80系ノアと70ヴォクシーの違いとは?フルモデルチェンジした新旧兄弟車の違いを解説

80系ノアと70ヴォクシーの違いとは?フルモデルチェンジした新旧兄弟車の違いを解説

みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。

日本の自動車メーカーが販売している自動車の中で、兄弟車として有名なのがノアとヴォクシーです。

サイズ的に同じであるものの、デザインなどに違いがありそれぞれに個性があります。

よって、趣味嗜好によってどちらを選ぶのかを慎重に決めることが重要です。

3代目である80系ノアと、一世代前となる70系ヴォクシーを比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか?

本記事では、80系ノアと70系ヴォクシーの違いについて解説します。

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80系ノアと70ヴォクシーの新旧兄弟車の違いとは?

80系ノアと70系ヴォクシーは、販売されていた年数以外にも微妙な違いがあります。

ここでは、80系ノアと70系ヴォクシーのそれぞれの特徴を紹介します。

80系ノアの詳細

80系ノアは、ノアとしては3代目となり2014年から2021年まで販売されていたモデルです。

EMOTIONAL BOXをコンセプトに、車外からみても室内の広さがわかる力強いデザインが特徴です。

また、アンダーグリルと一体化している大型フロントグリルとヘッドランプが組み合わさって、堂々とした雰囲気があります。

2014年1月モデルのサイズは、以下のとおりです。

グレード名全長 (mm)全幅 (mm)全高 (mm)
X / G (2WD)4,6951,6951,825
X / G (4WD)
X Vパッケージ (2WD)
ハイブリッド G /ハイブリッド X
Si4,7101,730
X Vパッケージ (4WD)4,6951,6951,865

また、2017年7月モデルのサイズは以下となります。

グレード名全長 (mm)全幅 (mm)全高 (mm)
X / G (2WD)4,6951,6951,825
X / G (4WD)
ハイブリッド X / ハイブリッド G
ハイブリッドSi4,7101,735
Si (2WD)
Si (4WD)1,870

X、G、ハイブリッドX、ハイブリッドGについては、前期モデルと後期モデルを比較してサイズに変化はありません。

一方で、Siは全幅と全高が5mm増えている特徴があります。

80系ノアは低床設計となっており、操縦のしやすい点が魅力です。

全高1,800mmを超えるミニバンであるものの、低床化によって重心が低めにキープされています。

これによって、コーナーを曲がる際やブレーキングの時にも車体が傾きにくい特徴があり、スムーズに運転することが可能です。

70系ヴォクシーの詳細

70系ヴォクシーは、ヴォクシーとしては2代目に該当するモデルであり、2007年から2014年まで販売されていました。

キャッチフレーズである「父になろう」は、テレビCMでもお馴染みとなりました。

CMキャラクターは、初代後期型から続投して反町隆史さんが担当すると同時に、浅野忠信さんや布袋寅泰さんが起用されたことでも有名です。

ヴォクシーのサイズをまとめると、以下のようになります。

サイズ
全長4,595mm〜4,660mm
全幅1,695mm〜1,720mm
全高1,850mm〜1,875mm

グレードによっては、3ナンバーと5ナンバーに分かれるのが特徴です。

ZSには燃費性能を向上させるため、バルブマチック付きの新開発エンジンが初めて搭載されています。

外見としては、フォグランプが内蔵された専用バンパーを採用し、重心が低くて横に広いボディが強調されている特徴があります。

インテリアパネルは、見た目や触った感触からも上質であることがわかるように、高級志向を打ち出している点も特徴的です。

80系ノアと70ヴォクシーの外観比較

80系ノアは、低床フラットフロアでスタイリッシュなデザインとなっています。

70系ヴォクシーの場合、エアロが付いていると横幅が広く3ナンバーとなります。

80系ノアの場合、エアロ付きのもデルの場合はめっきが施されているので好き嫌いが分かれてしまいがちです。

全体を比較すると、70系ヴォクシーの方が車高が高めな印象を強く受けます。

また、年式的に新しいため80系ヴォクシーの方が現代的なデザインとなっている印象が強いです。

80系ノアと70ヴォクシーの内装比較

80系ノアと70系ヴォクシーでは、外装以上に内装に大きな違いがみられます。

ここでは、内装の違いについて詳しくみていきましょう。

70系ヴォクシーの内装

70系ヴォクシーの7人乗り仕様の場合、ステップが2段となっており地面から床の高さが48.5cmと乗り降りしにい印象があります。

ただし、故障率が低いということで人気を博しています。

70系ヴォクシーの場合、回転シートを採用しているのが特徴です。

ドア側にシートを向かせて、チャイルドケアモードにすれば赤ちゃんや子どもの乗降が容易です。

後ろを向かせた場合、対面シートのレイアウトでも使用できます。

ピクニックやアウトドアに出かける際には、最適なレイアウトと言えるでしょう。

80系ノアの内装

80系ノアの場合、低床なデザインとなっておりステップは1段しかありません。

地面からの高さが37cm程度であり、10cm程度低くなっているので70系ヴォクシーと比較して子どもでも乗降しやすい特徴があります。

床が低くなっているので、室内空間も広くなっている印象があります。

シートについては、回転シートではなくロングスライドが可能なデザインに変更となっているのが特徴です。

左右のスライドも可能であり、より快適なポジションをみつけることができます。

イメージ的には、エスティマに採用されていたスーパーリラックスモードに近い使用感で快適に座ることができます。

80系・70系の荷室比較

80系ノアの場合、先代と同じくワンタッチレバーを引くことで跳ね上げる方式を採用しています。

力をかけることなく収納でき、固定する方法も簡単です。

左右に跳ね上げても、出っ張らないので収納スペースを広く確保できます。

70系ヴォクシーの場合も、同様に跳ね上げ式を採用しているものの出っ張りが目立ってしまい収納力は若干劣ります。

3列目を折り畳んだ状態のサイズを比較すると、以下となります。

70系
80系
シート間幅間口高さ
70系ヴォクシー87cm114.5cm118cm
80系ノア97cm118cm124cm

70系ヴォクシーでは、床下に収納できるスペースがあり、80系ノアでも踏襲されている形です。

また、80系ノアの方が床下の収納スペースが広くなっているのが特徴です。

ただし、深さだけで言えば70系ヴォクシーの方が若干深く設計されています。

床下収納スペースの具体的なサイズをまとめると、以下のようになります。

深さ奥行き
70系ヴォクシー24cm41cm116cm
80系ノア23cm59cm115cm

80系ノアの場合、ロングスライドで後ろに目一杯下げても床下の収納スペースから出し入れできる特徴があります。

80系に追加された機能

80系ノアの場合、新たに追加された機能としてサンシェードがあります。

2列目のドアに収納式のサンシェードが、グレードによって装備されており、特にファミリー層に人気です。

ほかにも、Xデイライトプラスならではの機能としてリアオートエアコンが挙げられます。

これにより、後列でも独立して温度調整が可能です。

80系ノアでは、メーターパネル周りが強化されている点も見逃せません。

プリクラッシュセーフティやレーンキープアシストなどの便利な機能が、ハンドル右側のボタンに集約されています。

アイドリング機能が付いており、オンオフスイッチで切り替え可能です。

80系ノアの場合、メーターパネルが運転席側に付いている特徴もあり、センターパネルには各種情報モニターが付いています。

ドリンクホルダーは、スライド式で収納庫数によって調整できる特徴もあります。

スマートキーの付いている車の場合、施錠する際にはドアノブの溝の部分をタッチし、解錠する際にはノブに振れるだけに変更されているのも特徴的です。

さらに、ワンタッチオートスライドドアが搭載されている点も大きな違いとなります。

80系ノアと70ヴォクシーの価格差

80系ノアと70系ヴォクシーは、既に生産が終了しているため、中古車として入手する必要があります。

70系ヴォクシーの場合、すでに年式が経過していることもあるので60万円から100万円程度で中古車を購入可能です。

80系ノアの場合、150万円以下であればエアロなしのモデルを購入できます。

ただし、エアロありの場合は200万円程度の費用を見込んでおくと良いでしょう。

80系ノアや70系ヴォクシーの場合、グレードによって価格が大きく異なる場合があります。

その点を踏まえて、それぞれのメリットとデメリットについて紹介するので、参考にしてください。

70系のメリット・デメリット

70系のメリットとして、故障しにくくコストパフォーマンスが高いメリットがあります。

修理代などがかかりにくく、良質な中古車が見つかりやすい点も評価できます。

また、最低限の装備が整っているのでオプションを付けることなく乗り出し可能です。

70系のデメリットは、若干古くさいデザインにみえてしまう点が挙げられます。

80系のメリット・デメリット

80系のメリットとしては、デザイン的にまだ新しいという点が挙げられます。

すでに10万Km程度経過している中古車も多いですが、最近の車に乗りたい人におすすめです。

また、低床で乗降しやすいなど使い勝手が良くなっていたり、荷室が広くなっているメリットもあります。

安全装備も充実しているので、利便性を重視したい場合にも80系がおすすめです。

一方で、まだ価格としては高い傾向にある点がデメリットとなります。

まとめ

80系ノアと70系ヴォクシーは、1世代違うだけで大きな違いがみられます。

特に、80系ノアはまだ最新の自動車と比較しても古さを感じさせず、安全機能も充実しています。

一方で、70系ヴォクシーも故障しにくく安く入手できる点が魅力的です。

ラインアップでは、基本的に100万円程度のお得な価格で購入できるミニバンを多く取り扱っています。

もし80系ノアで良質な中古車をお探しの場合、お問い合わせいただければお探しすることが可能ですので、お気軽にご相談ください。

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