専用フロントエアロバンパー
- 専用フロントグリル
特に、18インチアルミホイールはエルグランドの魅力をより引き出せる装備となっています。
年式によっては、小物を置くことができるトレイや100Vコンセント、USB端子があるので、車内空間を快適にくつろげる点が魅力的です。
後席からも使いやすい位置にカップホルダーがある点も魅力的であり、細かな配慮が随所に見られます。
2020年10月のマイナーチェンジによって、フロントグリルのデザインが一新されて、より高級感を感じさせるフロントフェイスに進化しました。
ハイウェイスターアーバンクロム
アーバンクロムはエルグランドの持つ堂々とした存在感を強調していることが特徴です。
フロントにはダーククロムグリルやダーククロムフォグランプフィニッシャーを採用しており、インテリアでは本革巻きステアリングを贅沢に使用しています。
さらに、下側に木目調パネルを装飾しているなど、細部にまでこだわりが見られます。
ほかにも、350ハイウェイスターに標準装備されている運転席ワンタッチオートスライドドアが付いているので、らくらく乗降できる点が魅力的です。
ハイウェイスターブラックレザー
ハイウェイスターブラックレザーは、専用本革であるサプラーレシートをシートに使用していて、ラグジュアリーな衣装を与えるグレードです。
また、標準モデルから以下の装備が変更されています。
- カーウイングスナビゲーションシステム
- フロント ヒーター付シート
- 運転席パワーシート
- セカンドオットマン
- セカンドシートフットレスト
- セカンドアームレスト角度調整機能
- セカンド大型ヘッドレスト
全体の雰囲気をダークトーンに整えており、落ち着いた印象を与えています。
さらに、運転席のドライビングポジションメモリーシステムなど、便利機能が装備されているグレードとしておすすめです。
ライダー
ライダーはハイウェイスターをベースとして、さらにメッキパーツが追加されており、より迫力ある外観に仕上がっている特徴があります。
圧倒的な迫力と存在感をテーマとして、ダイナミズムさを演出したエクステリアは存在感抜群です。
フロントグリルに日産のエンブレムが付いておらず、また違った雰囲気を醸し出している特徴があります。
インテリアでは白い本革シートや黒い和紙調のフィニッシャーを使用しており、個性が強いモデルです。
ハイウェイスター系では物足りない方、周りとグレードが被りたくない方にとっておすすめのグレードです。
ほかグレードの特徴一覧
先に紹介した4つのグレード以外の250XG、ハイウェイスターアーバンクロムブラックレザー、ライダーブラックラインの3モデルについても、負けず劣らずの魅力があります。
250XGはベースグレードと位置付けられており、ハイウェイスターやライダーと比較してマイルドな印象があるフロントマスクが特徴です。
E52型エルグランドでは、圧倒的にハイウェイスターに人気が集中しているため、250XGの姿を街中では見る機会は稀です。
フロントバンパーの形状は、エルグランドの兄弟車として北米で販売されているクエストとよく似ています。
ハイウェイスターアーバンクロムブラックレザーは、アーバンクロムとブラックレザーのいいとこどりのグレードとなります。
よりラグジュアリーな印象が高まっており、家族だけでなくお客様などを送迎するにも最適です。
ライダーブラックラインは、オーテックジャパンが手掛ける特別モデルとなり、ライダーにダーククロームフロントグリルやダーククロームバンパーグリル、専用エンブレムなどを装着しています。
カーウイングスナビゲーションシステムとアラウンドビューモニターもあるので、安全かつ快適にドライブできる車に仕上がっています。
E52エルグランドが人気の理由
E52エルグランドは、いわゆるLLミニバンと呼ばれるサイズが非常に大きくゆとりある広い室内空間や、高級感がある見た目が魅力となります。
LLサイズミニバンの中においても、同サイズのアルファードなどと違ってコンパクトにまとまったデザインが印象的です。
LLサイズミニバンで問題となる運転のしにくさについても、最小回転半径がほかのLLサイズミニバンと比較して小さいため、小回りが利きやすい特徴もあります。
走りについては、2.5リッターでもパワフルかつ俊敏なレスポンスで快適なドライブを楽しめます。
高級感のある外観や内装も魅力的であり、低い着座位置と包まれ感のあるインパネも特徴的です。
以上のポイントが多くのユーザーに評価されており、14年以上マイナーチェンジのみでロングセラーを続けている車種となっています。
まとめ
E52エルグランドは、誕生当初のモデルであれば10年以上経過しており、中古車であればリーズナブルな価格で手に入れることができます。
プレミアムアーバンクロムなどの上位グレードを選択すれば、ラグジュアリーな車内で快適にドライブを楽しむことができます。
また、E52エルグランドはパワフルなエンジンで走りの性能にも優れている点も魅力的です。
LLサイズミニバンでありながら運転しやすいE52エルグランドをお探しの方は、ラインアップまでお気軽にご相談ください。
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