【実車で比較】20系アルファードの前期と後期は何が違う?外内装を上級グレードで比較してみました!

みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。

20型アルファードは、2025年現在では2世代前の車種となります。

ただし、「VIBRANT CLARITY(活き活き・明快)」に従って生き生きしたデザインとなっており、今見ても古くささを感じません。

そんな20型アルファードには前期型と後期型が存在しますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?

本記事では、20型アルファードの前期後期の違いについて解説します。

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20系アルファード前期・後期の基本情報

まずはじめに、20型アルファードの前期・後期の基本情報を紹介します。

意外な点での違いもあるので、しっかりとチェックしておきましょう。

前期型(平成20年5月~平成23年10月)

前期型の場合、新しくても平成23年までに製造されたものが該当するため、製造時期がやや古くなるため、状態の良い中古車のタマ数が少ない傾向にあります。

具体的には、2.4Lエンジンと3.5Lエンジンのグレード展開がありエンジンパワーの違いにより走りの特性が大きく異なります。

平成20年の8月には、2.4リットルの4WDモデルが追加されました。

平成22年4月のマイナーチェンジ時には、スマートキーの色がパラースライドがないグレードを除き、シルバーからブラックに変更されています。

ちなみに、ブラックのスマートキーの方が1万円から2万円程度高価となっています。

ほかにも、移動式の灰皿が廃止されたり、ナビのマイナーチェンジなどが行われました。

また、プライムセレクションやタイプゴールドなど特別仕様車も存在するのが特徴的です。

後期型(平成23年11月~平成27年1月)

後期型の20型アルファードは、平成27年1月まで製造されていました。

これにより、製造年が新しく中古車でも比較的状態の良い個体が見つけやすい特徴があります。

ほかにも、前期型と比較した場合、エクステリア・インテリアの細部が変更されている傾向があります。

また、グレード展開に変更があってSCパッケージなど装備が充実した仕様が追加されているのが特徴です。

さらに、安全性能の進化によりパノラミックビューモニターやオートマチックハイビームなど、新機能も積極的に採用されており、より乗りやすい車に進化しました。

平成24年9月には、350Gのプレミアムシートパッケージの追加などが行われています。

前期・後期の外装デザインの違い

ここからは、より具体的に20型アルファードの前期・後期の外部デザインの違いについて解説します。

比較する対象は前期型が240SプライムセレクションⅡタイプゴールド、後期型が240Sタイプゴールドとほぼ同スペックの車種となります。

特に外見にこだわる方にとっては必見の情報が満載ですので、ぜひ参考にしてください。

フロント周りのデザイン

後期型はフロントエアロが前に出ており、全長が約2cm長くなっています。

これにより、フロントのエアロにも若干の変更が加わっており、後期型の方が若干エアロが前に出ている特徴があります。

後期型
前期型

この変更により、後期型の方がより威圧感を感じるデザインとなっているのが特徴です。

また、グリルの下部に太い1本メッキバーが追加されており、さらに横バーが3本から4本に増えています。

後期型
前期型

ヘッドライト内部のインナーカラーが黒基調になり、より迫力ある印象を与えている違いもあります。

後期型インナーブラック
前期型インナーシルバー

リア周りのデザイン

後期型
前期型

リア周りでは、後期型はガーニッシュやバックランプレンズが横に広く、迫力を強調しています。

対して、前期型はややコンパクトで穏やかなイメージがあるのが特徴です。

好みで分かれる部分となるものの、全体的に後期型の方が“押し出し感”が強い印象があります。

アルミホイールの意匠

アルミホイールはどちらも18インチが中心だが、後期型の方がスポーク数が多いデザインに変更されています。

後期型
前期型

また、前期型はクロームメッキ調、後期型は切削タイプなどグレードによって様々です。

ホイールの違いでスポーティ感や上質感の差が出るため、ホイールに着目してグレードを選ぶのも良いでしょう。

前期・後期の内装の違い

20型アルファードの場合、前期・後期ともに内装については大きな違いはありません。

一方で、グレードによって内装のデザインに大きな違いが見られます。

ここでは、引き続き前期型が240SプライムセレクションⅡタイプゴールド、後期型が240Sタイプゴールドの内装の違いを紹介します。

メーター・インパネの変更点

前期と後期で大きく異なるのが、メーターです。

前期型は赤や青を基調としたメーターが主流でしたが、後期型ではインナーデザインにあや織り風のパターンが入り、より立体的なデザインに変更されました。

また、スイッチ類の配置が変更されたり、パネル色が変更されたりしています。

エアコンについては、プラズマクラスターエアコンからナノイーエアコンなど、微妙に変化しているのが特徴です。

シートデザイン・グレード別仕様

前期型でも上級グレード(プライムセレクションやタイプゴールド)の場合、アルカンターラ調シートを採用しています。

アルカンタラシートは、どうしても毛羽立っているように見えがちであり、中古車を探す際にはよくチェックしたいポイントです。

アルカンタラシートの場合、滑りにくい特徴があり長時間乗っていても疲れにくい特徴もあります。

後期型のタイプゴールドは、ハーフレザーやゴールドドット柄など、高級感を演出するシートデザインとなっています。

グレードやオプションにより、パワーシートやコンセント装備の有無が異なるので、良くチェックしましょう。

シートアレンジについては、前期と後期で大きな違いはありません。

その他内装のポイント

木目調のカラーとしては、黒木目・茶木目・赤木目などがグレードや前期/後期で変化しています。

また、鍵(スマートキー)の色やデザインがよりゴールド感を強調する仕様に変更されているので、アルファードのラグジュアリーな印象を強調しています。

タイプゴールドの場合、キーレス連動ミラーにより自動でミラーを閉まってくれるので便利です。

さらに、エコモードボタンの追加など、微細な変更を随所で実施しているのが特徴的です。

価格相場と選び方のポイント

20型アルファードの中古車を購入する場合、価格相場が気になるものです。

また、選ぶ際にはどのようなポイントに注意すれば良いかも知っておきたいものです。

ここでは、20型アルファードの価格相場と選び方のポイントを紹介します。

前期型の価格相場

前期型の場合、既に15年近く経過している車となるので安い個体であれば100万円以下でも購入可能です。

ただし、10万キロ以下や状態の良い車を探す場合、グレード次第では100万円から130万円前後が目安となります。

年式が古いだけに、塗装やエンジンコンディションのチェックが重要です。

H3:後期型の価格相場

後期型の場合、前期型より20万円から30万円ほど高い傾向にあります。

おおむね、110万円から150万円前後で状態の良い個体をみつけることが可能です。

一方で、ハイブリッド仕様は180万円以上になる場合も多いです。

選び方のポイント

外装の迫力や内装の仕様を重視するなら後期型、予算重視なら前期型を選ぶのがおすすめです。

特有のウィークポイントとなる、塗装剥がれやオイル消費などの対策・修理履歴がある個体を狙いましょう。

実車確認や専門店での比較試乗ができると、より安心して良質な20型アルファードを選べるでしょう。

まとめ

20系アルファードの前期・後期では、デザインや機能面に細かな違いがあるものの、基本的なサイズ感や乗り心地は共通点が多いです。

中古車市場では、前期型の方が価格が安い反面、状態の良いタマ数がやや少なめな傾向にあります。

一方で、後期型はやや価格が上がるものの、見た目の迫力や最新装備を求める方に人気があります。

購入時にはウィークポイントや修理履歴をしっかり確認し、納得のいく1台を見つけてください。

ラインアップでは、優良な20型アルファードを取り扱っているで、お探しの方はお気軽にご相談ください。

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