みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
車を購入する際に、どのように資金調達するのかは重要なものです。
特に、高級車を購入する際には現金一括で購入することは難しく、ローンを組んだりして購入しなければなりません。
資金的に余裕がある場合、現金で購入できる場合もありますが、一般的に「車は現金で買うな!」と考えている人が多いです。
では、本当に車を現金で購入しない方が良いのでしょうか?
本記事では、車を現金一括で購入するメリットやデメリットなどを紹介します。
「車は現金で買うな」は、本当なのか?
「車は現金で買うな」という定説が広まったのは、堀江貴文氏の発言がきっかけです。
ホリエモンの愛称で知られる堀江氏は、YouTubeの動画で新車を現金で購入する人は情報に疎い情弱であるとの発言をおこなっています。
発言の趣旨としては、マイカーローンを組んだ方が金利が安いため、現金で購入するよりも絶対その方がいいという内容です。
特に、トヨタのサブスクやリース契約が良いと発言しており、独自目線で様々な発信をおこなっている堀江氏らしい発言と言えます。
この発言は、一時期話題になり今でも切り取り動画などを見かけるケースが多いです。
では、本当に車を現金で購入するのは無駄なのでしょうか?
ここからは、現金一括で購入するメリット・デメリットを解説していくので、ぜひ参考にしてください。
車を現金一括で買うデメリット
車を現金一括で購入する際のデメリットとして、以下が挙げられます。
各デメリットについて、詳しく解説するので現金で購入したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
一度の出費が大きい
車を購入する際に、現金一括で購入する場合は納車時に全額支払う必要があります。
車によっては数百万円の現金が必要なるので、大きな負担がかかってしまいます。
無理して現金で支払うことで、貯蓄を切り崩さなければならないケースも多いです。
将来を考えて貯めてきた貯蓄を崩すと、特に子育て世代の場合はこれからお金がかかるのに、蓄えがないと困るものです。
そこで、なるべく出費は避けたいところですが、現金一括で支払うとその後の生活が苦しくなる可能性が考えられます。
車の選択肢が狭まる
潤沢な資金がある場合を除き、通常は現金一括で支払うと予算が限られる傾向があります。
車自体は購入できるものの、手持ちの資金が限られるほどしかないとグレードや色、装備などで妥協しがちです。
もう少し資金的に余裕があれば、欲しい快適装備などを付けられるのに、現金の場合は検討から外さなければならないというお客様が多いです。
車以外の部分にお金をかけにくい
車を現金一括で購入すると、車以外の部分にお金をかけにくいデメリットもあります。
なるべく出費を抑えるために、整備や保証といった目に見えない車以外の部分にお金をかけづらくなりがちです。
特にトラブルが発生せず車を利用し続けられれば良いものの、結果的に車が故障したり事故を発生させたりして、大きな出費が必要になる場合があります。
車を現金一括で買うメリット
車を現金一括で購入するなと言われているなかで、メリットも当然存在します。
車を現金一括で購入するメリットとして、以下が挙げられます。
各メリットの詳細は、以下のとおりです。
余計な利息がかからない
車を現金一括で購入する最大のメリットとして、余計な利息がかからない点が挙げられます。
ローンを組んで購入する場合、利息がかかるのでトータルで支払う金額がどうしても増えてしまいます。
その点で、現金一括で支払えば利息が発生しないのでお得に購入できるのです。
ただし、そもそも無理して高い車を購入しないで身の丈に合った車を選択すれば、利息として大きな負担を強いられることはありません。
車の所有者になれる
車を現金一括で購入すれば、購入した車は自分名義にすることができます。
オートローンやディーラーローンで購入する場合、所有権は自分ではなくディーラーまたは信販会社名義となる場合が多いです。
車を担保にローンを組んでいる形となり、返済が滞った場合の予防策としてディーラーまたは信販会社名義としているのです。
自分以外の名義となっている場合、車を自由に売却できない一方で、現金一括の場合は自分名義とできるので制約なく売却が可能となります。
ただし、銀行系のマイカーローンなどを利用すれば、ローンを借りても車は自分名義とすることは可能です。
車の現金一括ローンでの購入どちらがおすすめ?
車を現金一括で購入するメリットとデメリットを紹介しましたが、実際に現金一括かローンどちらで購入するのがお得なのでしょうか?
ここでは、各シチュエーション別にどちらで購入するのがお得なのかについて紹介します。
貯蓄に余裕があるなら現金一括
貯蓄が潤沢にあり、今後の収入も見込める場合は、現金で購入するのがおすすめです。
資金が潤沢であれば、好きな装備を装着して、保証関連もしっかりと付けることで魅力的な車を安心して乗れる環境を整えられます。
ただし、現金一括で購入してその後の生活に少しでも不安がある場合、現金は絶対にやめた方が良いです。
出費を抑えたいならローンでの購入
出費を抑えたい場合、ローンで購入した方がお得です。
現金一括の場合、資金的に余裕があればトータルでの支払金額を抑えられます。
ただし、無理して現金一括で購入して資金的に厳しくなると、普段の生活において借入が必要になる場合もあります。
自動車ローンと比較して、フリーローンと呼ばれるものは金利が高くなりがちです。
また、クレジットカードのキャッシングを利用すると、さらに高い金利の負担が必要です。
その点で、現金一括で生活が苦しくなるのであれば、自動車ローンを組んで返済した方が出費を抑えられる可能性が高まります。
ある程度の予算はあるが妥協はしたくないなら一部ローン
ある程度のまとまった資金があるものの、すべてを現金一括で支払えない場合は一部ローンを組んで購入することも可能です。
たとえば、車本体を購入する資金があるものの、便利なオプションや保証などを付けたい場合、足りないケースがあるでしょう。
そこで、一部ローンを組むことで、希望する装備などを付けられます。
少額ローンであれば、月々の返済額を抑えられるので無理なく返済できるメリットもあります。
ある程度の予算はあるが妥協はしたくない場合、一部ローンを組むのがおすすめです。
「車は現金で買うな」よりも本当に伝えたいこと
「車は現金で買うな」という考えは、決して間違いではありません。
ただし、それよりも考慮すべきポイントとして、以下を意識して車の購入を検討してください。
各ポイントの詳細は、以下のとおりです。
そもそもその車は本当に必要なのか?
現金一括で購入者などを購入する場合、どのように資金調達するのかをよく考えなければなりません。
ただし、そもそも購入検討している車を本当に必要なのかをよく考えて購入可否を検討する必要があります。
特に、新車や新古などの高級車は特に無理して買う必要があるのかを慎重に判断することが重要です。
判断する際には、なぜ購入が必要なのか、誰のために購入するのか考えて検討するべきです。
車にステータスを求める人がいるなかで、見栄をはらずに安い車で予算を落とせば無理なく購入できる点も考慮して検討してください。
大切なのは保証や整備にしっかりお金をかける
車を購入する際には、車両価格ばかりを意識しがちななかで予算ギリギリで選ぶのは危険です。
特に、保証や整備に関する費用をカットしがちですが、事故などが発生した場合に公開しかねません。
そこで、お金をかけるべきところはかけて、しっかりした整備と万が一のための修理保証は付けるようにしましょう。
パッと見お得な残価設定型ローンは避けるべき
ローンを組む場合、残価設定型ローンも視野に入ります。
残価設定ローンとは、購入する時点で将来の下取り価格を設定し、車両価格から下取り価格を差し引いた金額に対し、ローンを組む方法です。
たとえば、400万円の車を3年後の残価250万円の残価設定型ローンで購入した場合、残価250万円を差し引いた150万円に金利をかけた金額を返済していきます。
残価設定型ローンの場合、月々の返済金額を抑えられたり、乗り換えしやすかったりするメリットがあります。
一方で、所有権はディーラーや販売店側にあるため、走行距離などに制限がかかってしまうのです。
また、自動車ローンと比較して金利が高く設定されているデメリットもあります。
残価設定は新車が安く乗れるイメージであるものの、失敗してきたケースが多いです。
リース終了後に当初設定残価に満たない場合は差額の負担が必要となり、途中解約すると違約金がかかるなどのデメリットもあるので、残価設定ローンを利用するのはなるべく避けましょう。
カーリースのデメリットについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
まとめ
車が欲しい場合、無理に現金一括で購入すると失敗する可能性があります。
特に、高級車などを購入する際に無理して預金などを崩して購入すると、その後の生活が厳しくなってしまいます。
車を購入する際には、その後の生活も考えて支払い方法を良く検討してください。
また、本当に価格が高い車を購入すべきかどうかもよく考えましょう。
ラインアップでは、手の届きやすい優良中古車を多く販売しているので、お得な車を購入したい場合はぜひご利用ください。
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